ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2
今回は、スパイダルコのマルチツール・ナイフ、スパイダーレンチを。
spy/01


[スパイダルコ]
約20年前に米国コロラド州デンバーで設立されたスパイダルコ社。
同社を一躍有名にしたクリビット・ナイフは、サム・ホールという穴がブレイド(刃)の上部,ピボット(回転軸)近くに開けられている。
サム・ホールは、ここに親指を当て、ブレイドを開く為に設けられたのだが、この大変シンプルで操作性に優れ、両側からも操作できる穴は社長サール・グレッサーのアイデアで、パテントにもなっている。
スパイダルコは、このサム・ホールを設けた各種ナイフをバリエーション展開、同社は短期間のうちに世界的なナイフメーカーの地位を得る。
特に登山関係者には評価が高く、各国の登山チームが採用しているとか。

スパイダーレンチのサム・ホールと、蜘蛛の形のトレードマーク。
ブレイドにはメーカー名とステンレス鋼種、440Cの刻印がある。
この丸いサム・ホールも同社のトレードマークともいえる。
spy/08


スパイダーレンチ。
ブレイドもハンドルも、パーツのほとんどがステンレスで出来ている。
spy/15


[マルチツール]
スパイダルコは実用性とオリジナリティのあるデザインが売りだが、同じ頃台頭してきたメーカー、レザーマンもユニークな製品を作っていた。
それはマルチツール(万能工具?)である。
マルチツールは、ここも社長が考え出したアイデアで、自身が車の修理で困った経験から考え出された多用途ナイフだ。
従来、スイスのビクトリノックス,ウェンガーがアーミー・ナイフなどの通称で知られるマルチツールを作っており、軍用だけでなく広く一般にも使われてきていた。
しかし、レザーマンは、しっかりしたプライヤー(挟む道具?)がついたマルチツールがあれば、これひとつで車載工具の代わりになると考え、プライヤーに、ナイフやドライバーなどのパーツを付属させたヘビィ・デューティ(過酷な用途に耐える)なツールを作り上げた。
レザーマンのマルチツールは、プライヤーのハンドルがプレス鋼板で作られ、折り畳み式となっており、折り畳むと従来のアーミー・ナイフ並に小さくなる。
これが大ヒットし、レザーマンはプライヤー主体のマルチツールの元祖として、ゆるぎない地位を築いた。
そこで各社、それも大手が同様のコンセプトでマルチツール・ナイフを作り始め、マルチツール・ナイフは一つのカテゴリーを形成するまでに成長する。
スパイダルコも、この時流に乗った製品の開発に着手、今回紹介するスパイダーレンチを作る。
但し、多くの商品がレザーマンのコピー,改良品といった概念の物だったのに対し、スパイダルコはオリジナリティにこだわり、実に独創的なシステムを作り上げた。

マルチツール・ナイフ3種。
左からビクトリノックス サイバーツール,レザーマンミニ,スパイダーレンチ。
全てプライヤー使用時の形態。
spy/13


[変身]
スパイダルコは、妥協無く本格的なナイフとプライヤー,モンキーレンチなどををくっつけたものを形にした。
そしてレザーマンのプライヤーはラジオペンチの形なのに対し、スパイダルコは支点位置を変えることで開き角度が2段階に変わる、大き目のナットなどを回す用途向けの2ステップ・プライヤーの機能を盛り込んだ。

プライヤー部分のアップ。
spy/05


そしてブレイドは同社のオリジナルであるサム・ホールがついた本格的なもの。
これは普通の刃(ストレート)だが、セレイション(波刃)付きのモデルも存在した。
それまでのマルチツールはどちらかといえばナイフは、刃の高さが小さなもの(細長い刃身)となっていた。
また、その薄身ブレイドも、ハンドルを握った方とは別の手の爪を小さな溝にひっかけて開く方式が主で、タクティカル・ナイフ(SW-3000CF;過去の記事)のように片手で開く機構を持っていないものだった。

スパイダーレンチのブレイドを開いたところ。このときはプライヤー自体がハンドルとなる。
spy/02


そしてこれだけでなく、ちょうど少し前に流行り、映画化もされた「トランファーマー」のように、このツールは更に”変身”する。

基本的に支点はブレイドの操作もハンドルの開閉も同じところ(ピボット部)だが、ブレイドを閉じてハンドルを約180度回すと、この状態でロックがかかり、ここで背面についたビットを挿すと、リーチの長いドライバーのハンドルになる。
spy/04


ビットは表裏でプラス,マイナスの溝に対応するが、更にプラス2個、マイナス2個が内蔵されている。
タクティカル・ナイフの標準装備、ベルトクリップもついている。
また、下の写真のようにハンドルは2つに分離することが出来、一方にはモンキーレンチ機能もつく。
外した一方はドライバのハンドルとしてのほか、独立したフォールディング・ナイフ(折りたたみ式)となる。
また、長いビットの中央部は3面(平面,凹面,凸面がある)のヤスリになっている。
これらの構成を可能にしたのは、ステンレス鋼を高い自由度で成形できる技術である。
これには以前ハードボーラー(過去の記事)のときに紹介した、ロストワックス工法が使われているのではないかと思う。
spy/06


独立したプラスのビット(これらは鍛造,切削のようだ)の溝にはグルーブ(この場合横溝)が刻まれている。
これがビスの頭をとらえ、カムアウト(頭がなめる,滑る)しにくくしているようだ。
spy/07


[1/6]
それでは、1/6を紹介したい。
今回のものも、市販されている様子は無いので自作した。
これは見てのとおりスケルトン(中抜き)のハンドル形状でパーツがたくさん露出しており、非常に複雑である。
このため形を再現する方法を色々考える必要があり、構想から完成まで、結構時間がかかった。
細かい穴やビス,ピンなどは再現の限界もあり省略したが、更に加工の限界(そのまま小さくすると強度的にもたない)があって苦労した。
これは作りながらイメージを壊さない範囲で形をいじり、それっぽくなるように努めたが、見られる仕上がりになっているだろうか。
spy/09


それでは製作記を。
まず、寸法に合わせて縮小コピーした紙を貼り付け、プラ板,ステンレス板に穴をドリル,ピンバイスで開けていく。
そのあと外形や、細かいところもカッターやヤスリ,リューターで削る。
今回は、実物では一体のハンドルを3枚に分け、肉抜きの穴を貫通させたものを張り合わせて成形した。
ブレイドは開いた状態で固定とし、かつリリース用レバーも一体で作り、ハンドルに接着した。
ベルトクリップは薄いプラ板を実物同様曲げて作り、ビット類も別にプラ棒から作り、モンキーレンチのアジャスターは、2mmのビスを切ってはめ込んである。
spy/10


[アイデア商品?]
さて、これだけ独創的アイデアに満ちたスパイダーレンチ、そのネーミングにもそそられるものがあり、見つけてから直ぐに欲しくなって入手したのだが、実際使ってみると少々難点もある。
まず、モンキーレンチのアジャスター部のクリアランス(ガタつき)が大きく、歯が開き気味になってボルトをしっかりとらえない。
これは、力をかけたとき平行になるように、フライスで歯の部分を若干角度を付けて削り直し、良好になった。
次に、サム・ホールは切りっ放しで、親指をかけると本当に切れそうだったので、両面から面取りをした。
そしてプライヤーだが、くわえる部分の厚みが上下で違い、また掴めるサイズも限定的(大きいほうも小さいほうも)である。
これも厚いほうを先だけ削ればいいのだが、そこまですると格好が良くないような気もして、そのまま使っている。
また、ブレイドを出したまま180度ハンドルを回すと(そんなヤツはいないと思うが)、どちらのロックを解除するのも難しく、手を切りそうだ。
これがリコールされたとかいう噂も聞く(しかし後述するように、単に廃番にはなっていない)のだが、それはここが原因かも知れない。

この製品の安全性,品質については、このように疑問もあるので、諸手を挙げて賞賛は出来ない。
しかし上記の2箇所の改良でかなり使えるようになったし、フルサイズ?のナイフに2ステップ・プライヤーとモンキーレンチまで備えたマルチツールは他に見かけない。
そして、手になじむように(造形美の為に?)アールを変えた曲線を多用したラインとメカニカルなパーツのコントラストが効いた造形は、実に豊かな感性と構成力を感じる。
ナイフを面白がって、もて遊ぶ事を推奨するつもりは無いが、やはりスパイダーレンチは遊び心のある面白いツールだと思う。

現在、スパイダルコとしては生産終了(当時も日本製だったとか)だが、これを求める声は絶えないようで、廉価版ブランドのバードナイフからバードレンチ(BYRD RENCH)として若干形を変え販売されている。

それでは、今回はここらへんで。
spy/20

スポンサーサイト
web拍手 by FC2
今回もまた少し趣向を変えて、拳銃の射撃姿勢、それも両手保持の立射(Two-hand sighted fire,Two-hand eye-level shooting)のスタイルについて、1/6のドールを使って考えてみたい。
Poj/01

[概要]
かって、拳銃は片手で使用するものとされていたとか。
今も標的射撃競技などではルールで片手撃ちを定めている。
しかし、実戦的な射撃訓練,競技が発達すると、命中率を上げるため、両手を使う姿勢をとるようになった。
実際、両手を使う方がはるかに銃を安定させやすい。
また、スピードも、ごく近距離でサイトを使って照準する間もなく発射するケースでなければ、両手でも片手と変わらない。
それで50年ほど前から、拳銃の両手保持が推進されてきているという。
しかし、果たして両手保持のルーツはそこにあったのだろうか。

拳銃の立射で両手を使う場合、ウイーバーとアイソセレスという2つの構え方が主流のようである。
この2つは、上体が目標に対して正面を向く姿勢(アイソセレス)か、斜めになる姿勢(ウィーバー)かで大別される。

アイソセレス(左)とウイーバー(右)。
Poj/02


[アイソセレス]
アイソセレス(isosceles)は、上から見て両腕と体が二等辺三角形になる形(下の写真、青線で示す)から名づけられた。
Poj/05

これをアイソトレスと称する記事も見受けられるのだが、それは三角形=trussから連想された誤りではないだろうか。
Isotrussは、米国ブリガムヤング大学で開発された三次元格子構造体のことで、商標登録もされていらしい。

さてアイソセレスだが、1980年代、IPSC(International Practical Shooting Confederation=国際実用射撃連盟、IPSC自体は1976年に設立らしい)の射撃競技普及に伴い、一般化したという説もあり、このスタイルをIPSCスタイルと呼ぶこともあるらしい。
この説には、当時を知る(但し日本国内で)者として少し違和感を持った。
これより前、IPSC競技となっていなかったPPC(Practical Police CourseともPractical Pistol Courseとも、Police Pistol Combatとも書かれ、どれが本当かわからないが)でも、インストラクターがアイソセレス(当時はこの言葉も無かった)で教えている記事が何度か登場している(月刊Gun ’77 9月号,’78 11月号など)。
IPSC設立の発起人の一人で、コンバット・シューティングの第一人者ジェフ・クーパー(ちなみに彼が採っているスタイルはウィーバーだが)による影響などで、IPSC設立の前から既にこのスタイルは普及していたのではないか。

また、ここで何度も登場している1971年公開の映画、「ダーティ・ハリー」では、主演のクリント・イーストウッドがこの正面向き両手保持(但しウィークハンド=利き手でない側は、利き手の手首をつかんでいたようだ)でS&WのM29 (.44マグナム、但し映画上の設定でも2本目ではライト・スペシャルを使っている、ということになっていた 過去の記事)を撃っていたようである。
また、M29が登場するときにオーバーサイズのターゲットグリップを装備し、同じ年の1955年(M29の発売は1956年らしい)コルトから登場したパイソン(過去の記事)も、オーバーサイズのグリップを装備していた。
オーバーサイズグリップはM19などでも使われ、この頃から普及し始めたように思う。
コンバット・シューティングの普及だけでなく、カートリッジの強力化が、大きなグリップと両手保持を求めた、という側面も無いだろうか。
357マグナムでも充分強烈な反動だが、更に強力な44マグナムでは1950年代から両手保持が一般化していたのかも知れない。
以前SIG P232(過去の記事)のときに紹介した、小橋良夫氏の著書「ピストル」(1976年、池田書店)にも、「両手で保持し,両足を踏ん張り,腰を落としてタ^ゲットを狙う」のが、M29 44マグナム・リボルバーの射撃法だという記述が見られる。

つまりIPSC発足前から、この構えはマグナムに対処する方法,コンバットシューティングなどで既に使われており、そして、当時は名前も無かったこの構えに、後からできたIPSCの名前が付けられ、IPSCの発展,認知度の向上に従って、「IPSCのスタイル」になったのではないだろうか。

現在、アイソセレスはツーハンド・シューティングスタイルの基本として普及している。
基本は両腕を伸ばし、両手はグリップをつかむ(ウィークハンドは利き手にかぶせる)。
上体は目標に対し正面を向き、足は肩幅より少し広めに開き、膝を少し曲げる。
膝を少し曲げるのは、ここで反動を吸収する為だが、腕も完全に伸ばすと手首だけで反動を処理することになるので、若干曲げて構える方が良いという。
(3方向からの写真を合成)
Poj/03


[ウィーバー]
ウィーバー(weaver;直訳すると織工,編む人、オンラインゲームのテイルズウィーバーも女優のシガニー・ウィーバーもこのスペル、これも人の名前からきているようだ)は目標に対して45度位斜めに構え、利き手の腕はほぼ真っ直ぐ、ウィークハンド側の腕は曲げ、肘を下にしたスタイル。

ドールのポージングの限界から、ウイークハンドでしっかり銃を握れないが、基本は利き手にかぶせてしっかり銃を握る。
(これも3方向からの写真を合成)
Poj/19


この構えは、ジェフ・クーパーのスタイルということもあり、どちらかというと自動装填式の銃で用いられるイメージがある。
このスタイルでは、以前ウィークハンドにグリップ下を乗せたような、カップアンドソーサーというスタイルもあった。
これは片手保持でウイークハンドは添えただけ、にもなりかねないように思う。
Poj/06


ウィーバーは左右方向に離れている目標を撃つ(大きな角度で振る)のには不利だとされる。
上体がもともと斜めを向いているので、利き手方向には良く動くが、逆の方向には余り動けない(視界も同様)。体全体でそちらに向き直す必要があるわけだ。
この姿勢のメリットとして、ウィークハンドが左手の場合、心臓あたりを左腕がカバーし、急所を直接狙われにくい、ということを指摘することがある。
確かに直接当たるより、例え貫通しても骨が多いので弾がそれる可能性もある。
そして、腕でカバーするのは心理的にも、敵と対峙する時は良いかもしれない。
しかし、体が斜めだと面積が減るから、というのは、余り関係ないと思う。角度の違いによって変わるのは上体の肩幅の部分くらい、大きな違いにはならないと思う。

FBIは以前クラウチング(crouching 陸上競技のそれと同じ語。屈む,背中を丸めるという意)ポジションという低い姿勢でサイトを使わずに片手で撃つ方法を指導していた時期があったが、この姿勢では左手の拳は心臓の前に持ってきてガードする。
Poi/07


心理的効果といえば、人間は普通左周りに動く習性があり、商業施設内の店舗などは、入り口から左手側にあるほうが、客が入りやすいという。
これに従えば、室内に突入する場合でも、極限状態で右か左かを選択するときは無意識で左に向かうことが多いと思われる。
また、右手でバリケードを利用して撃つ場合でも、左にバリケードがあるほうが体を隠しやすい。
すると、左に壁がある状態で進行する傾向が強いので、これに適したウィーバースタイルで練習しておくことはいいかも知れない。

また、ウィーバーの弱点として、体の前後面を保護する防弾チョッキ(ボディ・アーマー)では覆っていないところを相手に向けることになる、という指摘がある。
実際、左腕の付け根辺りから入って心臓に達し、絶命した例もあるようだ。
体全体を覆うボディ・アーマーなら、この問題は無いが。
ボディ・アーマーについても、ついでではあるが下で少し触れてみた。

[ボディ・アーマー]
本題からは少しずれるが、ボディ・アーマーはコートのような形で分厚いものなら、痣ひとつ残さない、というのも可能だが、服の下に着用するタイプでは弾を止めることは出来ても、かなりの衝撃を受けるようだ。NIJの規格では、初弾による凹み44mm以下とか規定があるらしいが。
また弾を止める機能と刃物で刺されない機能は別で、日本の警察官が着用して警備に当たるときは、防刃チョッキを着用することもあるようだ。
もちろん、両方の機能が備えられている製品もある。
ボディ・アーマーの素材は特殊繊維で、以前ケブラーを使い、最近はザイロン,ダイニーマというものが使われているらしい。

[共通の姿勢]
アイソセレス,ウィーバーの両者とも、頭は低めに前よりに、そして重心は反動に備え前よりに持ってくるのがいいようだ。
オープンサイトでは、目とサイト間の距離があったほうが前後サイトの距離の差によるボケが少なく、また前後サイト位置のずれ(合わせる限界)による着弾位置のずれも小さくなる。
しかし、頭の位置による距離の差はせいぜい数センチで、腕を伸ばした状態であれば決して大きな影響はないこと、頭が後方にくれば体がのけぞって重心が後ろに来る、低めの姿勢の方が弾に当たりにくいことなど、総合的に考えれば前よりになるのが良いのではないだろうか。

アイソセレスで、前屈み気味の姿勢。
poj/20


最近、腕を伸ばすのではなく、拳銃を体に引きつけて(寄せて)構えるシューターを見かけるが、これはオプティカルサイト(ダットサイト,スコープなどの光学照準器)の発達が生んだポジションではないだろうか。
Poj/09


グリップを握る手の位置は、ライン・オブ・ボア(銃腔の中心線)に近い、より高い位置、いわゆるハイグリップを推奨している。
これはライフルの直銃床と同じで、反動発生点(マズル)に支点(手、もしくは手首)が近いほうが、上方向へのモーメント(力×距離、この場合力は同じだが距離が短くなる)が少なく、つまり跳ね上がり量が減る。

ハイグリップの説明に、ライン・オブ・ボアを赤線で示してみた。
Poj/11


また、常識的な事だが、拳銃はサイティングの為(近距離なら関係ないかもしれないが)にもサイトが上になるように構えるのが基本。
銃を横にするスタイルは、空ケースが上に飛ぶので、映画で見栄えのするスタイルとして考えられたものだと思う。
Poj/12


[フィンガーレスト]
コンバット・シューター達は、よりウイークハンドの保持による安定性を高めるため、人指し指をトリガーガードにかけるようになったのだが、この指が滑らないように拳銃のトリガーガードにフィンガーレスト(指掛けの突起)や溝をつけるカスタムが流行した。
これがツーハンド・シューティングの普及に伴って一般化し、1970年代後半からは、メーカーが突起や溝を設け始め、やがてトリガーガードにはフィンガーレストをつけるのが普通になった。
H&KではP9Sを改修してフィンガーレストを設け、P7(過去の記事)からは全てにつけている。S&WでもM459にフィンガーレストを付けた。
SIGもP220からフィンガーレストをつけているが、ベレッタはM92SBまではこれが無く、M92F(過去の記事)になってフィンガーレストが付く。
グロックは当初からフィンガーレスト付きだが、ここに溝というより段差を設けて滑り止めとしている。

フィンガーレストがついているベレッタM92FSのトリガーガード。
今回唯一登場の1/1モデルガンは、マルシン製のもの。
Poj/13


しかしそれまでトリガーガードにフィンガーレストが無かったかというと、そんな事は無く、実はもっと昔から、違う形で存在したようである。
約100年前のS&Wのサード(第3号)モデルの、ラッシャンモデルにはトリガーガードの前ではなく下に、ウィークハンドのためのフィンガーレストが付いていた。
コルトの初期のモデル、ドラグーンにも、後部が角ばったトリガーガード(ドラグーンタイプ)が付くが、これもウィークハンドを添える(間違ってささるような形だが)ように考えられたとか。
更にこのタイプのトリガーガードならフリント・ロックの時代の連発式のものにも見られ(上記 小橋良夫著「ピストル」ピストル歴史考)、一般化したかどうかは別にして、両手保持のルーツは、調べた中では連発式の創世期に、既にあったと思われるのだ。
片手撃ちが一般化した理由に、騎兵が馬上で使うときに両手は使えない為、という説もあったが、ドラグーンの名は皮肉な事に「竜騎兵」という意味らしい。

[ルーツと発展]
仮説だが、コンパクトで片手で操作できるもの、という拳銃の概念が生まれたときから、両手保持はその安定性に欠ける拳銃に”コンセプトに反して”使われていたのではないだろうか。
そして、19世紀半ばには、上記のように両手使用も考慮されていた事が伺えるのだが、その後しばらくトリガーガードのフィンガーレストも見られなくなる。
これがマグナムやタクティカル・シューティングの普及によって復活,推進され、「拳銃は片手で撃つもの」というイメージの転換に至ったのではないだろうか。
むしろ、20世紀前半まで、片手で射撃することが常識とされてきた、ということのほうが不思議に思えるのは、現代の両手射撃姿勢に慣れてしまったからだろうか。

上述のように、両手保持の姿勢の復活は、今度は拳銃のトリガーガード前方にフィンガーレストを装備させるなどの影響を及ぼす。
また、40S&W,357SIGなどの従来の9×19mmより強力なカートリッジの開発,普及も、両手保持によって反動の許容範囲が広がったことが要因のひとつとしてあるかもしれない。
このように銃と射撃スタイルが、互いに影響し合いながら、昔の要素なども発展させ、進化しているのではないだろうか。

それでは今回は、ここらへんで失礼。
Poj/17

web拍手 by FC2
今回は、SIG/SAUERのP228を。
P228/21


[概要]
スイスのSIG(カテゴリ有り)が、ドイツのSAUER(ザウエル)と提携して開発した、P220シリーズ。
当初開発されたP220は、ダブルアクション(DA)で手動セフティを廃した画期的なモデルだったが、シングルコラムマガジン(単列弾倉)で、9mm弾で9発の容量だった。
そのマガジンを、ダブルコラムマガジン(複列弾倉)として米軍制式トライアルでベレッタM92FS(過去の記事)と争ったのが、P226(過去の記事)である。
P228は、1989年に、P226の前後,上下寸法を詰めたショートバージョンとして誕生した。
P226は米軍制式を逃したが、P228は、M11として米国に採用される。
これだけでなく、ドイツの国境警備隊GSG9、フランスのGIGN、日本のSSTにも採用されているとか。

[1/1]
今回の1/1トイガンは、タナカのガスブローバックガン。
フレーム右側には、US.M11の刻印があり、米軍納入モデルを再現しているようだ。
P228/02


[P228とP229]
P228は9×19mm弾仕様だが、更に強力な40SW弾を主に考えた?P229が登場する。
P228は、それまでのP220シリーズの製法を踏襲し、生産性向上のため厚板鋼板プレスでスライド外側を成形、内部にはブロックを入れ、二重のロールピンで止めていた(もちろんこれだけでなく鋼板にブロックを当てて荷重を受けている)。
P229では、NC(数値制御)フライスマシンの普及などもあり、切削で一体のスライドを作っている。
しかし、P220シリーズは基本的にアルミフレームで、P228は小型化されているせいもあり軽量だが、P229はこのスライドにより重量増になってしまった。
但し現在、一般向けにはP228の供給は止めてP229に切り替わっているようだ。

P228(左)とP229(右)。
P229もタナカのガスブローバックガン。
横に置いたのは、9mmと40SWのダミーカート。
今回のP228はABS、P229hヘビーウエイト樹脂だが、最近タナカはこの2種でメタルフィニッシュのものをリリースしている。
P228/03


P228の兄弟機種でまとめてみた。
左からP229、P226、P220。
これらもタナカのガスブローバックガン。
P228/06


[エキストラクター]
SIGはP220シリーズを始める前のP210(SP47/8)では、発射済みカートリッジをチャンバー(薬室)から排出するエキストラクターを外装式としていた。
P220(P228)は、プレスのカバー内側のブロックに溝を設け、エキストラクターを内蔵しているが、これは内部まで一体でないプレス鋼板のエジェクション(排莢)ポートにつながる(エキストラクター用の)切り欠きが無いほうが構造的にも強い、という要因もあったと思う。
P229は、ブロック部も一体なので外部に露出したエキストラクターを装備したのではないだろうか。
P228/04


タナカのP228はガスブローバックなので、スライドにはピストン,シリンダーが入り、またカートリッジを使わないので、エキストラクターは無い。
そこで同じくタナカ製のモデルガン、P220で内蔵式エキストラクターを。
ちなみにスライドの矢印のかかっているところ、少し色が薄い部分が別体のブロック。
この写真の右端近くのところに見えているのが(実物では)ブロック固定ピン。
P228/05


再びP220で、カートリッジがバレル(銃身)後方のチャンバーから引き出されるところを。
P228/12


コルトのM1911(過去の記事)は、エキストラクター自体が板バネになっている内蔵式のものだったが、M1911クローン(他社製のM1911系製品)ではスプリングを別にし、移動(カートとのかみ合わせ)量の増大,折損に対する耐性を向上させた外装式が最近多くみられるようになった。
もっとも、エキストラクターの折損は、これと(毎回ハンマーで叩かれる)ファイアリングピンを止めているプレートの変形に由来する、という説もあるようだ。
どちらにしても、スプリングが別体でファイアリングピンプレート以外で止める方式なら、エキストラクターの耐久性,信頼性は上がると思う。
そして、現在はコストも安く安定した品質のコイルスプリング(らせん状に巻いたバネ)、抜け防止のバネ作用を持つロールピンなどが発明され容易に入手できるから変更されている、という面もあるのではないか。
M1911の擁護になるが、この前に同じブローニングのデザインで外装式エキストラクターは使われており、M1911は敢えてこの方式を選んでいるのだと思う。
当時一体方式の板バネ機能付きパーツが拳銃内に広く使われており、またM1911には、ストッパが無いピンが使われていないように、分解,交換が容易で、固定が確実な方式を優先していたのではないか。
更にM1911自体がタフで、5000発撃ったら寿命なので廃棄、というものではなかったから、比較的弱かった点が問題となった、という面もあると思う。

SIGもGSRというM1911クローンを作っているが、これも外装式エキストラクターとしている。
WAのガスブローバックGSRでは、機能は無いものの、スライドに別部品のエキストラクターをはめ込んでいる。
P228/23


SIGのエキストラクターでは、コイルスプリング使用は共通だが、しかしまだ外装式と内蔵式が混在している。
P226は、モデルナンバーはそのままにスライドをプレスから切削に変更(これはレイル付きフレームも採用した通称RF)、このとき外装式エキストラクターにしている。
SP2340は内蔵式だが、この後継機種2022ではローディングインジケータ(装填表示器)を追加している。
外装式のP230シリーズでは、エキストラクターにインジケータ機能がついていたので、製造,強度の上で問題が無いなら、全て外装式にしておけば良かったのかも知れない。
しかし、SIGはP220シリーズを各国でライセンス生産できるものとし、実際日本でも作られている。
’70~’80年代にNCマシンを購入して使用できる技術と資金力があるところは限られた先進国のみで、そういうところなら自国設計のもの(出来の良し悪しはともかく)もあり、また製品を購入することも出来る。
このような環境が無くても作れるスライド製法は、広くライセンス生産する為でもあると思う。
そして、以前P226のところで述べたように、プレス製スライドゆえ画期的な閉鎖機構を考えたのであれば、エキストラクター位置に拘らなかったのも止むを得ないのではないだろうか。
あちらを立てればこちらが立たず、機構の構成にはジレンマがつきまとう。
市場が機構の選択、という視点でみているかどうかはともかく、P228(P220シリーズ)は公用,民間用として広く支持されている。
結果論からいくとSIGの発展に大いに貢献したこれらの製品の設計は的を射て(このことわざ、「得て」の方が本来の意味からいくとあっているように思うが)いたのではないだろうか。

KSCのSP2340(左 過去の記事)とタナカP226RF。
P228/07


P228とP232(過去の記事)。
P232はKSCのガスブローバックガン。写真は左側なので写っていないが、P230,P232も外装式エキストラクターだ。
P228/08


[他の相違点]
タナカのP228ではスライド以外に、リアサイトを2つのホワイト・ドットが入ったものに(P229はSIG伝統の?1ドットでもいうべき仕様)、またグリップもP228とP229にはそれぞれの型式を入れている。
トリガーはどちらも薄型だ(追記;P228の別バージョン、スイス警察向けモデルでは、厚いトリガ、P229と同じサイトのようだ)。P226では前期型でグルーブ(縦溝)有りの、後期のRFモデルではグルーブ無しの厚いトリガーをつけている。
フレームのグリップ前方の溝も、P228,P229は横溝で共通(P226は縦溝から横溝に替わる)だ。

内部では、手元にあるP228とP229では、リコイル(スライド前進用)スプリングが違う。
P228が普通のコイルスプリングなのに対し、P229には複数の線を撚り合わせた上でコイル状に巻き、一気に破断せず減衰性も考えた?実物を模した凝ったものが装備されている。
右がP228、左がP229のリコイルスプリング。
P228/15

そういえばKSCのSP2340シリーズでも、通常の丸断面ではなく、板状の平らな特殊コイルスプリングを装備していた。

[P229S]
更にタナカは、P229の各部を大幅に変え、ターゲット(標的競技用)モデルのP229Sをリリースした。
まず、トリガーはP226で使われる厚いもの、テイクダウン(分解)レバーもP226RF用の傾斜のついたものである。
そして調整式のリアサイトを持ち、ノーマルではスライドに付けられているフロントサイトはバレルウエイトに移動、空いたドブテイル(アリ溝)部には、ここを塞ぐパーツが埋め込まれている。
また専用の延長バレルとそこに付けられたウエイト、そしてこれも専用のマガジン下部のフィンガーレストはどちらもニッケルメッキだ。
更に良く見ないと判らない、細かいところにもP220シリーズ唯一のパーツがある。
マガジンキャッチは大きくボタンが張り出しているもの、デコッキング(ハンマーを安全位置まで下げる)レバーも斜めに少し上げられ、スライドストップに至っては斜めに上げた上に後部を更に曲げた立体的な形としている。
また、チャンバーの刻印は、357SIGになっており、40S&W弾の弾頭を9mmにして、ボトルネック(上が絞られている)のケースにしたSIG独自のカートリッジ仕様となっている。

このシリーズ、根強い人気はあると思うが、これだけのバリエーションを作ったところはタナカしか無い。
これからも、コレクター魂(収集癖?)に火をつける展開を、出来たらゆっくりと続けてもらいたい。
P239とか、P225,現行のP220など、可能性は高くないと思うが、それだけに実現すると嬉しさ倍増なのだが。
P228/10


[ライバル]
P228は多くの採用を勝ち取り、SIGの躍進に大きく貢献したが、ライバル達も黙って見ていなかった。
まず同じヨーロッパ系のH&KはUSP(過去の記事)シリーズでコンパクトを開発、ベレッタはM92の小型化を諦め、M8000(クーガー、下のM8045もこの一種)シリーズを作った。
またポリマー(フレームに高分子の合成樹脂を使った)オートの雄、グロック(過去の記事)はもともと小さめだが、G19,G26とどんどん小さいものを追加していっている。
SIGもポリマーオートを作っているが、アルミフレームのP220シリーズには根強い支持があり、どうやら今も主力として製造,販売が続けられているようだ。
P228/09


[1/6]
それでは1/6を。
今回のものは、コトブキヤ メイン&サイドアームズシリーズで、XM177と同梱されていたもの。
P228/13

シルバーとブラックが手に入った。
マガジンは少し短いが着脱式、ハンマーが起き(この写真のブラックモデルがその状態)、トリガーを引くと落ちる!
P228/14


それでは今回は、ここらへんで失礼。
P228/11

web拍手 by FC2
今回は、H&Kのグレネード・ランチャー HK69A1を。
69A1/01


[概要]
69A1は、H&K(ヘッケラー&コッホ カテゴリー有り)社が開発したグレネード(榴弾)・ランチャーである。
グレネード・ランチャーは、爆薬を内蔵して破裂する弾=榴弾を発射する装置で、カートリッジ内の火薬で発射,推進し、弾体自体は着弾するまで着火しない。
後に模型が登場するロケット・ランチャーとは、弾体が自力で飛んでいくか否かで区別される。

1960年代半ばからH&Kが開発していたグロスカリバーピストル、HK69を改良したのがこの69A1で、NATOスタンダードの40×47mm榴弾のほか、催涙弾やゴム弾も使えるが、H&Kではこれと並行してHE-FRAG W/PDSDFグレネードを開発した。
これは、大量のベアリング(鋼球?)と自爆装置が内蔵されているという。
69A1/02


[1/1]
今回の1/1は、CAW(クラフトアップルワークス)のガスガン。
バレル,グリップとショルダーパッド(肩当て)以外には金属が使われ、質感も高い。
ガスはカートリッジ内に注入され、多数のBB弾が、散弾銃と同じで一気に撃ち出される。
カートリッジと本体は、別に購入するのだが、今回登場させたのは、2007年春モデルチェンジした新型カートリッジで、一度に60発発射出来るもの。
69A1/03


69A1は、中折れ式。本体後部に2つ突き出た突起のうち、上の方(バレル」ロックレバー)を引くと、スプリングでバレル(銃身)が跳ね上がる。
カートリッジが取り出しやすいようにか、バレルの両サイドが少しえぐられているが、これは実銃も同様のようだ。
69A1は、セフティレバーも左右に付き、上記のバレルロックレバー、実銃のシングルアクションのハンマー(トイガンではコッキング操作は不要だ)も含め、完全なアンビ(左右両用)になっている。
69A1/04


フロントサイトはガード付き。
マズル(銃口)付近にはライフリングも再現されている。
69A1/06


リアサイトは2つ有り、主に警察用などで近距離の50m,100mでは後部の切り替え式リアサイト(写真は100m時)、150~350mでは照尺を立てて使う形式。
警察仕様のMZP-1も69A1とほとんど同じだが、この照尺は省略されている。
オープンサイトでかつ機関部後端にリアサイトが位置しており、ややぼやけやすい配置だが、ストックを伸ばし、顔面を離して狙えばこれでも充分だ。
69A1/07


69A1/08


ストックはT字型をしており、90度ひねってスライドさせると伸縮出来る。
以前取り上げたコンバットショットガンM1014(過去の記事)では、ボタン式のストッパーだが、形式が似ている。
操作性には好みもあるが、69A1の方が簡単で片手で操作しやすいように思う。
69A1/09


[1/6]
このブログでよく登場するザッカ・ピー・エイ・ピーは、2008年に入ってワールドウェポンコレクション グレネードガン セレクト1を発売した。
この69A1を含めた5種(×2つの塗色)+シークレットがあり、定番のM79、通常ライフルに取り付けて使う、アドオン(add on=加える)タイプのM203,AG36とロシアのKBP GM94、そしてこの69A1がHK69としてモデルアップされた。
69A1/10


AG36もH&Kの作で、これはアサルトライフルG36と同時開発されたアドオンタイプのランチャーにストック,グリップ等をつけたものを再現している。
M79のストックはライフルに比べ水平に近く、少し違和感があるが、これは基本的に斜め上にバレルが向く状態で撃つ為。
69A1/11


69A1とM79はバレルを上へ跳ね上げてチャンバー(薬室)を開く方式、M203とGM94はスライド式で、AG36はライフルの銃身下につけることを考慮して、側方に開く。
1/6でも全て開閉可能で、カートリッジが挿入出来る。
69A1/12


照尺やストック、フォアードグリップ(AG36)も可動になっている(69A1では単にスライドだけで、ひねってロックを解除するところは再現されていないが)。
M203に至っては、ダットサイトが付いており、これも大きな発射角(グレネードは大きな放物線を描いて飛んでいく)に対応して可動する。
69A1/13


GM94は連発式で、バレルの上にチューブマガジンがある。
これは一般的なショットガンとは逆の構成だが、1/6でもスライドして機関部を開くと次弾がのぞく。
69A1/14


更にカンプ・ピストル(過去の記事)、シュツルム・ピストル、日本の21.5mm信号拳銃と1/6グレネードラインナップを。
69A1/15


最後はロケットランチャー、ショットガンと。
全て1/6だが、これらと比べると、グレネードランチャーの小型さが理解できると思う。
69A1/16


[高低圧理論]
爆弾を投げる考案は、火薬の発明当初から試みられており、近年では、手で投げるより正確に、遠くへ榴弾を飛ばすものとして、ライフルのマズルにアダプタをつけて空砲を使って飛ばすものもあった。
しかし、これは通常の弾とは比較にならないほど大きく重い榴弾を発射するには不向きで、射手,銃共に負担が大きく、応急的に使用するだけならともかく、常用するには問題があった。
そこで第二次世界大戦時、ドイツで砲弾の為に開発された高低圧理論を応用、米国で開発されたのがライフル型グレネードランチャーM79と専用のグレネードだった。
このグレネードランチャーは日本の擲弾筒を参考にした、という説もあるらしいが。
しかし既に第二次大戦期に信号弾用の発射装置を改良したカンプ・ピストルでは高低圧理論に基づく弾が開発,使用されていた、という話もある。
高低圧理論による構造は、カートリッジに2つの空間があり、、高圧室から低圧室にガスを導き、低圧室で弾頭に圧力をかける、というもの。
こうすることで圧力が一気に上がらず、バレル内圧力(腔圧)のピーク(最大値)が下がるという。
それなら少量の発射薬で、と思うところだが、少なくても推進薬の燃焼速度は同じだと思われ、充分発射するだけのガスを生む火薬だとやはり初速が高くなる恐れがあるのかも知れない。
更に少量の火薬を大きな空洞に入れておくと、中で踊って粒が壊れたり、温度差によって結露した水を吸うなどして発火の安定性が損なわれるのではないだろうか。
この本田の副燃焼室付きエンジンCVCC(話が古い!)のような構成を持つM79がベトナム戦争で活躍、米国からNATOのメンバーであるドイツに里帰りしたらしい。

今回のドール衣装もLink先の樽猫さん提供のものである。
momokoドールと同じスケールなので簡単にお願いしたが、微妙に体型?が違うらしく、専用のサイズで先週紹介分も含め何着も製作して頂き、恐縮である。
それでは、ここらへんで。
69A1/17

web拍手 by FC2

| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2008 Gun1+1/6, All rights reserved.
まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。