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今回は、タナカから再販されたグロック G17のモデルガンを。
G17M/01


オーストリーのグロック社が作るG17、以前にガスブローバックガンをとり上げていた(過去の記事)が、今回タナカからモデルガンの再販があった。
そこでこのモデルガンを中心として、G17をもう一度やってみたい。何といってもグロック、好きなのである。
そのせいか、脱線(言いたいことを言わせてもらっている)故にか、また長いのだが、出来れば宜しくお付き合いを。

今回の主役、タナカのモデルガン版、G17 2nd(第二世代)オールHW(ヘビーウエイト樹脂)。
フレームもHWなので、ポリマーの感じとは少し違うが、重量は、ABS樹脂製の(取り扱い説明書に書いてある)460gから、560gくらいに増加しており、ずっしり感がある。単体では実物の760gには及ばないが、カートリッジは実物より重そうなので、フルロード(満装填)するとかなり近い重量となるのではないだろうか。
G17M/07


[タナカ G17の経緯]
タナカのグロックは、まずモデルガンから、G17-2ndで始まり、G18、そしてG17-3rdときて、次からガスブローバック(エアーソフトガン)になり、G17-3rd、G17-2ndが逆の順でモデルアップされてきたようだ。
モデルガンのG17は、HWスライド+ABSフレームから、ABSスライド+HWフレームへと変わり(初期に総ABSもあったかも知れない)、グリップにはラバーが別部品で貼られていた。
今回のものは、ここも一体成形のHW樹脂となっている。
更に、タナカのG17(当時まだG18が無かった)を元に、CAWでG18Cが作られたようだ。
更に更にエアガンではG34(3rd),そしてG31(G17の357SIG使用モデル),G31Cが存在したという(2ndと3rdの比較は、下で)。
テイクダウン用ラッチの溝は、今回のものは溝2つ=突起3つの形。これは実物でも存在するようだ。
グロックロゴもしっかり再現されている。
トリガー(引き金)はスムース(MGCはステップド=段付き)タイプが付いている。
実はこのあと3rdも出るという。

[カートリッジ]
タナカ G17のカートリッジは同社のUSP,P220,P226等一連の9mmパラベラム(ルガー 9×19mm)弾使用モデルと共通のもの。

G17には5発付属しているが、マガジンにフル・ロード(満装填)しようとすると12発不足する。
カートリッジは15発入りの箱がある。
カートリッジの頭はアルミでシルバーチップを彷彿とさせる。
モデルガン再販に際して、カートも再生産されたが、今回から価格が上がっているとか。
これは販売店さんの好意?で、在庫を旧価格でいただいた。
G17M/10


9mmパラベラムのカートリッジは社外品でダミーカートリッジも出ている。
マガジンに入っているものはソリッド(中身も一体で詰まっている)タイプ。
マガジンは、薄い鋼板が入っているが軽い。これは実物も同様だと思うが、スチール製のそれとは比較にならない。
次(左から2番目)は純正、そして銅の弾頭が付いたものがマルベリーフィールドのバネ入りダミーカート、次は出所不明のフルメタル(銀色)ジャケット、次もダミーだが、アルミの弾頭がゴムリングで止まっている。これにはプライマー(後部の打撃するところ)が無い。
最後の2つは実物の空薬莢。
純正カートなどが、作動を確実にするためかリムの削りが大きめ、実物の方が、ケースの強度,内容量を稼ぐためか小さくなっている。
これには素材の強度も関係していると思われ、実物は青銅でかつ熱処理されているのか、薄く,硬度が高く、チーンと澄んだいい音がする。
G17M/11



[リアル ストライカー]
タナカ モデルガンのG17では、実物同様の、ストライカー式撃発方式が再現されている。
これはファイアリングピンが打撃力発生部を兼用しており、直接バネで押されて直線運動し、プライマーを叩くというもの。
ガスブローバックでは、グロック(とそのそっくりさん)は、回転運動するハンマーで叩く、ハンマー式となっている。

またコック(ハーフコック)されないと前進しないトリガーも再現されており、実物通り少しスライド後退させるとトリガーがセットされ後退する。
この位置ではファイアリングピンは行程の途中で、このあとトリガーを引くと更に後退してから解放され、前進して撃発する。
下の写真 上がトリガーがセット=ハーフコックされた状態。
発射後、少しのリーチ(行程)でSA(シングルアクション)となって撃発するメカは再現されているようだが、そこからトリガーを戻しても、ほとんど圧力がかかっていないような。
トリガープル(引き)も軽く、ストライカーが叩く音も小さめで、撃発するのか心配になるが、これはストライカーが分割され、リターン(戻し)のスプリングもあるためだと思う。

スライドの動きもついでに。
発火時はスライドが後退してから、だが、バレルがチルト(傾く),ショートリコイルするのも再現されている。
G17M/13


スライド内部の説明の前に、同じくタナカのモデルガン、P220と比較。
G17M/08


両者はオートマチックセフティ,センターファイア方式のファイアリングピンが再現されている。
下の写真、青で示したものがオートマチックセフティ。
これがトリガーを引ききるまでファイアリングピンをブロックしている。
赤で示したものがファイアリングピン(ヘッド=プライマーを叩く部分)。
グロックの場合、スライド後方(ファイアリングピンヘッドの延長線上)に頭を出しているところをトリガー・バーがひっかけて後退させ、これを離して撃発させる。
ファイアリングピンヘッド部は、P220は円形だが、グロックのものは実物と少し異なり、角型になっている。
(実物はもっと先が尖ったように細い。上のほうの写真の、実物カートリッジケースの底、プライマーの中心に打刻跡がある)。
バレルも分解ついでに並べて、チャンバー(薬室=カートリッジが入るところ)を比較。
P220では、ここに金属パーツを被せているが、より薄いグロックではこれが不可能だったようだ。
G17はスライド前方のリコイルスプリングが当たるところも薄く、強度確保が難しそうだ。

ちなみにタナカ G17の分解はシンプルなのだが、スライドが進まないことがあった。このときはスプリングガイドの位置がずれて下に移動していたので、ガイド棒を引いて少し上のバレルの突起に引っかけると分解できた。
G17M/09


他の機種でフレーム後部の比較を。
タナカ以外はハンマー内蔵。
ガスガンは結構内部も似せようと努力しており、シグマはトリガー・バーに(実際には機能しないが)オートマチックセフティ(自動式安全装置)を押す部分もついている。
G17M/05


更にシグマは、スライドの後部にダミーのストライカーまで(モールドだが)再現されている。
KSCは、機能を優先する事にしたのか、この部分にハンマー作動を助ける倒立式レバーがついている。
G17M/06



[更に各モデルとの比較]
タナカのG17には、ストックをつけるときに使う穴も開けられている。
タナカ(左)とMGCのグリップ後部。
G17M/04


次はMGCの2nd(ガスガン)も加えてサイトの比較。
MGCが最も白線が太く、KSCが最も細め(特に縦線部分)。
G17M/03


フレームのシボ(凹凸加工)も各社で違う。
タナカが最も細かく、MGCが最も大きめ、KSCはその中間となっている。
G17M/15


基本的な事が最後の方になってしまったが、KSCのガスガン、3rdとタナカ 2ndで比較。
3rdはフレーム前方にライトなどを付けるピカティニーレールを装備、グリップ前部にはフィンガーレスト(指掛けの突起)、グリップ側方にもフィンガーレスト(これは親指の為のくぼみ、上の写真のほうが見やすい)を持つ。
G17M/02


これは、2ndと3rdの差ではないが、スライドとバレルの段差が違う(下の→部分)。
KSCはガスブローバックでインナーバレルが固定されアウターバレルが実物同様に動かせるのだが、タナカはモデルガンで疑似ショートリコイルとせざるを得ないため。
モデルガンでは、リアルショートリコイルの形式にするにはブローバック、撃発ガスの力でスライドを後退させ、再装填させるメカニズムを殺さなければいけない。
こういう模型のジレンマは、常に多かれ少なかれ存在する。
実物と全く同じものは、実物しかない。
模型として作動させるもの、ダミーとするもの、又はカートリッジを使えなくする(代わりにBB弾は撃てる)もの、それぞれが実物を持たない我々に異なる側面を見せてくれるし、今、敢えてモデルガンを再生産した意義(需要)も、そこにあるのだと思う。
例えばその代わりに、タナカ モデルガンでは近年のガスブローバックガンではダミーのエキストラクター(カートリッジを引き抜くパーツ、そもそもカートリッジを使わない)をライブ(実物と同じ作動)としている(この写真のスライド横のパーツ)。
G17M/14


[正義の銃]
グロックは登場当時、映画でよく主役と対峙する役、ヒール(悪役)に使われることがあった。
そのあとグロックが米国内で警察関係にも普及すると、ヒーロー用の小道具に「昇格」した。
これはこれで、良い悪いの問題では無いのだが、正義の味方の象徴、という扱い方にまでなると、「悪魔の銃」(AK47過去の記事)より深刻かつ重大な問題を持っていると思う。

武力は社会の秩序に寄与するというポジティブな面があるとしても、使用すれば人を傷つける可能性という、ネガティブな面もある。
更に、その有効な部分についても、やはり武力は止むを得ない手段に過ぎず、もちろん使わなくて済むならその方が望ましい、消極的な?有用性しか持ち得ないものではないか。

そして「悪魔」は言い訳のしようも無い、否定的表現だが、「正義」はプラスのみ、といったイメージを持ち、物事を美化して、正しいという信条,信念の上に強制力を行使してしまう恐れがある。
「正義」という表現は非常に危険で、適用には一時の感情を廃した、慎重な検討が必要なものであり、安易に良くも悪くも用いられるモノにつけるべきではないと思う。

「正義」自体でも、気をつけなくてはならないのは、一方の主張する「正義」が、見方を変えると通用しない場合がある、いやむしろ、この相克が紛争の根源となる場合も少なくないことである。
また、英語のJusticeを正義と訳しているが、公平といった相対的意味合いのあるこの語と、日本語の、我々が信じている?真理に基づく正義には、少し違いがあるように思う。
つまり、単に立場,信条の違いだけでなく、元々それぞれが違うモノサシで計っているのではないか。

イラク戦争開始時に米国が主張した「正義」、ミャンマー民主化要求デモ制圧時の軍事政権の「正義」、天安門事件で、チベット独立問題で、中国政府,民衆が訴えている「正義」、を今我々はどう見ているだろうか。
ロールズの正義論では、公正としての正義の第一原理として、各人には基本的自由に対する平等の権利があること、とされており、これでいくと上記のような事案は要件を満たしているか疑問があるが、少なくとも当事者達は(表向きだけかも知れないが)「非道な悪行」を行おうとは考えていない、あるいはいなかったはずである。
議論するにしても、まず両者の「正義」がどのくらいかけ離れているかを計ることから、かもしれない。

ここで以前、閣僚や裁判官の示すべき正義について僭越ながら論じたことがあるが、この問題は責任の範囲,軽重などに違いはあっても、やはり個人でも行動に際し真剣に考えるべき問題だと思う。

少し話は変わるが、チベット独立要求デモ弾圧問題の報道を見ていて思ったことがある。
何故中国政府は軍事力を過剰に思えるほど増強し続けるのか、もしかすると、外からの脅威や外に向かって攻める準備として必要なのではなく、内への威圧力として、つまり体制維持の為に、これだけやらないと危険(不安)なのかも知れない。
いつもに増しての脱線、主義主張にお付き合い頂いた方には感謝したい。
そしてもし気分を害された方がいればお詫びする。

最後になったが、1/6モデルは前回と同じ金属製のものを使っており、この情報を求めて来られた方には申し訳無いが、前回の記事(過去の記事)を参照されたい。
以前に取り上げたモデルも、随時新ネタが補給されたらアップする予定。

それでは今回はここらへんで。
G17M/16


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今回はオーストリーのGlock(グロック)G17を取りあげる。
G17/01

グロックはG17がガンメーカーとしての第1作なのだが、これがこの業界空前の大ヒットといっていいほどの大成功を収め、マイナーチェンジはあるものの、G17はベストセラーとして今や世界のスタンダードとして君臨している。
なぜ最初なのに17か、というとこれはマガジン装弾数からきたものだと思われる。グロックが開発にあたり取得したパテントが17だという説もあるらしいが、そんなものわざわざネーニングに持ってこないと思う。余りにもベタなネーミングだから、ついでにこんなことも言っているのかも。
G17は大々的にポリマー素材を採用し、登場当時は空港の金属探知機にもひっかからない、といわれた(もちろんウソだが、しかしその後メーカーはしっかり全体が写るようにポリマーに何か入れたらしい)という。
そしてこれはブルース・ウイルス主演の映画「ダイ・ハード2」のセリフにもなってしまったのはあまりにも有名。
ダイ・ハード2 ダイ・ハード2
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ちなみに第1作「ダイ・ハード」ではH&KのP7も出ている。
非金属という点では、クリント・イーストウッドの「ザ・シークレット・サービス」で出てきたハンドメイドの総プラスチック製拳銃の方が面白い設定だった。
ザ・シークレット・サービス ザ・シークレット・サービス
クリント・イーストウッド (2007/06/27)
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また、ハリソンフォード主演の「逃亡者」ではトミー・リー・ジョーンズ扮するFBI捜査官がグロックを絶賛する。
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G17とH&K社のVP70。
右のG17はKSC製、左のVP70はタニオコバ製。
G17はVP70(過去の記事)を参考にした、とされている。
だが、ポリマー製フレームはオーストリーの制式ライフル AUGも採用している。
引き金(トリガー)機構は似ているが、G17は毎回長いストロークを引かなくても連射出来る、オリジナリティあるものを開発した。
G17は閉鎖機構やマガジンキャッチなどは一般的なものとし、スライドストップも装備、逆に普通は付ける手動安全器を思いきって省いた。
結果、独創的な存在だが鳴かず飛ばずで終わったVP70に対し、G17は大人気。
もっともグロックですら「新奇」な扱いから始まったようなので、一概に「早すぎた」VP70を責めることは出来ないと思う。
但し商業的成功には開発時のコンセプトをしっかり考えるのはやはり重要だと思わされる。
G17/11

各社のグロック。
右からMGCのG19。
中央はKSCのG19。
右端は東京マルイのG26。
グロックは初期が梨地(ぶつぶつ)のグリップ、2ndではグリップ前後にステップ状の滑り止めがついた。
3rdではこれにフィンガーチャンネル(指かけ)が加わり、フレーム前方にはオプション取り付け用のピカティニーレールが付く。
MGCは2nd。KSCは3rd。マルイは3rdのはしりといえるフィンガーチャンネル付き、G26としては初期のタイプをモデルアップしている。
G17/08

今度はセミ・フルオート切り替えタイプのグロック。
左からMGCのG18初期型。伸ばした銃身にスリット(切り欠き)を開け、ここから発射ガスを上に噴出させて銃の跳ね上がりを低減させるガスポートとしている。
中央はKSCのG18。銃身はG17と同寸だが、今度はスライドに大きな穴を開け、そこに銃身のスリットを移動させた。
最後はKSCのG26C。本来末尾にCが付くモデルはガスポート付きのモデル。本当は短いモデルににセミ・フル切り替えレバーを付けたものは無いようだが、KSCは独自モデルを作り上げた。
G17/03

KSCのモデルで長さとガスポートの比較。
左からG34、G18、G17、G19、G26C。
G34はスライド前部が大きく削り取られているが、これは軽量化の為。
携帯時の重量低減より、G17と同じスプリングで作動するスライドにするのが目的とか。
G18とG26Cはスライド後部も削られている。
G17/04

1/1と1/6のG17。
1/1はMGC製だが、これは後期に作られたもので、上記の軽量化などではなく、商標問題からロゴマークが削り取られている。
G17/05

1/6のバリエーションと付属品。
上にあるのはライト付きでスライド可動のモデル。左のホルスターはライトを付けたまま銃を収納できる。
中央に2つあるG17も製造元が違うと思われ、ひとつは金属の鋳造、もうひとつは樹脂製で、下のベルト一式が付いていたもの。
G17/10

今回Linkして頂いているmomocloの樽猫さんから、衣装を提供していただいている。
彼女のブログで写真を撮っているしろねこは、このブログでも撮影協力してもらっている。
今後とも、宜しく。
G17/12


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まとめ

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