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今回はワルサー カンプピストル。
Kamp/13

[謎の制式名]
1/1はクラフトアップルワークスのガスガン。
このモデルの説明書は由来の記述もあり、良く出来ている。
カンプピストルとは、「戦闘拳銃」の意とのこと。
信号拳銃の銃身にライフリングを刻み、榴弾を発射できるようにした対戦車(もちろん対人も)用ハンドガンである。
実銃では口径26.7mm!だそうだ。ショットガンより大口径である。
識別の為に大きなZの文字をバレル(銃身)左側面に打刻、そこに蛍光塗料を塗ったという(模型では刻印のみ再現)。
エルマ社のものがLP42だったり、これ用の弾がM361、M39(卵型手りゅう弾、今回1/6の中にこれを再現したものもある)だったりするので、これにも制式名はあったのだろうが、現在通称(と思われる)カンプピストル、又は記号にちなんでZピストルと呼ばれている。
敵に捕獲されないよう、破棄することを命令したくらいの秘密兵器だったためか、それとも結局信号弾を撃つ道具の延長なのか、結構作られたそうなのだが、愛称だけなのだろうか。
ワルサーが海軍用にステンレスで作った信号拳銃はシュテルン・ロイヒテ(SL)、この水平2連版はシュテルン・ロイヒテ・ピストーレ・ドッペル(SLD)と呼ばれたらしい。
これらは少数試作のみだったらしいから、型式は無いことも充分あり得るのだが。
ただ、ワルサーは拳銃製作を始めた頃モデルナンバーを振っていたが、PP,PPKは警察拳銃(ポリッツァイ・ピストーレ)とその短縮型(ポリッツァイ・ピストーレ・クリミナルでなくてクルツだとか)を名前にしているので、カンプピストルならKPといったところではないだろうか。
一部にLeu42と書いているブログも見つけたが、モデルアップしたものの製造年が41年のようなので、これにも疑問符がつく。
もちろん42が年代でない可能性もある。
しかしルガーP08をモーゼルで作ったときの暗号がS/42で、後に42だけになっていること、P38をモーゼルで作ったときにはbyfというコードが割り振られていることなどから、混乱しすぎるので考えにくいと思う。
これだけはワルサーのコードが42なんてことにすれば情報を隠すためでも自分達が間違う。
大体同時代のP38はスライドに大きく「P38」と刻印しており、補給などのため識別するなら、例え暗号でも本体に型式表記は必要だと思うのだが。
もしかしたら本当にこれの制式名は”Z”だったりして。
Kamp/02

[モスカート]
クラフトアップルのカートリッジ、ミニモスカート(27mm)。
リセットが少々難しい(立てた形でプライマー部分を押し、一気に離す必要あり)が、カン高い盛大な発射音とガス、18発の一斉発射は大迫力である。
36発版でも射程はそう変わらないらしいので、これも一つ欲しい。
右側面には、鷲と鍵十字の刻印が2つ入っている。
このマークには個人的には抵抗があるが、これも歴史の証拠。
Kamp/03

[ワルサー]
WWⅡ(第二次世界大戦)のドイツ軍制式ワルサー2種。
上がカンプピストル。全長245mm(カタログ値)。
下はP38。これはマルゼンのガスブローバックエアガン。
Kamp/04

フレーム左側面にはワルサー社1941年の製造を示すコードac41と、4桁のシリアルと思われる数字が刻印されている(下2桁は消している)。
成形はエッジもシャープで艶消しも美しい。
シンプルな単発ピストルで、価格的に疑問もあったが、作りは非常にいい。
Kamp/05

[中折れ式]
カンプピストルは中折れ式である。
そこで中折れ式の各種拳銃を。
左からS&Wのモデル3、カンプピストル、右上はCOP357、右下がハイスタンダードのデリンジャー。
モデル3はマルシン製モデルガン、COP357はマルシン製ガスガン、デリンジャーはハドソン製モデルガン。
装弾数は順に6発,1発,4発,2発。
カンプピストルはトリガーガード下の指かけを兼ねた?レバーを押して開くのだが、他は全て上部にロック(開閉)機構がついている。
てこの原理から、支点から離れている部分にロックを設けるほうが強度上有利で、また同じクリアランス(隙間)なら、やはり後端の方がガタつきは少なくなる。
カンプピストルはそこでロックレバーからバーを伸ばし、バレルの下側後端に設けたラグでロックしている。
上部だと操作性が悪くなると考えたのか、それともサイトの無い上面でショットガンのように射撃するときに、邪魔になるという考えかもしれない。
レバーは押しやすく、またバネで勢いよくバレルが跳ね上がるので、これも実に楽しい動作だ。
Kamp/11

[ライフリング]
カンプピストルと信号拳銃の違い、ライフリングも一応再現されている(ストレートだが)。
Kamp/06

[1/6]
1/6は3丁手に入れたのだが、そのうちのひとつは、ドラゴン製ミッション・アフリカという装備セットについていたもの。
裏に2003年の表記があるので、少し前のもののようだ。
Kamp/09

1/1と1/6。
1/6で左上は後期型で、サイトとストックを装備した、通称シュツルムピストル。左下は金属製で、単品購入したもの。右(中央)下がドラゴンのもの。
Kamp/07

1/6は全て中折れアクションが可動。
シュツルムピストルは更にサイト,ストックが折りたためる。
金属製のものは弾も金属。
右のドラゴン製はプラスチックだが、Zの刻印も再現され形状もリアル。
Kamp/08

カンプピストルは過去ガレージガンワークス,モデルワークス,スモーキーズから出ており、スモーキーズのものは店頭で見たこともある。
マイナーとはいえ、この迫力ある姿はけっこう人気があるのでは。

ところで、拍手にコメントして下さった方、どうも有難うございます。
使い方に慣れておらず、拝見するのが遅くなってしまいましたが、今後とも宜しくお願いします。
Kamp/10

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前回に続き、コルト・パイソン。(2回目)
PY/11

[トイガンのバリエーション]
パイソンはMGCが金属(2.5,4インチ)とプラ(2.5,4,6インチ)で、プラの素材がABS,ヘビーウエイト(HW)樹脂,金属粉を入れ、短期間で製造中止になったスーパーリアルヘビーウエイト(SRHW)樹脂とある。約30年前に限定でシルバーメッキもあった(前回の写真のもの)。
3社のパイソン。それぞれのオーバーサイズグリップをつけてみたが、形状が微妙に異なる。
左からMGC6インチ、タナカ4インチ、コクサイ2.5インチ。
タナカのみガスガン。他はモデルガン。
PY/04

MGCは実物から大きく内部構造を変えて(よく言えば独創的ともいえる)モデルアップしていたが、大きなモデルチェンジはしなかった。
しかし、当初フロントサイトがピン結合で、標準より薄い交換用サイトリーフ(板)が付属していたが、いつの間にかピンも含め一体成形となり、その代わりレッドポイント入りになった。
前回のシルバーモデルは、この交換式フロントサイトである。
コクサイは、初期はターゲットタイプのパートリッジサイトを成形で、後に標準のランプタイプに改良してピン止めになったと思う。
タナカは、フロントサイトの下にアウターバレル固定スクリューを収めている関係上、ピン止め形式である。
コクサイは何と金属,プラの両方を同時期に同じ形でそれぞれモデルチェンジしながらラインナップし、現在の型では、バレル長が2.5,3,4、6,8インチとあったと思う。素材も亜鉛,ABS,MGCとは違う金属粉入りHW樹脂,SUS風メッキABSと実にバラエティーに富んだラインナップ構成。
メカも松葉状の板バネを使うところなど、再現度も高い。
タナカもバレル長で3,4,6,8インチ、素材がABS,ABSミッドナイトブルー,HW,HWシルバー(塗装),最近ではミッドナイトゴールド(たぶんABS)というメッキ仕上げも出ている。
タナカはガスガンにもかかわらず、メカの再現にも拘っている。
パイソンのグリップは初め全体にチェッカーが施され、次にはメダリオン(若駒の埋め込みロゴマーク)の中間まで、そしてメダリオンの下まで、と変遷する。
MGCの金属モデルは2番目の型、これ以外は3番目の型をモデルアップしている。
各社のハンマー形状の比較。
手前からMGC、タナカ、コクサイ。
PY/06

[グリップバリエーション]
本体の人気を反映してか、パイソン用グリップが各社から出ている。
サービスサイズの各種木製グリップ。
左はアルタモントのコクサイ用ラミネイトウッド。
次が多分マルベリーフィールドのウォールナット。3番目がタナカのオプション、マホガニー。
最後はおまけにスマイソン(Kフレーム)のアルタモントのソリッド(合板でない)タイプ。
PY/05

[1/1と1/6]
パイソン4インチで1/6と1/1。
1/6はコトブキヤ ワンコインフィギュアシリーズ メインウェポン&サイドアームズの
No.1 タイプMP5K&タイプPYTHONというもの。
1/1のスピードローダーについているカートリッジはハートフォードのもの。
グリップもパックマイヤーのグリッパー(フィンガーチャンネル付き)で揃えてみた。
PY/12

1/6はスピードローダーがつき、装填を再現できる。
PY/10

ハンマー・スパー(指かけ)が厚いが、昔1/1でも良く折れ、厚めの形状にして対処しているものがあるから、ここは仕方ないのかも。
PY/14

次回は未定だが、コルトもコレクションが整いつつあるので、もうすぐミリガバもやる予定。期待せずにお待ちを。

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コルトの最高級リボルバー、パイソンを2回に分けて取り上げる(予定)。
PY/01

[1/1トイガン]
まずタナカのガスガン。3,4,6インチの各銃身モデル。
3インチはサービスサイズのウォールナットグリップ。
4インチには、パックマイヤーのプレゼンテーションタイプラバーグリップ。
4インチ+プレゼンテーションは映画「蘇る金狼」で松田優作が使用(本体はMGC製ベースだったはずだが)したものと同型。
PY/02

豪華なパイソン6インチ3種。
左から、MGC モデルガン ブラックHW。
中央はMGCのシルバーモデル。
右がタナカのガスガン、ミッドナイトブルー仕上げ。
PY/03

[実銃の展開]
パイソンは発表当時は6インチのみだった。その後、4インチ,2.5インチというふうにバリエーションを増やしていった。
当初このリボルバーは、高精度な作りによる命中精度、357マグナムという強装弾の採用から、まず6インチのみが企画されたのではないか。
発表経緯からいくと基本は6インチではないかと思うが、4インチくらいの短いものの方が制服警官でも邪魔にならず、また私服警官や護身用なら更に短い2.5、3が欲しい。
パイソンの歴史は、以下のサイト、「パイソンの50年」に詳しい。

[S&Wの逆襲]
4インチの各種リボルバー。
左からタナカのパイソン,マルシンのS&W M586,ハートフォードのスマイソン。
タナカのパイソンがガスガン、他はモデルガン。
PY/09

パイソンはデビュー当時、スミスアンドウェッソン(S&W)社製品に押されていたが、ライバルの仕上げが悪化したせいか、70年代から評価は上がってきたとか。
効果のほどはともかく、銃身上には冷却のためのクーリング・ホール(ベンチレイテッド・リブ)を持ち、またアンダーラグ(銃身下の重り)を一体化したフルラグ・バレル(銃身)は特に評価が高かった。
そこでこれと定評のあったS&Wのメカを組み合わせたら、理想のリボルバー(回転式拳銃)が出来るのではないかと、2コイチでスマイソン(スモルト)というカスタムを作るガンスミスも現れた。
S&Wは、それなら、と自社でアンダーラグ付きバレルをつけた製品を出す。
これがM586シリーズ、これはバレルだけでなく従来のKフレームより強化されたLフレームも採用、これで安泰と思いきや、多弾数のオートが市場を席巻、ライバルはヨーロッパから来たのだった。
リボルバーの公的需要は大きく落ち込み、S&Wはミリタリー&ポリスの名をリボルバーからオートに譲っている。

3者のバレル(銃身)。
少し乱れた並び方だが、手前右から、パイソン。真ん中がスマイソン。後ろがM586。
スマイソンのフロント・サイトは赤いプラスチックのポイント入り。これはM586も同じだが、パイソンではパイソン・ハンターと名づけられた8インチモデルや、コンバット・パイソンと名づけられた3インチモデルについていた。
'80年代からのパイソンにはこれがついているのかも知れない。
PY/07

[コルトの展開]
コルトも、パイソンだけにいつまでも頼るつもりはなかった。
70年代には、マークⅢシリーズという新型リボルバーを新工場まで作って製造、後にこれがマークⅤに進化する。
当初S&Wを意識してか、トルーパーMkⅢではアンダーラグ無し。しかしMkⅤではパイソンの人気を意識してかクーリング・ホールつきとなり、この仕上げを変えたピースキーパーも同じ仕様に。そしてフルラグでクーリング・ホールを略したキングコブラをMkⅤのフラッグシップに据えた。
MkⅢシリーズはユニークなバレル交換システムを持つダン・ウエッソン社(創業はS&Wの創業者の孫、後にウエッソン社)のリボルバーもデザインしたデザイナー、カール・R・ルイスを設計者として迎えたという。
MkⅢ,MkⅤシリーズはトリガーの引き方向など、より人間工学的に(当時はこの言葉も流行った)優れたデザインとしている。
但し結局数百丁の限定版を除いてパイソンそのままのバレルを新メカにつけることはしなかった。
コルトは44マグナムのアナコンダでようやくアンダーラグ+クーリングホールを装備したが、これもパイソンを超えるコルトのフラッグシップになることはなかったように思う。
6インチの各種バレル。
写真は左からパイソン,トルーパーMkⅢ,ピースキーパーMkⅤ,キングコブラMkⅤ。
これは全てモデルガン。メーカーは同じ順にMGC,コクサイ,KSC,KSC。
PY/08

[映画,アニメ]
各社がパイソンをモデルアップしているが、現行のものはこれら長短のバレルを結構ラインナップしている。
それぞれの長さが幅広く人気があるのではないだろうか。
4インチの日本での人気は漫画「シティー・ハンター」で主人公 冴羽獠が愛用したせいとか。
CITY HUNTER COMPLETE DVD-BOX (完全限定生産) CITY HUNTER COMPLETE DVD-BOX (完全限定生産)
北条司、 他 (2005/12/21)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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映画「ダーティー・ハリー2」では後にTV映画「スタスキー&ハッチ」で有名になるデヴィッド・ソウルがパイソン4インチを持っていた。
この映画に際し、クリント・イーストウッド,デビッド・ソウルに銃の指導をおこなったのは、ビル・ラングロイという本物の警官で、彼も仕事で6インチパイソンを使っていたそうだ。
ダーティハリー2 ダーティハリー2
クリント・イーストウッド (2007/04/06)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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スタスキー&ハッチでは相棒役のポール・マイケル・グレーザーがパイソンを持って登場した。
最近リメイク映画が公開され、DVDも出ている。ここでもパイソンが出ている。
スタスキー &ハッチ スタスキー &ハッチ
ベン・スティラー (2006/01/25)
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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続きは次回で。
PY/13


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今回は、H&K社のP7M13。
H&KP7/10

まず1/1はMGCのガスブローバック方式エアガン。
それではモデルアップしている実銃について。
[特徴,バリエーション]
P7はH&Kが70年代後半に発表した、ガスピストンによる遅延作動式(ディレードブローバック)拳銃。
当初は西ドイツ警察向けとしてPSP(ポリッツアイ・セルブストラーデ・ピストール)の名称で呼ばれていたが、制式番号P7を得たため、これを名乗ることに。
H&KP7/08

発射機構も変わっており、グリップ前方のレバー、スクイズコッカーを握り込む事によって撃発装置がセットされ、またレバーから手を離すと安全位置まで戻る。
H&KP7/09

P7は銃身の下にガスピストン,シリンダーを配置しているため、連射で過熱、ときに射手の指が触れ火傷するのでここにプラスチックカバーをつけ対策となしている。
H&KP7/03

P7M13はP7に複列弾倉を装備したバージョン。加えてリアサイトがスクリュー(ねじ)固定で左右調整が容易になっている。
ちなみにグロックと違ってP7M8は弾倉に8発、P7M13は13発とストレートに弾数を示している。
P7にはこのほか、40S&Wや45ACP弾仕様のものもある。
H&KP7/04

[トライアル]
話は前後するが、P7M13の開発前、H&Kは米国次期制式拳銃トライアルJSSAPトライアルにP7の単列弾倉を延長し、P7XM9として提出、予選で落ちている。
そのため急遽13連発の複列弾倉を装備したP7A13を開発した。これを市販用に上記のサイトなどに変更して手直しし、販売したのがP7M13とのこと。
ロングマガジンでまず提出したくらいなので、当初P7の複列弾倉化は考えていなかったのではないかと思う。
P7M13でも、メカの干渉を避けたのか、弾倉を左右非対称にし、装弾数もライバルより少なく抑えるなどしているが、それでも巨大なグリップになるなど苦労のあとがありありと伝わってくる。
ちなみにP7M13のグリップ周長は上部で160mm(トイガン調べ)。このトライアルに出ていたS&WのM59より太い(前M39記事参照)。
このトライアルにはVP70(前の記事)も出したらしいが、結局ベレッタがM9として採用される。
上で左右弾倉の非対称はメカの為ではないかと書いたが、左右同時に絞っていくより、片側ずつ狭くした方が給弾がスムーズになるなどの理由もあったのかも知れない。
が、これも後のUSPシリーズには踏襲されていないし、これより前のVP70(トイガン調べ)では、左右対称で二段階に絞られている。
下の写真はMGC P7用マガジン。左右非対称なところも再現されている。
H&KP7/11

[アンビデスクトラス]
P7は閉鎖,発射機構だけでなく、ユニークな特長を備えている。
それは左右どちらの利き手でも使用できる、アンビデスクトラス(Ambidextrous)としたことである。
弾倉止め(マガジンキャッチ)は用心鉄(トリガーガード)を挟んで両側にレバーがあり、また、スクイズコッカーがスライドストップの解除を兼ねる。
後に自社のUSPシリーズや、ワルサーP99がこの弾倉止めを採用、更にUSPシリーズの発展型、P2000シリーズではスライドストップも左右につけ、P7と同じ左右両用とした。
左からP7M13、USPコンパクト、ワルサーP99。
全てガスブローバック。USPコンパクトはKSC、P99はマルゼン製。
H&KP7/02

現在シリーズ4作めが公開されている、映画「ダイ・ハード」の一本目に、P7も出ている。
ダイ・ハード ダイ・ハード
ブルース・ウィリス (2007/06/16)
20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン

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[評価]
P7シリーズは命中精度にとことん拘ったモデルである。
その作動方式から銃身が固定され、発射方式は軽く短い引きしろ(トリガートラベル)を可能にした。
反面、人間の指は一本だけ独立して動きにくく、やはりスクイズコッカーを握ると誤って引き金(トリガー)も引いてしまうという事故もあったらしい。
一方グロックなど優秀なライバルもあり、H&K自体もより一般的な機構のUSPシリーズなどを開発、主力を全くそちらに移してしまい、数年前にP7はひっそりと生産終了。
[トイガンのP7]
これをモデルアップしたMGCのエアガンもまた、短命に終わったモデルである。
MGCはこのモデルにサイクロンバレルを搭載した。
実銃のライフリングのように、らせん状に溝が彫られている。
実銃とは違い、溝に弾を食い込ませる力は無いので、溝を通るガス,溝の端の抵抗でBB弾を回転させている。
これを撃つと、回転のせいで、弾が斜め下へ曲がっていく。
実銃でも、右周りのライフリングだと右へ、左回りだと左へいくらしい。
H&KP7/05

MGCのほかでは、マルイがエアコッキングガンを作っており、これは現在も販売されている。
[1/1と1/6]
1/6は先に紹介したG17、P226と一緒に売られていた金属製のもの。鋳造で、表面のモールドが少し甘いが、間違いなくP7には見える。
H&KP7/06

実はH&K製品はまだまだ紹介するものがある。このP7のバリエーションも取材しているので、近いうちにUPの予定。
ではまた。
H&KP7/07


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今回SIGのドル箱、P226を取り上げる。
P226/01

SIG P226は米軍の次期制式拳銃XM9を決めるJSSAPトライアルのため、自社のP220に複列弾倉,押しボタン式弾倉キャッチを装備したモデル。
このとき、軍が要求していたにもかかわらず、SIGは手動式セフティをつけなかった。
SIGはP220で手動セフティを廃し、自動安全器とハンマーを安全に落とすデコッキングレバーで安全を確保、かつシンプルな操作とした。
デコッキングレバーを手動セフティとすれば、要求に沿うものになる(P220の前モデルP210はその形式)にもかかわらず、あくまでデコッキングレバーに拘ったのである。
結局このトライアルではベレッタM92Fが採用されるのだが、P226は高い評価を受け、他の公用、民間用として販路を拡大、グロックG17と向こうを張って、SIGの悲願、米国進出をとうとう成功させるに至った大ヒットになる。
目先の利益に走らず、理念を貫く事が成功につながるということだろうか。
P220(左)とP226(右、初期型)。
どちらもタナカ ガスガン。
P226/07

P226の左面グリップにはデコッキングレバーを収めるため盛り上げているが、逆にレバー下はギリギリまで薄くし、結果単列弾倉のP220と変わらないほどの太さに抑えている。
XM9トライアルに出てきたライバルは、M92F以外にS&W M59やH&K P7M13など、まるで人間の握れる限界に挑戦したような?太さになっている(個人的には好きだが)。
P226の好評の一因は、この握りやすさも大きいと思う。
P226のバリエーション。
左から初期型、中央と右はオプション取り付けレールを追加した後期型(レイルドフレーム=RFとか、レール、又は単にRとか呼ばれているようだ)。
左,中央はタナカ ガスガン。右はマルイ製ガスガン。
P226/02

SIGはP226に細かなマイナーチェンジを繰り返しながら改良を続けていくが、この2つ(タナカの後期型とマルイはほぼ同型)はサイトも違う。
左が初期型。右はマルイ。
初期型はP220でも使われているシンプルな1ドット。
後期型はタナカもマルイも後方2ドット(全部で3ドットなので通常3ドットと呼ばれる)。
マルイは3ドットが好きなのか、ガスガンでも多くが3ドットになっている。
P226/03

他に主な初期型と後期型の相違点。
まずフレーム前方、銃身(バレル),スライド下にオプション取り付け用のピカティニーレールがついている。
このスペースを確保するためか、若干トリガーガードは後期型の方が小さい。
トリガーも初期型にはグルーブ(溝)が入っているが、後期型はスムーズ。
分解用レバー(トリガー上)の形状も少し変わっている。
グリップも初期型はチェッカー(綾目の溝)入りだが、後期型はエンボス(シボ)タイプ。
P226/04

スライドのロック部。
銃身の基部、薬室(チェンバー)の上部がスライドとかみ合ってロックするのがP220シリーズの特長。このシンプルな形はSIGの発明ではないかと思う。
これはP220登場後、以後各社の新型機種はほとんどがこの形式を踏襲するほど浸透したシンプルで優れたシステムである。
実はこれを開発したのは、先に「スライドをプレス鋼板で作る」という命題があったのではないかと思っている。
従来のラグとリセス(溝)を設けるシステムでは、プレス鋼板のスライドに多くの穴を開けリセスの代わりにするくらいしか方法がなく、もしそうすれば、3列の角穴が開いたスライドでは異物の噛み込みにも弱く、強度も不足してしまう。
そこで最低限必要なカートリッジ排出用の穴を利用した一点ロックを編み出したのではないだろうか。
WWⅡ末期に企画されたVP(=フォルクス・ピストル)も、戦後H&K社が作ったVP70もプレススライドだが、ショートリコイル方式はとっていない。これは逆に、この発明が無かった故ではないだろうか。
SIGはスライドも厚板プレス成形で作っていたが、後期型など最近のものは工作機械の進化もあって切削で作っているようだ。
初期型のスライドは銃身とかみ合う後ろ側に別パーツがついているが、これは補強、構造としてスライドの中に入っているブロックを上部までもってきているため。後期型は一体の塊から削る(あくまで本物の話、ガスガンにはブロックが入っています)ため、ここに段差は無い。
P226/05

グリップ前方の比較。
左の初期型は縦グルーブ(溝)。右の後期型は横グルーブになっている。
P226/09

SIGはいろいろな映画に登場しているようだが、意外にP228のほうが良く見かける。
「HEAT」では、ロバート・デ・ニーロがP226を使用しているとのこと。
更に、「ダイ・ハード4.0」ではとうとうブルース・ウイルス扮するJ・マクレーンがP226Rを使用するらしい。
ヒート<DTS EDITION> ヒート
アル・パチーノ (2003/12/17)
ポニーキャニオン

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ダイ・ハード4.0 (出演 ブルース・ウィリス) ダイ・ハード4.0 (出演 ブルース・ウィリス)
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SIGの歴代ラインナップ。
左からP210,P226,P2340。
P210はマルシン、P226はタナカ、P2340はKSCのガスブローバックガン。
P226/10

SIGは最近M1911のクローンも手がけている。
それがGSRで、当初一種類だったが、現在レールの有無などバリエーションを拡げている。
GSRは当初パーツメーカーに発注した部品を米国のSIGアームズで組み立てたらしいが、それも自社製作になったとか。
但し、クラシックになってもP226は現役で、もっといえば、P210シリーズも復活しており、SIGとしては実に多機種展開になっている。
M1911クローンのGSRとP226。
GSRはWAのガスブローバックガン。
P226/11

1/1と1/6。
1/1は初期型と後期型をタナカ ガスガンで。
1/6は2つの製作元が違うと思われ、左はプラスティック=合成樹脂だが、右は金属製。
写真の通り、1/6の初期型と1/1はほぼ同じ。1/6のもうひとつはレール付きではない。
これは米軍に採用されたMk24をモデルアップしたのではないかと思う。
グリップが同じタイプなので一応出品。
これは弾倉もロングタイプか、装填中か、長い。
P226/06

SIGはこれより新しいSPシリーズ、小型のP230シリーズも入手しているので
ほとぼりが冷めた?ころにまたやる予定。
P226/08


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まとめ

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