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今回は、久しぶりにナイフ(マルチツールだが)をとりあげようと思う。
2008年に創立25周年を迎えたレザーマンの、ウェーブ25周年記念モデル
である。

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[レザーマン]
技術者だったティム・レザーマンは、旅先で車や水道などの故障を
修理する際に、プライヤーの必要を感じたことからマルチ(多機能)
ツールナイフのアイデアを思いつく。

T・レザーマンは、7年の開発期間ののち、第一号となるPST(ポケット・
サバイバル・ツール)を完成、このパテントを売り込んでみたが、どこも
応じるところが無かったため、自ら1983年に会社を設立、製造、販売に
乗り出した。

当初は利便性が認識されず、いやそれどころか製品が認知されておらず、
会社が軌道に乗ったのは、通信販売で取り上げられたことから、らしい。

こうして販売ルートが確立されると、コンパクトで、これ一本で多くの
修理現場に対応できるものを、という要求はやはり大きく、PSTは
大成功を納めた。

その後も大きさや機能のバリエーション、機構の違う新型などを作り、
それまでのスイスアーミーナイフとは異なる、プライヤーをメインとした
ヘビーデューティなマルチツールナイフの代表的メーカーとなっている。

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レザーマンのバリエーション、ミニ(左)とウェーブ。
レザーマンミニは、PSTのあと、小型化を狙って開発されたもので、この
小型化路線は現在もジュースなどが引き継いでいる。


現在、レザーマン社は、単機能のナイフやLEDライト、ガーデニング用
のハサミなども販売し、取扱い商品の範囲を広げている。

[ウェーブ]
ウェーブは、PST,スーパーツール,PST-Ⅱに次ぐフルサイズモデルで、
1998年に発売された。
今までの構造を見直し、ナイフブレードの開閉部分が改良されている点が
最も特徴的である。

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登場当時は、今までのレザーマンの改良型であり、フラッグシップモデル
だったのだが、現在はチャージなど、更に上級機種が発売された。
しかしウェーブはまだ同社の代表的なモデルとして、ベーシックモデル
として現在もラインナップされている。

また、ウエーブ自体もマイナーチェンジされ、ナイフブレードの幅や、
ドライバービットが交換式になるなどのほか、ナイフブレード以外の
ツールもロックされるように改良されている。

2008年の25周年には、チャージアニバーサリーと共に、今回紹介する
ウェーブ限定版が発売されている。
また、レザーマンの他のモデル同様、ブラックアウトされた仕様も
ラインナップされている。

先の細くなったニードルノーズプライヤーには、アール状断面で
セレーションのある通常のプライヤー部、根元近くにはワイヤーカッター
を備え、ナイフは波刃とストレートの2本があり、他にもノコギリとヤスリ、
ハサミ、ブレード式とビット式のマイナス/プラスドライバー、缶切り,
栓抜きなどが一体化されている。

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[25周年記念モデル]
今回紹介の限定仕様は、金属製のケース(ギフトボックス)に納まっている。
まるで高級菓子のようでもあるが、これも25周年の文字が浮き出しで
入っている。
更にレザーマンジャパンがロゴ入りマウスパッドを付けており、非常に
豪華な仕様である。

本体は、ハンドルに25周年の刻印が圧され、ハンドル,プライヤー部が
バフ仕上げとなっている。

これは少し前に入手したものだが、さすがに2年以上経ってしまったせいか、
最近は在庫するところもみかけなくなったように思う。

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[ナイフブレード]
最大の特徴であるナイフブレードの開閉機構は、それまでハンドルを
開いてプライヤーを出してからしか操作できなかったナイフブレードを、
ハンドルを閉じた状態からワンハンドで操作できるようにしたことだ。

ブレードには開閉用に長穴のサムホールがあり、ここに親指をひっかけて
片手で持ったままブレードを開くことができる。
いっぱいに開くとロックがかかるが、これもハンドルを握った親指で
解除することができ、この機能は大きな進化である。

ナイフブレードは先端が尖り、70mmを超える刃渡りを持ち、
またブレードのロック機構も備えているので、銃刀法の対象となるため、
携帯することは法律上できない。

さいきんレザーマンは、ナイフの無い物を作っているが、それは銃刀法に
触れず携帯できるマルチツールを求める声に応えたものだと思われる。

ナイフブレードの素材はSUS420HCというものらしい。上位機種のチャ-ジが
154CMを採用しているらしく、それからすると切れ味は及ばないかも
しれないが、セレーション付きのブレードも装備されており、いわゆる
ツールナイフとしての機能としてこれで充分、と判断されたのでは
ないだろうか。

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[ハンドル]
ブレードをそのまま振り出せる機能のため、今までのシンプルなコの字状の
ハンドルから、更に折り返した断面を持つプレスのハンドルとなっている。
このため握った感じもプレスの鋼板一枚が当たるものより良好になった。

また、プライヤーを出しているときには、ナイフブレードにロックがかかり、
ブレードが出てこないようになっている。

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ウェーブ(左)とエマーソン レイブンの樹脂製ハンドル。

[分解性]
メーカー保証範囲外で、少し特殊なピン付きトルクスボルトが使われて
いるが、ウェーブは分解も可能で、カシメのプライヤー部などを除いて、
分解して清掃することも可能だ。

ヴィクトリノックスなどが容易に分解できないようになっているのに対し、
このほうがヘビーユーザーには親切かもしれない。
ボルト部は、ゆるみ止めのロック剤が塗布されており、通常緩んでくる
ことは無さそうである。

[ケース]
付属品のナイロンケースには、これも25周年のロゴが取り付けられている。
このロゴは、表面の細かい溝のためか、光線の具合で虹色に光る。

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ナイロンケースは、布をゴムで引く構造で、本体が中でガタガタ動く
ことはない。
そしてこのケースは、プライヤーを出した状態でも挿すことができ
(フラップを閉じてスナップロックを掛けることはできない)、
本体を紛失したり、置き場の無いところでの作業に便利なように考慮
されている。

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またケースはベルト通しが縦,横両方付いており、どちらでも
取り付けられるようにも配慮されている。
このように、本体のみならずケースもアイデアが満載で、このあたりも
レザーマンが支持される要因ではないだろうか。


[ライバル]
レザーマンのマルチツールナイフはユーザーの注目だけでなく、
ナイフメーカーの販売戦略上非常に有意とみえ、ガーバーなどが
パテント回避しながら類似の製品を作り、競合している。

また、本家マルチツールのスイスアーミーナイフを作る
ヴィクトリノックスなどは、競合商品だけでなく、アーミーナイフに
プライヤーを備えたものでシェア奪回を狙った。

従来ではプライヤーは多くのツールを備えた多機能なモデル
(スイスチャンプなど)に装備されていたが、パソコン修理などに
向けたサイバーツールなどにも小さなプライヤーを装備している。

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ヴィクトリノックスのサイバーツール(左)とウェーブ。

[1/6] 
今回の1/6も単品入手だが、ハンドルが可動で、プライヤ-を出した状態と、
たたんだ状態が再現できる。
今回の実物とは違う形だが、ケースも付属し、これもフラップが開いて
本体を納めることが可能だ。

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ウェーブは、ネームバリューに驕ることなく、数々の工夫で
多機能ツールをより高品質に、使いやすく進化させており、それが競合
ひしめくこのジャンルでも長く支持され続けている要因ではないだろうか。

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では今回はこのあたりで。

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まとめ

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