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今回はS&W(スミス&ウェッソン)のマグナムターゲットリボルバー達、特にM29を主に取り上げようと思う。
M29/04

[マグナム]
マグナムとはワイン用の大きな容器(大瓶)からきており、それまでのカートリッジより少し大きく、火薬量を増やした弾である。
拳銃用のマグナムはまず38スペシャルをベースに、ケースを少し長くした(プライマー=雷管も大型化している)357マグナムが1935年にウィンチェスター社でS&W新型リボルバー(これが後にM27に発展する)用として開発された。
S&W製の拳銃ではM19(ステンレスはM66),M27,M28などがこの357マグナムを使う。
それから約20年、戦争をはさんだ後、景気の良くなった1955年に、更に大口径で威力も増した44マグナムが今度はレミントン社とS&Wで開発される。
そしてM29は、M27,M28と同じ(もともと44口径用)Nフレームと呼ばれるフレームを使い、これを発射できる、当時世界最強の市販拳銃として1956年に(完成は1955年らしい)に登場する。
M29は、コルト・パイソン同様、初めは長めの6.5インチ、それから4インチや8 3/8インチのバレル(銃身)のバリエーションを増やし、ステンレスのM629(これは6インチが採用された)、フルラグ(錘)バレルのクラシック、更にクラシックとは逆に軽量化の為のテーパーバレルとしたマウンテンガンなど多くのバリエーションを生む。

M29 6.5インチバレル付き。
これはタナカのガスガンで、ミッドナイトブルー仕上げのもの。
M29 6.5インチは映画「ダーティ・ハリー」で主演のクリント・イーストウッドが使ったモデル。
マイナーチェンジでいくつかの仕様があるが、これは映画の使用モデルを意識しており、マイナスドライバーで調整できるアジャスタブルサイト、ワイドハンマー,グルーブ(縦溝)入りワイドトリガーを持ち、オーバーサイズの木製グリップ(ガスガンではプラスチック)も装備している。
M29/14


NフレームでM29,M29マウンテンガン,M28を(左から順に)。
このM29はタナカ ガスガン。バレルは4インチで、サービスサイズ(フレームと同サイズ)のタナカ純正の木製プレーン(チェッカリングが無い)タイプグリップをつけている。M29マウンテンガンは、コクサイのガスガン。
表面仕上げは、ほとんど黒だが、メタルフィニッシュ。
これも4インチバレルだが、先が細くなったテーパードバレルとし、山に出かけるときなどの護身用として計量化を図っている。
グリップはパックマイヤーのグリッパータイプだが、メーカーに依頼して作ってもらったのか、それとも細かい文字までコピーしたのか、内部がガスタンクが入るので全く違うのだが、外観はよくできている。
M28はコクサイのモデルガン。これは6インチバレルをつけたもの。M28はテーパーバレルが標準である。
M28はM27の仕上げを簡略化してコストダウンした357マグナムリボルバーで、ハイウェイパトロールマンという愛称を持つ。
これはコクサイでもモデルチェンジ後の第二世代のM28。
前ユーザーが入れたのか、文字の刻印にホワイトが入っていた。
これにはホーグの実物用グリップをつけてみた。
コクサイのM28は当初MGCのデッドコピーに近かったのだが、独自設計でリアルさを増したものを‘81年に発表、この少し後にM29のデベルやサターンというカスタムモデルを作っていた。
M29/07

アングル,バリエーションを変えて、またNフレーム。
M29マウンテンガン,M28,コクサイ M29デベル,MGCのM29。
上記のM28の後、普通のM29より先に出たのが、上でも少し述べたデベル。PPC用に近いカスタムをM29に施したもの。
バレル下にねじ留めされたウエイト(錘)、ワンタッチで高さを変えられるフロントサイトを持ち、パックマイヤーのプレゼンテーションタイプ(これも本物かもしれない)を装備している。
MGCのM29は、先のコクサイM28第一世代のもとになった自社のハイウェイパトロールマンにヘビーバレル,フルサイズのシリンダーをつけて、M29に仕立てたモデル。
グリップはこれもパックマイヤーのプレゼンテーション風だが、これは国内でサードパーティーが出したものだ。
M29/06

次はタナカのペガサスシステムガスリボルバーでM29バリエーション。
左からM29クラシック6.5インチバレル付き,M29 6.5インチ,M29 4インチ,M629 PC3インチ。
クラシックはM29にフルラグ(バレル下の錘付き)バレルをつけたもの。フレームもマイナーチェンジされ、リアサイトの先端がアール形状となっている。
Nフレームはその後もモデルチェンジをしており、最近固定サイトの、本当に「クラシック」な外観のモデルも作っている。このモデルには木製(たぶんウォールナットでメーカーオプション)のオーバーサイズグリップをつけてみた。
M629はM29のステンレスモデルで、これはS&Wのパフォーマンスセンター(PC)が、両側をフラットに削った(フラットサイド)カスタムバレル3インチを付けたもの。カスタムはトリガーにストッパを付けるなど他のパーツにも及ぶ。これにはパックマイヤーのグリッパーだが、実はこれ、パイソン用を加工してつけている。
M29/05

コクサイ ガスガンのバリエーションも。
M29マウンテンガンとM629セブンショット。
7ショットはクリップを使い、通常より1発多い装弾数7発のカートリッジを装填できる。
M29/10

[混乱のナンバー]
S&Wのモデルナンバーは1957年(1955年?)に当時のモデルに全てつけたもの。
このとき、10番台はKフレーム、20番台はNフレーム、30番台はJフレームというように分類したが、以前M39(前記事)のときに述べたように後になって末尾の9がラッキナンバーなのでM39をオートに、などとしたようで、40,50番台もオートのM41やM52,M59に対しリボルバーのJフレームのM49、NフレームM57が混在、更にさっさと60番台をステンレス仕様リボルバーの型番にしたが、上記のLフレームの登場,オートの素材バリエーション展開で破綻をきたし、3桁,4桁とどんどん大きなモデルナンバーでよりわかりにくくなった。
もともと、番号振り分け時点でM19,M29のようにその番号の終わりを使っており、発展性がなくなるのは分かっていたと思うが。

[S&Wの製品構成]
S&Wは5つのフレームサイズを持つことになった。大きさはJ,K,L,N,Xの順で、現在は最も小型のJフレームでも357マグナム5連発があるので、全てに(昔はもっと小さなフレームもあったが)マグナム弾を使用するモデルが存在することになる。

左からフレームの大きい順に。
M500(Xフレーム),M29(Nフレーム),M586(Lフレーム),M19(Kフレーム),M36カスタム(Jフレーム)。
M500は現在市販最強のマグナム拳銃で、500マグナムを使用する。これは3インチバレルにマズルブレーキを装備した仕様(M500では全てマズルブレーキがつく)で、タナカのガスガン。
M586はフルラグバレル標準装備で登場したシリーズで、これは4インチバレルのマルシン製モデルガン。
M19も4インチ、タナカのガスガン。
M36は以前ここで(前記事)紹介した自作カスタム。これは3インチバレル。
M29/03

M19は、先行したM27系が大型で重量もあったことから、当時は38スペシャル弾までしか対応していなかった同社のKフレームで357マグナムを撃てるようにし、調整式リアサイトやエジェクターロッド(発射済みカートリッジを排出するとき押す棒)のシュラウドをとりつけたもの。
これはコンバット・シューターとして有名なビル・ジョーダンの発案で、愛称もコンバットマグナムとされ、同社のドル箱、人気モデルとなる。

M19 4インチで3つほど。M66,M19(共にコクサイ モデルガン),M19(タナカ ガスガン)。
M66はM19のステンレスモデル(もちろんこれはメッキのABS製)。これにはマルベリーフィールドだったかの木製オーバーサイズグリップを奢っている。
M19コンバットマグナムは、現在もコクサイがモデルガンで金属,ヘビーウエイト(HW)樹脂製などを幅広く展開、ハートフォードもHWでM19のほか、パイソンバレルのスマイソンも作っている。更にタナカのガスガンもあり、これもM19,M66とスマイソンがある。最近作っていないようだがマルイもM19を手がけている。
M29/11

M19コンバットマグナムは、357マグナムをなんとか使える、というレベルだったらしく、このためKフレームとNフレームの間に位置づけられるLフレームを新たに開発、M586(ステンレスはM686)も作られた。
M586は、ディスティングイッシュド・コンバットマグナム(Distinguished=名高い,有名な)という長い愛称を持つモデルで、コルト・パイソン(前記事)を参考にしたフルラグ(銃身全長に渡る下側錘付き)バレルを装備している。
実はこのフレームサイズもパイソンを意識したようだが。

M586を4つ。左からMGC 2.5インチ,MGC 3インチ キャリーコンプ,マルシン 4インチ,マルシン 6インチにパワーポートをつけたカスタム。
パワーポートカスタムはこのフレームの改良型でS&Wから市販されているモデルを参考に自作したもの。フロントサイト部を少しカットしてポートを掘り、サイトはランプタイプからパートリッジタイプに変えている。
M29/02

[トイガン]
MGCのハイウェイパトロールマン(実銃では存在しない、Nフレームで41マグナム,3.5インチテーパーバレルでフレーム上にチェッカー加工による反射防止が施されたモデル、しかもこの愛称はM28のもの)は、当時ABS製の“黒い”リボルバーはこれしかなかったこともあり、TV映画などにも使われて大人気機種となった。
そこでこれに便乗すべくコクサイはほぼ同じモデル(357マグナム仕様だったかもしれない)を作った。
しかし上記のように架空モデルであり、更にABS製モデルガンで各社ラインナップが充実してきたので、よりリアルなM28がコクサイにより開発されたのだと思う。
これは4インチと6インチモデルがあり、上記のように、後にこれをベースとしてM29デベル,サターンなどと名づけらたカスタム、M29へと発展していく。
ところが新型M586の登場により、日本ではM28はもちろん、M27などはついぞ名が出てこなくなった。
これら1980年代までのモデルはCMCの金属製などを除いてトリガーはナロー(狭い=フレームに入る部分と同じ幅)タイプ、ハンマーはショートスパー(指かけの突起)で、M29でもこれを流用してつくられていたりする。
そして1/1模型ではM27の4インチが作られたことは無かったと思う。M27は以前CMCが金属モデルガンでモデルアップ(しかし3.5,6インチ)し、MGCのハイパトも事実上M27なのだが、愛称からいくとM28である。
[M27コンバットマグナム?]
これは1/6の名称であるが、少しおかしい。コンバットマグナムとはM19,M66(ステンレス版)の愛称で、M27はこれより大きなNフレームのターゲット(標的射撃),ハンティング向けモデルである。
今回の1/6は、テーパーのついた4インチらしきバレル、大型のフレーム、そしてシリンダーがほぼフレーム一杯のサイズということから、M29マウンテンガンではないかと思われる。コンバットマグナムの愛称は間違いではないかと思うが、もしかするとM27をM28として、ハイウェイパトロールマンの愛称を使ったモデルガンのように、この愛称を注目度を上げるために敢えて使ったのかも知れない。
それならM19を素直に製作すればいいのだが。

コクサイM29マウンテンガンとM28で、シリンダーの長さの差がわかるようなカットを目指してみた。
上がM28で、短いシリンダー。バレルの付け根部分、フレームとの隙間が大きい。
M29/08


それでは1/6と1/1を。
1/1はコクサイのM29マウンテンガン、1/6は先にLink先のmomocloで紹介されたが、バイスのスモールアームズコレクションから。
グリップは別体のようで、メダリオンも銀色に塗り分けられている。
M29/12

シリンダーが回転するだけでなく、シリンダーをスイングアウト(横に出す)出来、金属製のエジェクターロッドもリアルな寸法を実現している。
驚くべきは、リアサイトの固定用スクリューを2つしっかり再現していること。サイトリーフ(照準するとき見る部分)まで薄く成形されている。
M29/13

S&Wリボルバーは1/6では意外にモデルアップされておらず、M29もあるようだが入手できていない。機会があれば、もっとそれぞれを掘り下げて取り上げたい。
ではまた。
M29/09

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>M29(Lフレーム),M586(Nフレーム)

逆だよ
【2014/02/08 01:49】 URL | #-[ 編集]

?様 ご指摘ありがとうございます。
〔S&Wの製品構成〕の部分ですね。
訂正しました。

これからも、お気づきの点があれば、宜しくお願いします。
【2014/02/15 20:45】 URL | 赤い猫RRⅢ #-[ 編集]















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