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今回は、松本零士氏の一連の作品に登場する、架空の次元反動銃、コスモドラグーンを。
Cosmo/01

[プロフィール]
とりあえずSF歴史的?経緯から。
コスモドラグーンは2979年(一説には2977年、SFなので間違いではなく未来の話)、土星の衛星タイタンのぶどう谷で、大山トチローによって製作された、宇宙最強の、戦士の銃とのこと。
本体上部にモールドされたパテント表示。2979年1月25日 タイタンのぶどう谷の文字が見える。
Cosmo/05

作者である大山トチローは、キャプテン・ハーロックの無二の親友で、クイーン・エメラルダスの恋人とのこと。
コスモドラグーンは世界に4丁(後に設定が変わり、5丁になったりするようだが)存在する。
所有者と銃はときどき物語上で入れ替わるが、限られた勇者しか所有できず、これで機械化人間を倒すことができる。
Cosmo/02

デザインは「銀河鉄道999」の映画版まで変更が多いが、その後は今回登場する模型の外観に落ち着いたようだ。
ベースはM1848ドラグーンモデルだが、これはトイガンが存在しない。
そのため(MGCで作られていた金属製モデルガン)M1851を参考にした(あくまで写真だけで絵にした可能性もあるが)のか、M1851をベースにした、と作者が語ったこともあるようだ。
松本零士氏の作品中でも、大山トチローが、宇宙時代の最強火器のデザインを米国黎明期~西部開拓期の拳銃に求めたとされているようだ。
両者は口径が異なるが、光線銃(次元反動銃)には口径は関係無いと思われること、両者は口径以外にもバレル形状などが異なるが、これもコスモドラグーンは違う形になっていること、更に漫画上ではスケールがわからない(極端に大きさの差が無いと判断できない)為、ベースはM1848でもM1851でも、どちらでも良いのではないかと思う。
ちなみに、今回の1/1では、シリンダーサイズがM1851とほぼ同じなので、M1851の方が近い。

コスモドラグーンとM1851。
M1851(CAW=クラフトアップルワークス製のモデルガン)はコルト社のパーカッション式リボルバー。
海軍の採用を受けてM1851ネービーと呼ばれる。
これはその中でも後部が角ばったドラグーンタイプのトリガー(引き金)ガードを持つ、2型。
Cosmo/07


[コスモドラグーンのデザイン]
コスモドラグーンは、後部のボルト(エネルギー開閉弁)が発射時2cmほど全身し、シリンダーも19世紀のコルト製回転式と同様に回転するそうだ。
この銃は、内部機構が当然パーカッションリボルバーとは異なるのだが、形はこれから一部を外し、削って、部品をつけると出来上がる。つまりハリウッドあたりのプロップガンと同じ、基本的に実銃に装飾的要素を加えたものなのだ。
このため現実に何らかの機構を納める前提があって、かつ外見だけをレトロチックにした、というものではなく、その点では合理的な形か、というと疑問も残る.
また、照準に使えないフロントサイト、シリンダーストップのノッチがティアドロップ型で効きが悪いはず、更にバレルの保持構造が強度の確保が難しい形を踏襲し、後部ボルトが手に干渉、その下側に設けられているとされるセフティが使えるのか、とツッコミどころは満載なのだが、こんなことを真面目に考えている時点で夢が無い。

郷愁と先進性の融合が松本零士氏のデザインのテーマ(だから戦艦大和が、蒸気機関車が宇宙を走る)だと思うし、ロマン溢れる形を描くことに意味があったものだと思う。

そういえば、マズル(銃口)のフラッシュハイダー(消炎器)はM16のチューリップ型のそれがもとになっているように思うが、これも潜在意識下のことではないか、と思う。
何故なら、コスモドラグーンは、単なる合体モノではないからだ。つまり現代のデザインを入れるのは”無し”である。
これはM16のSFめいたデザインが強く印象に残り、意識せずに(つまり潜在)書いてしまったのではないか。
偶然の一致にしては、先が開いたスリットを持つ先細りの部品がバレル先端についた形が符合しすぎる。
そして、M16登場より後に書かれているので、こちらが影響を受けた、と思われる。
あくまで潜在的に、と推定するのは、上に述べたコンセプト上の問題だけでなく、コスモドラグーンのデザインには、これらの要素までサイトを組み合わせるなど独自性を見せ、一旦抽象的イメージまで分解されてから具現化されたことを伺わせる、未来を感じられるデザインに仕上がっているように思うからである。

スーパーブラックホーク(左)とコスモドラグーン。
スーパーブラックホークは、スターム・ルガー社がSAA(シングル・アクション・アーミー)を現代的にアレンジして復活させた、ともいえるモデル。
これはマルシンのガスガン。
コスモドラグーンも、1131年後のM1848復活モデル?
Cosmo/08

[1/1]
さて、それでは今回の1/1は、トイガンというよりディスプレイモデルで、タイトーがゲームセンターの景品として作ったものである。
箱に書かれている文句を拾ってみると、松本零士完全監修の大人プライズ 1/1スケール ハイパフォーマンス コスモドラグーン 銀河鉄道999戦士の銃 である(長!)。
ライセンスカードというものが付属しており、これには通し番号が入っている。
本体のシリアルナンバー刻印は、設定上4丁(5丁)しかないので、1~4の番号がシリンダーに入っている。
但しここはキャストの抜き型部分で、金型本体でなく素材注入,抜きなどに使う穴を埋める円形の型に1~4の数字を刻み、シリンダー型本体を4種類作ることを避けたようである。
今回入手時には2番を除く3種から選べたのだが、この部分の成形の良いものがこの1番だったこともあり、これを入手した。
Cosmo/03

外箱の写真では、後加工か写真の加工で綺麗な刻印が入っているが、製品はここまで段差がわからないところまではいっていない。
もっとも現物は刻印が見えるように箱に入れられているよう(店頭で見た6~7丁は皆そうなっていた)なので、確認して選べる。
また、箱には、通常は価格を記入するシールに、このシリアル(1~4)を記入して貼ってある。
今回のシリアルと所有者のリスト(箱に記載)は、松本氏作品中、初期段階の設定で、シリアルNo1はトチロー自身、とされている。
可動部分はシリンダーが回転(但しストップ機構が無い)、トリガーが可動、という2点だけで、全て合成樹脂製である。

本体の角部などには銀色の塗装が行われ、価格を考えると仕上げは手が込んでいる。
この塗装は実物を手にするとややオーバーな表現だが、写真に撮るとリアリティのあるものになる。

グリップのドクロマーク。
グリップにはローズウッド調のプリントも施され、本体塗装とも相まって豪華な印象だ。
Cosmo/04

コスモドラグーンは過去に夢工房宝島、やまと、ユウヒ造形、(有)バイス、マルシンなどで作られ、バイスのものは全金属製で、999丁限定で5種類(シリアル0~4)が作られたようだ。
今回の1/6も、原型はビギンネットワークス製はバイスが原型製作を行っているようだ。

バイス製はもちろん所有していないが、シリンダーが長く、そのストップ用ノッチが実銃同様の形状で、作動も考えられたものになっている。
マルシン製のものも亜鉛ダイキャストで、3/4スケールのSAAをベースにしているようだ。
このため形状が若干異なり、バレル(銃身)上のバイパス?パイプがAK47に近い形、シリンダーはフルート(溝)が入ったカートリッジ式弾薬用、トリガーガードはドラグーンタイプと呼ばれた角が角ばっているものからラウンド(丸まっている)タイプとされ、カートリッジ式ベースの為、シリンダーに弾丸を押し込むローディングレバーは無い。

コスモドラグーンとM1851、SAA。
M1851は、シリンダー前方に弾丸を入れ、ローディングレバーで押し込んで固定する。写真はそのレバーを下げたときの図。
SAA(ハドソン製モデルガン)はパーカッション式ではなく、弾丸,火薬,点火薬(雷管)をセットにしたカートリッジをシリンダー後方から挿入する。
写真は、カートリッジ装填中の図。
Cosmo/15


[1/6]
さて、1/6だが、2005年に発売されたビギンネットワークスの「松本零士アームズコレクション」No12Hiroshi No.0と出所不明の全金属製のものが手元にある。
No.0はシリンダーのグリップ底部に0の文字がある。
豪華なボックスと説明書きも入っている。
これも原型をバイスが手掛けたとか。
No.0は数奇な運命を経て、トチローからエメラルダスを経て海野広に渡った、とされるようだ。
これは銀色で、今回の1/1が全部ガンメタル色なのとは異なる。
ビギンネットワーク製では、No.0と1、それからシークレットが銀色、2~4がガンメタ、とされている。

手前左の箱(付属)に入っているのがビギンネットワークス製、右は全金属製。
Cosmo/09


[技術の進歩]
100年前だったか50年前だったか、現在の生活について予想してもらったものを、現在見てみたら、多くの事項に的中しているものがあって驚いた、とかいった話を聞いた。
壁にかけられるテレビ、携帯電話やインターネットなど、実は驚くべき技術の進化も、進化の過程を経験して見慣れてしまうと、どうということの無い当たり前の世界である。
未来が現実になっていくときは、少しづつ変化していくうちに、その新鮮さから得られる感動を失っていく。
逆に今の”現実の生活”に、SFで描かれる未来社会を見たような感動が無いのは、既に技術が”新しく無くなって”いるからではないだろうか。
何十年もの間かかって進化した(と想定した)ものを、いきなり見せられれば驚くが、少しづつアナウンスがあり、実用品として使ってしまえば、普通の日常になってしまうのではないか。
100年前、ようやく自動式けん銃が開発された頃には、グリップ内に収まるレーザーサイト、ポリマーフレームなど、銃の世界でも驚くべき新技術が実用化されると誰が思っていただろうか。

[消えない魅力]
松本零士氏の、作品のテーマである夢と時間の関係の逆をいくような話だが、”夢”が”現実”になるまでに、きらきらした輝きを削がれて”ありきたり”になることには、技術の新奇性が失われるだけでなく、その形についても慣れ、般化という時間の残酷な要素が大きく影響しているのではないだろうか。
50年前の姿は留めていないが、劇的に一気に変わったわけではない「ネオ東京」を、大型スクーターやハイブリッド・カーで疾走しても、「アキラ」にはなれない。
逆に、常に手元にあって長く使っていても、いつまでも見飽きないもの、その魅力がまだまだ通用する物には、薄まりきらない何か、擦り切れない訴えるものを持っているのではないだろうか。
手元にあるM1851は、今からすれば合理性に疑問がつくデザインだが、今でも美しいと思う。
コスモドラグーンも、誕生から数十年経つが、今でも間違いなく未来に住んでいる銃である。
Cosmo/11

それでは、また。

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今回は超ロングサイズの45オート、ハードボーラーを。
HB/01

[概要]
ハードボーラーは、オートマグを作ったAMTがコルトゴールドカップナショナルマッチを参考にして作ったモデル。
製造方法に特徴があり、ロストワックス工法で多くの部品を成形し、コストダウンを実現した。
コルトなどより安価だったが、変わらぬ?豪華装備で人気を獲得、その後バリエーションも充実していった。
M1911系(過去の記事)の基本構造を持ち、45ACP弾を使い、装弾数は7+1発、シングルアクショントリガー方式で、グリップセフティとサムセフティという2つの安全装置を持つ。
コルトと大きく違うのは、このモデルは7インチというロングバレル(長銃身),ロングスライドになっていること(後に?短いものも作られた)。
本家コルトにはこのようなモデルはないし、量産メーカーでこれだけのロングスライド仕様は見かけない。

まず1/1のガスブローバックガン、ウエスタンアームズ(WA)のハードボーラー。
表面は鈍い銀色で、ロストワックスの実物の表面の鋳肌?の粗さ感を見事に表現している。
HB/05


[超ロングバレル]
まず最大の特長、その長いバレル(銃身)、スライドから。
自動装填式のバレル長は、一体となっているチャンバー(薬室)も含んでの長さをいう。
通常のM1911系が5インチのところ、ハーボボーラーのバレル長は、何と7インチになっている。
スライドもこれに合わせて延長され、全長は267mm(トイガン ウエスタンアームズ公表値)ある。
最近ウエスタンアームズ(WA)から発売されたホーグのカスタムなども6インチ、メーカーカスタムというべきSTI,SV(ストレイヤー・ヴォイド)などでも、スライドは6インチくらいのようである。
これだけ長いと、使用目的も良く分からないが、ともかくインパクトは抜群である。

ハードボーラーとMEU。
どちらもWAのガスブローバックガン。ハードボーラーは7インチ、MEUは5インチバレル。
HB/03

ベレッタを伸ばしたソードカトラス(過去の記事)もそうだが、長めの拳銃は見栄えがする。また、大きいと強そう,立派に見えるという面もあると思う。
トイガンだと威力は同じだったりするのだが、その分(実銃の持つ)パワーに対する憧れは大きいのかもしれない。
実際は材料費が影響するほどの割合ではないと思うが、小さいものより高くても納得しがち(逆だと躊躇する)のような気がする。

ベレッタM92FSの延長版、ソードカトラスとハードボーラー。
ソードカトラスはKSCのガスブロ-バックガン。
HB/06


[こだわりの各部]
ハードボーラーはオートマグの失敗を取り返すべく開発した、ローコストなM1911を狙った普及モデルという位置付けだったと思う。
しかし、単なる廉価版では米国外の他のメーカーなどとの競合になる。
ロングサイズだけでは単なるキワモノになりかねない。
そこでハードボーラーは、バレル,スライドが長いだけでなく、主な素材を当時はまだ自動装填式では普及していない(回転式は既にS&W社などがやっていた)、ステンレス鋼とした。
更にナショナルマッチ並みの各装備や、ロングタイプのセフティレバーを装備するなど、当時の水準で言えばセミ・カスタムとでもいうべき豪華装備も奢られている。
ロングタイプのセフティレバーは、今でこそ一般的だが、当時はカスタムメーカーがやっていた内容で、量産メーカーでこれを装備したのはハードボーラーが最初だったのではないだろうか。

ナショナルマッチからのアイデアとしては、ストレートなメインスプリングハウジング、調整式リアサイトとスライド上部のリブ、ストローク(移動幅)調整のスクリューがついているワイドトリガーが装備されている。
もっとも、サイトはゴールドカップがイライアソン(サイトのリーフ、照門部分がついた板が最後方につき、フラットになる)タイプなのに対し、ハードボーラーのリアサイトは形状的にはスターム・ルガー(下に写真有り)のそれに近い。

トリガー(引き金)自体は中抜きのスケルトンタイプで、幅ももワイドでゴールドカップと同じだが、ゴールドカップがグルーブ(縦溝)入りなのに対しスムースになっている。
スライド上面のリブは、ハードボーラーでは緩いテーパー(後部が高い傾斜)がつけられている。
ここはゴールドカップは平行だった。
リブの上にはゴールドカップ同様グルーブが彫られてサイティング(照準)時の反射防止としている。

ハードボーラーとナショナルマッチカスタム。
これはナショナルマッチをベースに6インチバレル、ボーマーサイト、アーチドメインスプリングハウジングなどの(ほとんど写っていないが)カスタムパーツが付けられたMGCのモデルガン。
HB/09



[ロストワックス]
ロストワックスとはインベストメント・キャスティングともいわれ、鋳造(溶かした鋼を型に流し込み、冷やして固める)法の一種。融点の高い鉄やチタンなども加工できるのが特長で、この工法のおかげでハードボーラーではステンレスを使用してもローコストで製造出来たと思われる。
また従来の加工法では不可能だった形状も作れるなどのメリットを持っている。
ロストワックスはロウ(ワックス)型の成形と、金属部品の成形の、2段階の工程を経て完成する。
まず金型を作り、これにロウを流し込み、ロウの模型を作る。
これにテンプラ,フライよろしくシリカ(珪砂)をまぶして衣状の型を作る。
この型を熱し、ロウを溶かして抜き(ロスト,失われるの意)、空いた空間に今度は金属を流し込み、冷やして固める。
最後にシリカの型を壊して中身を取り出す。
二重の複製になるので、精度はその分落ちる。また、シリカ型の表面、それを壊して中身をとり出す際のサンドブラストなどにより、表面は梨地になる。

なぜ最初から型に金属を流し込まないのか。実際ダイキャスト(ダイカスト)工法ではそうしている。
理由は、使う金属が限られるからだ。ダイキャストでは、亜鉛,アルミなど融点の低い金属を使う。型が鉄なら、溶かした鉄を流し込むと型も溶ける。
それならセラミックで型を作れば、と思うだろうが、これも技術的に難しく、かつコストの問題があるようだ。
砥石などに使われるようにセラミックは硬度も高く、削りにくい。更に脆く割れやすく、金属の型のように高い圧力をかけて過熱,冷却を繰り返し、万単位の回数使える型にはならないのだと思う。

ダイキャスト以外の方法では、砂型法などで融点の高い金属でも鋳造を行っているが、成形性(突き固める)の限界からくる形状と精密さの限界、そして型の取り出しを考慮しなければいけない、などの制約がある。
そこでダイキャストと砂型、両者の欠点を補う形で、ロストワックスが考えられたのだと思う。ロウを使うのは融点が低いからだが、更に型の表面についたロウが離型剤として機能するのかも知れない。

ロストワックス製法を大々的に取り入れ、コストダウンしたのがスターム・ルガーだ。
同社は安価な価格設定と確かな品質で急激に成長した。これにAMTも目をつけたわけである。
しかし、スターム・ルガーの製品は、研磨による最終仕上げを行い、一見鋳造とは判別できない。
AMTもスライド側面を磨いていたりするものもあるが、大部分は梨地仕上げだ。
これは、シリカの型をサンドブラスト(ショット)で砕いて取り出したときのままではないかと思うが、艶消し仕上げの為、機械加工後ブラストをかけるところも増えているので、一石二鳥を狙ったのではないだろうか。
更に最後期のものがGun誌で紹介されていたが、これなど元の金型のパーティングライン(合わせ目)がスライドなどに残っていた。

ハードボーラーとスーパーレッドホーク。
スーパーレッドホークはスターム・ルガーの大型リボルバーで、これは44マグナム,7.5インチバレル仕様のもの。
タナカのガスガンで、表面はトワイライトクロームというメッキ仕上げ。グリップはパックマイヤー。
HB/07

ロストワックス以外に最近では粉末治金でMIM(メタル・インジェクション・モールディング)工法というものがある。
これは金属を粉末にし、型に入れ、結着剤によって固め、これを型から取り出した後、焼結(ある程度高い温度にして粉末同士の表面を溶かしてくっつける)して完成、というもの。
当初は型から抜いた後、熱処理で大きく収縮したが、最近では収縮率も少なくなったそうだ。これでキンバー社などはM1911型オートピストルのシア,ハンマーなどのパーツを作っているという。

[1/1]
下の写真後方はMGC(タイトー?新日本模型?)のガスブローバックガン。ウエスタンアームズとの提携により、マグナ方式を採用している。
素材はヘビーウエイト樹脂のようだ。全体は濃淡のある濃いめの灰色といった感じである。
アウターバレルはアルミ、チャンバー(薬室)も銀色で、バレル周りが唯一のアクセントになっている。
グリップスクリューはヘックスタイプのリセス(六角穴付き)のものに替えた。
M1911系トイガンのグリップスクリューは、JIS(ISO)のものとインチ形式のものがあり、メーカーによって違うようだ。インチサイズではヘックスリセスまで3/32インチなどのものがあって閉口する。
MGCではこのブラックモデルの他、ハーフシルバーやオールシルバー、更にパックマイヤーのゴムと木を組み合わせたアメリカンレジェンドグリップが付いたり、今回の1/6のようにレーザーサイトユニットをつけたものも作られた。
更に、このロングバレル,スライドのパーツを流用していくつかのカスタムを作っていたようである。

MGC(後方)とWA(前方)のハードボーラーの刻印。
MGCでは商標問題からAMIとされ、ロゴも少し変えている。
あと、MGCでは打刻を、WAではロストワックス時の鋳造成形?を再現しているのか、文字の太さ,深さが違う。
また手元に資料があるハードボーラーの後期モデルでは、これらとも異なり、化学処理らしき黒色のマーキングである。
HB/04

WAとMGCのそれは、同じ仕様のものをモデルアップしたと思われる。
下の写真、右後方は、WAのモデル。左前方が、MGCのもの。
両社は微妙にサイトの大きさ,セフティレバーの幅,スライドストップ平坦部に至るアール形状などが異なる。
WA製にもステンレス風の塗装と、カーボンブラック仕上げという、黒鉄色のヘビーウエイト磨き出しのものが限定で作られている。
MGCのものもWAのものも、部品がダイキャストなので、AMTの実物以上にエッジの効いた仕上がりにみえる。
ハーボボーラーはトイガンのハンドガンの中でもロングサイズで、重量バランスが気になるところだが、特にWAではフロントが非常に重い。リコイルスプリングガイドがウエイトとなっているのだろうか。
インナーバレルは出力が上がらないように配慮してか、WAではノーマルの5インチと同じ長さと思われる短いもの、MGCでも奥にインナーバレルが入り込んでいるが、WAのバレルより若干長く6インチ版程度の長さはある。
パワー的には大差ないようだが。
WAはナショナルマッチゴールドカップも最近作っている。
更に、ミリタリー用のナショナルマッチをベースに、名射手ボブ・チャウがカスタムしたボブ・チャウカスタムも出している。
MGCはガスガン以外にモデルガンが存在したようだが、これはメーカーが無くなったこともあるのか高値を呼んでいるようだ。
更にガス固定式ではマルイがハードボーラーを長い間作っている。
HB/11


[ターミネーター]
ハードボーラーは映画「ターミネーター」でレーザーサイト付きのこれをアーノルド・シュワルツネッガーが使用して人気が出た。それでトイガンでも少し遅れたがモデルアップされたように思う。
上のソードカトラスもアニメ,コミックがもとだし、以前映画「ロボコップ」で使われたベレッタ改造のオートナインもKSCが作っていた。
以前、日本のTV連続物で、映画化もされた「あぶない刑事」シリーズで館ひろしの使用するM1911カスタムをイメージしてタカ・カスタムとして長短それぞれをMGCが販売したものがあり、これはその後ウエスタンアームズからフルスケール版がワイルド・ホークだったかの名前で出ていた(許可を得ていないのでタカ・カスタムの名は使えなかった)。
他にも米国TVシリーズ物の「ナッシュ・ブリッジス」の主人公ナッシュ(ドン・ジョンソン)の使うM1911カスタムがデティクティブスペシャルとして売られたり、映画「セブン」で ブラッド・ピットの使うこれもM1911のカスタムが現在Jアーモリーからリリースされている。

ハードボーラーとデティクティブカスタム。
どちらもWAのガスブローバックガン。
HB/08


[1/6]
さて1/6は正にターミネーターモデルで、そのフィギュアに付属していたのでは無いかと思う。
色も全体がシルバーで、グリップは黒となっている。
そして、映画に使われたときに取り付けられていた、大型のレーザーサイトが付けられている。
可動部分はマガジンくらい(これが固く、無理に外していない)だと思う。
HB/12

[AMTの戦略]
ハードボーラーはその後、5インチサイズやコンパクト、口径違いのバリエーション違いなどの種類を増やし、この7インチ仕様自体もビーバーテイルを持ったグリップセフティが付くなど改良され、AMTの戦略は一応の成功を見たようである。
しかし、現在ハーボボーラーの生産は終わっている。
確かに安価なM1911の需要はあった。が、高精度なセミ・カスタムというべき製品が多く出てきて、かつ精度と価格をバランスさせたスプリングフィールド、キンバー社などの台頭によってその使命を終えたのではないだろうか。
そして、この長く重いオートは、携帯するにはあまり向いているとは言えない。
実物の用途としては競技用というよりレンジで週末に撃って楽しむスポーツ用、もしくは自宅などにおいて万一に備える、といった使い方になるのではないか。
これを元に競技用にカスタムしなくても市販の競技向けがあるし、タクティカル向けの装備でもない。
またハンティングに持っていくなら、動作の確実性が高く、もっとパワーのある弾を使えるリボルバー(回転式)がある。

オートマグとハードボーラー。
実銃はどちらもAMT、これらはMGCで、オートマグはモデルガン。
HB/02

そして、他にこれだけのロングスライドが見られないように、デメリットもある。
それはとりもなおさず、スライドの重量増加だ。
競技用のウィルソンなどがスライドを伸ばさずバレルにウエイトをつけたのは、スライドの延長が面倒な加工になるだけでなく、ここをコンペンセイター(制退器、上のデティクティブカスタムもこれを装備している)として使うこと、そしてスライドが重くなり過ぎることを避けたなどの要因だったようである。
スライドが重いと動きが遅くなり、発射の衝撃は緩和されそうだが、そのぶん重心移動が大きく、前後,上下動が大きくなる。
また、あまりにも弾頭重量に対しスライドが重い場合、スプリングも弱くしてバランスをとるなどすると装填不良が生じ易くなる。
特に競技用では38スーパーを使うので、弾頭重量が半分くらいになる。このためスライドの肉抜き加工を施したボランドカスタムなどもある。
やはりもともと5インチで弾とのバランスまで考えており、むやみに伸ばせばいい、というものでも無かったようである。
但し、その大きさからくる存在感、所有欲というところには逆に意義があるし、映画で使われたのもそのルックス故だと思う。
トイガンでも、この大きく重いスライドが派手に動くところに魅力を感じるのか、ハードボーラーは人気があり、WAでも現在再生産出来(増産)になっている。
この手の超がつく大型拳銃の魅力には弱く、ハードボーラーもMGCとWAの両方につい手を出してしまった。
更にWAのハードボーラーは最近手に入れたものだが、特に気に入っている。
次回は順当にいけば、SF架空銃の世界をお届けしたい(さて何でしょう、ヒントはだいぶ前、LINK先のMomoclo「決闘中?」とかゆうタイトルに)。
HB/10

ではまた。

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海の中道事件 続編
umi/01

前回、記事の中で番外編としてこの事件について少し触れた(M10 2インチの記事)ので、乗りかかった船でもあり、今回地裁判決を受けて独立した記事でこれを書くことにした。
従来の趣味のブログとは異なる趣旨で、せっかく覗きに来ていただいたトイガンファンの方には申し訳無いのだが、少し硬い話にお付き合いいただければ、と思う。
この話をするにあたっては、まず、幼くして命を絶たれた、今回の事故の犠牲者三名の方に、謹んで哀悼の意を捧げたい。
この尊い犠牲の為にも、事故と裁判の行方について、地裁の判決が出た今、考えてみるべきであると思う。

また記事の前後に人形の写真を付けているが、これはこのブログの体裁の為であり、本人も迷ったがこの表現方法とさせてもらった。もし気分を害された方がおられたら先にお詫びする。

[酔っていたかの判断]
今度は判決が議論を生んでいる。
訴因を追加させたときからこれは予想できたが、ある意味予想以上の温情判決に、驚かされた。
偽装工作を行う冷静さがあるので、泥酔とはいえない、とまで判断しているとのこと。
弁護側の問題を以前訴えていたが、法廷全体にこのような、一般の認識からかけ離れた加害者の味方意識が浸透しているとするとかなり問題である。

確かに、刑法事案の場合、「疑わしきは、被告人の利益に」である。
しかし、あくまで呼気のアルコール検査によらなければ、「疑わしき」状態なのだろうか。
飲酒量とそれを消費した時間については、この裁判でも、既にかなり明らかになっているようだ。
どんなに酒に強い人でも、飲酒すれば通常の状態の反応速度、判断力は維持できないと思う。
警察側の研究だが、科学警察研究所の発表によると、酒に強い,弱いに関わらず、反応時間の遅れが認められるという。

また、今回の事故態様が明らかに、「通常の判断力で」運転していて発生しないと思う。
何より直線道路での追突であり、一瞬のわき見ではこれだけの事故は起こらない。
今回の事例は、通常の状態では考え難いほど注意力が低下していた、と判断するべきではないだろうか。
多くの酒を飲んでおり、通常の判断力なら避けられた事故を起こしている。原因と結果が揃えば、これは「酔っていた」証明になるのではないか。
酒気帯び運転の場合と異なり、酒酔い運転の場合の基準は呼気のアルコール濃度検査に基づいていない。
酔っているかどうかの判断は、本来精神医学 神経生理学的に判断すべきとの医学側からの意見もあるようだ。
そうすると、単に呼気のアルコール濃度を測っても、一定の目安にしかならないことになり、逆に上記の手法に近い、その行動から(つまり事故の態様から)判断するほうが、まだ科学的だとは言えないだろうか。
呼気による体内のアルコール濃度推定(これも、間接的な方法ともいえるのだ)以外に、近年、飲酒量から体内のアルコール濃度を推定する、ウィドマーク法によって計算された結果が、証拠として法廷に提出されているが、これを採用して有罪となった例はまだ見られないようだ。
今回の事例でもそうだが、「酔っている」状態の証拠は揃い難い。
それなら、偽装工作無く速やかに検査に応じなければ、状況証拠を覆せない、という判例を作れないだろうか。

またアルコールの血中濃度より正確さという点では低いものと思われる、しかも「偽装された」検査結果に拘る裁判官の姿勢は、更に不確実な「証拠」を金科玉条のようにかざしていることにならないだろうか。
これは、数字として明確に表されているものが客観的で確実である、というデータ至上主義とでもいうべき誤り、または難しい判断を避け、数字を示せば非難されにくいという、事なかれ主義に陥っているのではないだろうか。

また、判決がさほど酔っていない推定要因として挙げているのは、運転を始めてから8分ほどの間事故が無く、狭い路地などを抜けているからだという。
これは、運転開始直後は酔っていても緊張を維持できただけではないだろうか。

以前、未明(夜明け前)に車を運転していて、前を行く車が飲酒運転で横転事故を起こすのをちょうど目撃したことがある。
このときは、飲食店から出た車が最初はちゃんと走り出し、二度ゆっくり車線をまたいで(直進しているつもりが徐々にづれていき)、これに気づいて元の車線に戻る、ということをやった。
これはおかしいな、危ないから注意すべきかな(全く見知らぬ他人だが)と思っていたら、今度は道端に寄ってしまい、車の進入止めに乗り上げてあえなく横転してしまった。
この目撃例では、最初から全く運転できていないのではない。
車線を越えたといっても、すぐクイックに戻してその後しばらくそれを維持しており、これが蛇行を繰り返したとまではいえないと思う。
わき見の状態が2回あったのと同じである。
飲酒運転の事例として、その傾向は似たものが無いだろうか。

直線での追突事故でよく言われる、「ぼうっとしていた」状態になるのは、単調な状態になり刺激の少ない状況の方が、集中力を欠きやすいからではないか。
そして飲酒の影響を補うべく、運転開始当初は覚醒を心がけて注意力を維持していたものが、この慢心により低下したのではないか。
運転を始めてから数分は一応事故もなく運転できたというが、逆にその位が緊張を維持できる限界だったのではないか。

そしてこのような飲酒の影響については、個人的経験だけでなく、既に科学的見地からの検証が行われ、交通安全の啓発活動などに使われているように思う。
これに対し、報道を見る限りでは、判決には、飲酒の影響についての知見や、科学的考察が伺えないように思う。

[制御不可能な速度]
また、今回の事件は、橋の上の事故であり、法定速度50キロ(km/時)のところを、倍の100キロで走行している。
速度超過50キロ以上は、それだけで免許停止確定で、速度超過では最も悪質(大きな違反)なランクに入る。
更に橋の欄干は当然法定速度をもとに強度を検討していると思うので、倍の速度で走行し、走っている前車に追突した場合、欄干を突き破って転落する危険は“予測できた”といえないだろうか。
普通の平面道路と違って、転落の怖れがあり、そうなると非常に危険なところを、法定速度の倍,50キロ以上超過で走る、これを危険運転とみなすわけにはいかないだろうか。

この道路を加害者が通常100キロで走っていたというが、いつも違反していたからといって、それはたまたま事故を起こさなかっただけ、ともいえる。
これは安全を証明するものでもないし、ましてやその速度を容認すべき事情とはならないだろう。
これで事故の責任が低減されるなら、違反の奨励になってしまうと思う。

また、実際の走行条件は、場所ごとに、または気象条件などにより刻々変化する。
このため、一律に定めた法定速度だけを基準には出来ない部分もあると思う。
それではどのような状態なら危険運転の要件を満たすか、で判断できないだろうか。
今回の事例では、直前でブレーキをかけ、ハンドル操作で回避しようとしたがぶつかったようだ。
回避はもちろん、制動,停止も制御のうちである。つまり制御できずに追突しており、この事例は正に危険運転の要件を充足しているのではないか。

[わき見が主原因か]
くどいようだが、わき見が事故の主な原因、とは出来ないと思う。
それまで適正な速度,車間距離を保っていたなら、一般に交通教本等で使われる1秒程度のわき見なら、制動,回避不可能なまで事態は急迫しない。
逆にいえば、回避できるだけの距離、それが安全な車間距離である。
前方不注視の直線追突の場合、居眠りが原因であることが多いのは、被害車両の急ブレーキや急な車線変更などがなければ、一瞬のわき見では事故にはならないからだ。
更にいえば、事故当時、加害者は何を見ていたというのだろうか。
以前、多くの被害者を出した事故で、車内のオーディオ機器を操作しているうちに事故を起こしたと主張しているものがあったが(これが認められたかは知らないが)、このような加害者が注視すべきものが具体的に語られたのだろうか。
わき見というのは、何かを見ていた状態である。
進行方向でない方角を、目的も無く眺め続けたというのなら、これは「通常の判断力がある」状態ではない。

[危険運転致死傷罪の意味]
確かにまだ若い青年に7年以上の実刑を科すというのは、非常に重い結果になるし、それだけ長い懲役が果たして本人の更正の為になるか、というと疑問も残る。
まだ社会には飲酒運転を引き起こす環境が残っており、今回の事例でも彼が一人自宅で酒を飲み、自動車の運転を始めたのではなく、幾人も関係する周辺の人間がいたようである。
彼は事故後、被害者を救出するどころか、自己保身の為の数々の隠ぺい工作を弄しており、これは非常に悪質な行為と言えるのだが、若さゆえ自分のこれからのことを考えて一種のパニック状態に陥り、見境無く見苦しい、愚かな行動をとってしまったのかも知れない。
また、この事件は当初からマスコミに大きく取り上げられた。
法律制定の機運、世論を意識してかマスコミの論調が魔女狩りよろしく、当然彼に厳罰が下されるものという前提に立った、偏ったものだった可能性もある。
彼一人が飲酒事故問題のスケープゴートになり、過酷な責任を背負わされるのであれば、これは慎重になるべきである。

しかし、だからといって法律の趣旨を無視し、また以上述べたように到底納得、賛同できないような理由をつけて適用を見送ってはいけないと思う。
この法律の適用は、彼一人の問題では無い。
法廷の場では、しばしばなおざりにされがちな事故の被害者、それも今回の被害者だけではなく、未来の、残念ながら決して少なくないと予測される飲酒運転事故被害者の危険を考えるべきだ。
裁判官には、目の前の被告(加害者)を見るだけでなく、社会の規範を作っているのだという認識を忘れず、時には鬼になってでも正義を示して欲しいものである。

[刑罰が薄まる危険]
ついでにいえば、刑法制定から非常に長い年月が経っており、刑期を全て見直してもいいのではないか、と思う。
人生50年の時代から、現在平均寿命80歳になろうかという時代である。人の命にかかわる罪などは、1.5倍にしても制定時の趣旨に沿うと思うのだが。

また今回の法律は新しいものだが、刑の適用と判例の歴史的傾向についても。
現在の法制は判例の積み重ねが量刑に一定の基準を与えているのだが、これは長い年月を経ると、量刑が軽くなる傾向が生まれるのではないかと思う。
判例は当然、個々の事例によって量刑が異なるが、各裁判所が一応独立して判断するので、ばらつきが生じる。
更に最高裁でも、裁判官が代わるので、そこにある程度量刑の差は生じる。
そして、この中で平均的な量刑を考えるとしても、公平性の観点から以前の量刑より重くは出来ない、という判断が入ると、次第に軽い方へ移行してくる傾向があるのではないか、と思う。
特に被告人の人権重視の判断がある場合、刑は軽くなる方向へ行くのではないだろうか。
これを修正するには、一定期間を過ぎたところで、法自体を改正して補正するか、大きな流れで判例を捉え、量刑の体系を見直しながら事例に当たるかが必要なのではないだろうか。そうしないと、次第に法は効力が薄まっていくという心配は、杞憂だろうか。

[法の精神の実現]
判例が出てきたところで、古い判例だが、事故で死亡前に「残念」と言い遺したことを、慰謝料請求の意思と認めたものがあった。当時の裁判官は、法の精神を実現するよう、法文の足りないところを解釈で補っていたように思う。
法文の記述は、細かすぎても、大雑把過ぎてもいけない。
どちらも“使えない”法になるからである。

厳しい刑罰の法には厳しい要件を、という意見もあるが、これは裁かれる行為の明白性と運用可能性とのバランスから考えるべき問題で、ともかく細かく,厳しい要件では破防法のように絵に書いた餅になる。
そしてこれは立法の、国会の場で議論され、合意をみた結果法律として成立するものである。
また、運用面で厳し過ぎる解釈が行われると、更に要件を緩和した、「目的外にも適用可能」な法律が生まれてくる危険性が増す。

最も厳しい刑が適用される殺人については、非常に短い「人ヲ殺シタル」という要件だけである。
そして昔も今も、「殺意の有無」が争点になるが、これは突き詰めれば加害者の心の内のことであり、裁かれる本人しか知りえないことである。

そして、裁判官は個人的にこの法律を良く思っていない、ということもあり得るし、意見を持つこと自体は決して悪いことではない。
もちろん無知から悪法が出来ることはあるし、それは専門家からの意見として廃止,改正を訴える必要はあるだろう。
但しその法律が施行されている以上、たとえ悪法でも、それが民意である。
出来た法律は国民も司法も遵守するのが、民主主義である。
以前、判決に立法上の不備を指摘し、現行法の限界を訴えるものがあったが、可能な行為はここまでではないか。
裁判官は、自分の意見は意見、仕事は仕事としてきちんとその運用を行わなければならないはずだ。

またこの法律は禁酒法のように全面禁止ではないが、愛飲家には面白くない話であり、製造,販売(飲食店)業者にとっては(違法な行為の結果の、本来守られるべき利益ではないかもしれないが)少なからぬ損害を発生させているものである。
また、もともと条件反射の早い人もいれば遅い人もいるのだが、現在の運転免許制度では、そこまで適性を問わないで国民の過半数に運転を許している。
更に高齢運転者も増えており、その事故も最近問題になっている。
これらとのバランスを考えると、果たして飲酒をとりわけ重い罪に問うべきか、という問題がある。

何も立法や民間の意見のお先鋒を担げとはいわない。
ただ、もしも異を唱えるなら、他を納得させられるだけの検討が行えているか、威厳を保てるだけの中身があるのかを、まず自問すべきではないだろうか。

報道内容だけの判断では、正確さを欠くと思うが、今回の判決に、危険運転致死傷罪を否定するだけの真実、否定できるだけの説得力は、無いのではないかと思う。
そして感じられるのは、責任を持つべき者の、弱さである。
以前、警察官が射殺された時の政府関係者の態度について(MP5の記事)指摘したが、この判決は、今、責任を持って毅然とした態度で事態に臨む、という強い意志が、命にかかわる重大な任務にあるものに欠けていることを危惧させる。
もちろん、判決については両論あると思う。そしてそれぞれの立場の者が、それぞれ持つ場でより深く交通事故について考えていただければと思う。

この事件に関わった方々に個人的な感情は無く、それぞれの職業的内容、法的な被告(加害者)の立場につき,、上の考えを述べさせてもらうものである。
また、直接取材などを行ったことはなく、報道記事を元に書いている。
このため敢えて個人名を記さない形で書かせてもらったが、それぞれ感情を持つ人間である。不快な思いでこれを見られた方にはお詫びしたい。

今後の裁判の行方にも関心はあるのだが、一応この問題についてはこれで終わりたい。

参考資料
警視庁 アルコールが運転に及ぼす影響
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/insyu/insyu1.htm
科学警察研究所交通安全研究室 調査報告
http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku190906/pdf/kakeiken_kenkyu.pdf

自動車技術会 論文集2004年Vol35No4 藤田悟郎
アルコール代謝の個人差と低濃度アルコールが運転に及ぼす影響

武蔵工業大学 計画・交通研究室 学生論文 西島英弘
飲酒が運転者の運転挙動及び生理特性に及ぼす影響
http://www.civil.musashi-tech.ac.jp/user-kigyou/2005cd/pdf/c_ronbun20.pdf

アルコールに関する法医学関連事項
http://tsstudio.s12.xrea.com/med/lmedalch.html

umi/02

次回はもちろん通常の形、トイガンレポートで超ロングサイズのオートを予定している。
ではまた。

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今回は、新企画として、ナイフを取り上げたい。
ナイフ編の最初に登場するのは、ガーバーの大型ハンティング用シース(鞘に入る)ナイフ、マグナム・ハンターである。
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[誕生の経緯]
1947年、それまでガーバーのナイフをデザインしていたデイビッド・マーフィーとのパテント問題から、新たなデザインで作る必要があったガーバーが、工業製品デザイナー、トーマス・ラムによるデザインで登場させたのが、ラム・ハンドル・ハンターと呼ばれる製品。
このハンドルの刻印が、1965年にGERBERからGERBER MAGNUMに変わり、ここからマグナム・ハンターと呼ばれたという。

その後1986年にガーバー社は売却されるのだが、それまでの製品をオールド・ガーバーと呼ぶらしい。
今回登場する実物は、ぎりぎりオールド・ガーバーではないかと思われる。
ま、会社は売却されたが、これは売却するわけではないので、どっちでもいいのだが。
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ハンドルの刻印。GERBER-MAGNUMとエクスカリバー(剣)のロゴがある。
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これにはツヤの良い分厚い本革のシースがついてきた。
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シースの裏には刻印がある。ガーバー ポートランドと読める。
ポートランドはガーバー発祥の地だが、今もここにあるのだろうか。
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[ハンドル]
マグナム・ハンターのハンドルは、3次元で曲線を組み合わされた複雑なデザイン。
このようにフィンガーレスト?をつけたデザインだと、握り込んだ時だけはいいけれど、というように様々な握り方に対応できないものがあるが、マグナム・ハンターのそれは立体的だが意外に扱いやすい。
トーマス・ラムは松葉杖の握りなどの取手までデザインした人らしい。
マグナム・ハンターのハンドルは、アルミの鋳造のボディに、アーモハイドという荒いサンドブラストをかけたような仕上げを施したもの。
クロームメッキのものもあり、そちらは美しさでは勝るが、滑り難さという点では、アーモハイドの方が良いと思う。
アーモハイドの色は、初期がグリーン、そして黒になり、変わったものではオレンジや迷彩色まであったようである。
今回のものは、ブラックアーモハイド。
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[刃]
売りである刃は、ハイス鋼に厚いクロームメッキがかけられているもの。ハイスとは、ハイスピード鋼のこと。
工作機械の鋼材切削用の刃に使う合金で、切れ味はいいが錆び易いため、メッキをかけているという。
刃厚は約3mm(最も厚いところ)。刃の裏側面は直線状、刃身は幅(厚み)方向が恐らく直線のテーパー(先細り)で、更に上下も直線状のテーパーになっている。
刃面は全体に曲率が変化しながらアールがつき、先は鋭いが逆から削り込まれていない。
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[根強い人気]
これは、20年くらい前に購入したもの。
余りアウトドアに出かけなくなったのと、実際これだけ大きなものを使う必要性が低いので、もったいないが時々思い出した時に引っ張り出す程度になっている。
今ではフォールディングが主な使用ナイフで、しかもロックのつかないツールナイフだったりする。
それはさておき、マグナム・ハンターは既に母国アメリカなどでは販売されていないが、日本では根強い人気から供給が続いているという。少しネットで調べてみたら、結構な価格で驚いてしまった。昔はもっと安価だったように思うのだが。

[1/6]
さて今回の1/6は、ハンドメイドである。さすがにこれを作っているところは無いと思うので、今回も自作記を。
まず、刃材は今回ステンレス0.5mmの板を使った。
これを切ってヤスリで刃とハンドル(こちらは小さめに)の形に削る。
実物はハンドル後部にまで鋼が入っていないようだが、パテでハンドルを作るので強度確保の為後部まで伸ばしています。
削るときはスケールを合わせた写真のコピーを用意して、合わせながら削っていきます。
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ハンドル部分にポリエステルパテを盛る。ハンドル部分は食いつきを良くするために、ヤスリで軽く傷を表面につけています。
実物では芯となる鋼材の真中に穴が開いていますが、これは省略しています。
パテは「モリモリ」というもの。臭いがきつく、体にも良くないらしいので、必ず換気しながら作業しましょう。
なかなか一気には盛れないので、この写真の状態から一度表面を削り、2回盛りとしました。
パテの硬化中は、マスキングテープで保護した刃身をバイスプライヤーや万力で固定しておきます。
今回は屋外にしばらく放置し硬化を待ちました。
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ポリパテの整形中です。パテは結構多めに盛り、ヤスリで整形しました。
このあと更に削り込み、黒色艶消し塗装で仕上げます。
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完成写真は、実物と1/6の比較を兼ねて。
もう少し粒子の粗い艶消しでも良かったとか、もう少し形を、とか思うが、反省は次回作に活かすことにします。
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[音]
現在はたまに台所で!使用するくらいだが、マグナム・ハンターを持って一番楽しいのは、その音だと思う。
鋼にアルミの一体ハンドルのためか、キィーンという感じの少しうなりのある音が響く。ナイフをたくさん持っているわけでは無いが、このように響くものは、他に持ち合わせない。
一体成形ならば、他にも存在するのだろうか。
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次回はまた、トイガンをやるつもり。ではまた。

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今回は、コルトの限定仕様、コンバット・パイソンを。
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以前パイソンを取り上げたとき(前回の記事)に、コンバット・パイソンも写真を載せたが、今回、1/6を作った(といっても改造だが)ので、しばしおつきあいを。
まずは1/1のトイガン、前回も出したが、タナカのペガサスシステムという方式のガスガンを。
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コンバット・パイソンと通常のパイソンの違いは、バレル(銃身)とそこに刻まれた刻印である。
通常のパイソンの短銃身モデルが2.5インチ(1インチ=25.4mm)バレルなのに対し、コンバット・パイソンは3インチである。また、バレルの刻印もCOMBAT PYTHONになっている。
コンバット・パイソンは1980年代に限定で出たようだが、これとは別に更にレアなカリフォルニア・コンバット・パイソンというモデルも存在し、カリフォルニアの市警が30丁作らせた、またはハイウェイ・パトロールが発注した、という複数の情報がある。
カリフォルニア・コンバット・パイソンにはカリフォルニア・コンバットの刻印がバレル(銃身)にあるという。

ちなみにパイソンの刻印は、彫りこみ部分に幅もあるので、エッチングなどかもしれない。
コンバット・パイソンには当時コルトが標準装備していたパックマイヤーのプレゼンテーションタイプのグリップが付けられている(上の写真、但しこれにはコルトのメダリオンがついていない)。もちろんこれは交換可能であり、グリッパータイプも、サービスサイズもつく。
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[2.5インチ]
コルト・パイソン(過去の記事)は発売当初6インチバレルのみで、後に4,2.5,8そして3インチとバリエーションを増やしている。
2.5インチはS&WのM19と相前後して発売されたのではないかと思う。これらはアジャスタブル(調整式)サイト付きモデルを私服刑事や、護身用として短くしよう、という開発意図だったと思われる。
既に2インチのリボルバーはあったが、これらは固定サイトだった。この開発にあたり、せっかくバレルも錘をつけていたり、リブをつけていたモデルの派生モデルなのだから、と少し伸ばして2.5インチとしたようだ。
特にパイソンは2.5インチが標準のエジェクター(排出器)が納まるシュラウドの、短縮できる限界だった。
この2.5インチモデルには、グリップも小型化し、それまでパイソンが装備していた特徴的なオーバーサイズのターゲットグリップではなく、同社のオフィシャルポリスなどと同じ、サービスサイズ(フレームと同じサイズ)のフルチェッカー  ウォールナットグリップが装備されたようである。
S&Wのシステムでは、バレルの下にシリンダー軸(エジェクター)を支えるガイドを付ける。ガイドが2/3インチほどの長さになっていたので、M19では2.5インチでもエジェクターの長さを短くしないと納まらない。そこでM19では、2インチ用の短いエジェクターロッドを付けている。ここでもう少し伸ばしたものを作れば、と思うところだが、この短いバリエーションが大量に売れていたわけでもなく、製造,管理上あまり部品を増やしたくないので、ここは妥協したのではないだろうか。

2.5インチで各種調整式サイト付きリボルバー。
パイソン,キングコブラ,M19,M586
このパイソンはコクサイのステンレス風メッキABS製モデルガン。
キングコブラはKSCのヘビーウエイト(HW})樹脂製モデルガン。
M19はタナカのペガサス ガスガン。
M586はMGC(タイトー)のHW樹脂製モデルガン。
PY3/04


[3インチ]
既に2.5インチがあるのになぜ3インチか、というと、当時の流行だったのである。もともとは、ライバルS&Wのリボルバーで3インチ付きが重宝され拡がったものだ。
上記のように2.5インチではエジェクターロッドの長さが不足し、発射済みケースの排出が上手くいかない。
もちろん、製品として出ているので使えないことは無いが、シリンダーから出たケースのリムを爪先で引っ掛けて熱いのを注意しながら引っ張り出す、ということになると素早いリロード(再装填)は出来ない。そこで少し伸ばしてもケースを確実に落とせるところまで押し出す長いエジェクターが付く3インチがFBIなどで使われ出した。ミリタリー&ポリスM65の3インチなどはFBIスペシャルの異名をとる。これがターゲット用のアジャスタブルサイト付きモデルやコルトにまで拡がったのである。

S&W M19 2.5インチとM13 3インチでエジェクターロッドの比較。
M13はM65のスチール(M65はステンレス)版。これもタナカのペガサス ガスガン。
シリンダーの前方に出ているロッドの長さが2.5インチでは短い。
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S&Wに話を戻すと、少数だがM66(M19のステンレス版)の3インチが作られ市販され、更にヨーロッパには当時自動装填式で提携関係にあったワルサーのブランドでこの3インチM66が提供されている。またM586,M686では日本でモデルガン化もされている。
コンバット・パイソンはこれに対抗したものだ。パイソンの特徴であるベンチレイテッドリブのクーリングホール(といって冷却、というほど効かず、飾りに近いらしいが)は2.5インチと同じく1つ、フロントサイトはレッドランプ入りで、これは当時のパイソンにも付けられていたようだ。
しかし、これら3インチの調整式サイト付きは結局ごく少数が作られたに止まる。
個人的には2.5インチではサービスサイズグリップでないと視覚的にバランスが良くないように思う。しかし3インチならオーバーサイズでも違和感が無い。

パイソン2.5インチとコンバット・パイソン。
2.5インチはアルタメントのマイカルタ(積層)ウッド。コンバット・パイソンはパックマイヤーのラバーでプレゼンテーションタイプ。
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更に3インチで少し変わったバリエーション。
コンバット・パイソンとルガー セキュリティ・シックス、S&W M629フラットサイド。
このカットではコンバット・パイソンのグリップはマルベリーフィールドのウォールナット チェッカータイプ サービスサイズ。
セキュリティシックスは実は2 3/4インチ。
ルガーといってもP08のLUGERではなくRUGER(スターム・ルガー)で、米国のメーカー。
これはウエスタンアームズのモデルガン。
M629は以前(過去の記事)取り上げたが、タナカのペガサス ガスガン。
PY3/09


[1/6]
今回は、以前取り上げた4インチモデルを切断、加工した。
まずバレルをカットし、フロントサイト,マズル部をプラ板で作って接着、ハンマースパーも少し薄くしてみた。
今回、少しだけ製作記を下に記したので、詳細(?あまり参考にならないかもしれない)はそこを参照されたし。
1/1のコンバット・パイソンと、1/6のパイソン4インチ,コンバットパイソン。
PY3/16


[トイガン]
しかし日本では、コンバット・パイソンは人気が出た。3インチ登場後はパイソン2.5インチの方が後回しの扱い、特にタナカは未だに2.5インチを作っていない。
ちなみにタナカのガスリボルバー(回転式拳銃)のペガサスシステムとは、ガスタンクをシリンダー内に収め、ハンマーでシリンダー中心軸を叩くことによってガス放出を行う方式の事。
話を元に戻して、3インチのコンバットパイソン人気の原因は、玄人が選択したサイズだということや、実銃の希少性も逆にプラスしているかもしれない。しかしそれ以上にネーミングが大きな要素だったのではないか。
S&WのM19はコンバット・マグナムという愛称を持ったベストセラーだ。ベストセラーの要因は名前だけでは無いと思うが、M19がコンバットとつけられているのでパイソンでも効果があったのではないだろうか。コルトはこれより前に、コマンダーの素材を鉄に戻したものにもコンバット・コマンダー(過去の記事)という名称をつけている。
認知度,興味の上がるネーミングの影響は大きい。
逆にコンバット・マグナムは全ての長さに共通(しかもイメージ的には4インチ)なので、同じ3インチでもM19では未だにトイガン化されず、M65,M13(M10)の3インチはFBIスペシャルの通称があったためかコクサイ,タナカから出ている。
自動装填式でもFBIやSOCOM,デルタやリーコンなど精鋭部隊の名が付くモデル、というものは人気がある。
コンバット・パイソンはコクサイからモデルガン、タナカからガスガンが出ている。
コクサイ(メーカーとしてはサンプロジェクト)は最近パックマイヤーのグリップにコルトのメダリオンが入ったものを付け、タナカはサービスサイズのウォールナット風(スチロール樹脂?)フルチェッカーである。タナカはメーカーオプションでプレーン(チェッカー無し)のマホガニー製グリップを出している(下のカット)。
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[マホガニー]
マホガニーは高級家具や楽器に使われる素材で、キューバやホンジュラスの材は現在入手できないとか。アフリカのカヤ,サペリなどがマホガニーとして使われているようだが、ラワンもフィリピン・マホガニーと呼ばれている。ラワンは一種類の材種を指すのではないが、色々な材,部位の中には時に本物のマホガニーと見まがうほどの素晴らしい杢を持つものがあったりする。
逆に現在、アフリカン・マホガニーという呼称の木材でも、色目が濃い茶色なだけでラワン以下の単調な木目のものもある。
タナカのグリップもアフリカ材などだと思うが、ちゃんと導管の粗密さがあって濃淡のある木目、磨くと綺麗な杢が出て、光を当てる角度によって色目が変わる。これは素材にかなり気を配っているように思うのだが。

[1/6改造コーナー]
と、一通り木材について脱線したところで、安全,合法な大改造(だって1/6スケールなんだもん)レポート。

自作がひとつ、改造が3つあるが、今までやったものは、なぜかほとんどコルト社のものである。
そして例外のデトニクスもコルト改造なので、全てコルトがらみである。
さて、大威張りで紹介できるほどのものではないが、過去に製作、改造したものをまず。
左から、ウッズマン・マッチターゲット(製作)、コンバット・パイソン(銃身短縮)、デトニクス(各部改造)、コマンダー(銃身短縮,ハンマースパー変更)。
比べると、今回が最も製作部分が少ない、、、
PY3/15


気を取り直して製作記を。
しかし実は今回の企画を思いついて写真を撮り始める前に既に銃身を切断,フロントサイトを接着してしまった。
よって写真は無いが、銃身の切断は縮尺を合せた写真を印刷するか、計算するかして、更に1/1を横に置いて眺めながらカットしている。
カットには模型用の、目の細かいノコギリがいい。少し長めに残して、後はヤスリで整形します。
今回は、銃口も、もともと深く開けられており、開け直す必要が無かったが、浅い場合は切る前にドリルで深く掘っています。

フロントサイトはプラ板をカッターで削いだものを接着します。
で、そこまでのものがこの写真。
そして、マズル(銃口)を製作するのだが、写真左にあるポンチで右側のプラ板を打ち抜き、
2.5mm径の円盤をいくつか作ります。
PY3/11


この円盤の中央に針などで印をつけ、1mmそして1.5mmのキリ(ドリルの刃)で順に穴を開け、拡大します。
このとき、小さな部品は固定しにくいので、ガムテープに貼り付け、爪で押さえてキリを手で回して開けます。
コマンダーのハンマ-はこの逆で、先に穴を開けてから外周部を削りました。
円盤をいくつか作ったのは、穴開けの失敗を見越して、なのだが、今回はめでたく3回目には満足いくものが出来た。
PY3/12


これをプラ用の接着剤で固定します。このあと、取り付けた部品,削ったところをガンメタの塗料で塗装します。
今回は分厚めのハンマースパー部分も少し削り込んでいる。
PY3/13


現在製作中のものと、同じく製作途中のパイソン。
これらが全部出来上がるのは、いつになるんだか。
ちなみにこの加工用の木製ブロックはブビンガというアフリカ産の木材。以前グリップ用に買った端材の、白身の部分(赤いところがブビンガは美しい)を使っている。
硬いので、ポンチやドリル加工の下敷きとしても優れている。
PY3/14


それでは、また。
PY3/07


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あけましておめでとうございます。
APS/01

今回は、記事(ネタ)ではないのだけれど。
昨年、このブログを立ち上げましたが、当人が驚くほど多くの人達が見にきて下さいました。
本当にありがとうございます。
今年は、新しい企画も少し考えていますので、これからもこのブログ共々、よろしくお願いします。
                                       赤い猫RRⅢ

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