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今回は米軍制式のM16A1(AR15)。
M16/01

[採用,改良]
ユージン・ストーナー設計で、軍用機なども作るフェアチャイルド社のアーマライト(事業部というか一部門だったらしい)が作ったAR-10の小口径化版AR-15。
ベトナム戦争中に最初は航空機のよしみか、これが空軍の部隊でだけ使われていたが、AK47を敵に回して、重く反動もきついM14をジャングルで振り回すよりこっち、とばかりに全軍に配備される。
ところがここで閉鎖不良が大問題になってしまう。
そこで主にその閉鎖不良を対策したM16A1が登場する。
[リュングマンシステム]
リュングマン設計で1942年にスウェーデン制式に採用されたAG42。
AG42はガスピストンを持たず、チューブで導いた発射ガスを直接機関部に吹き付ける方式をに採用していたので、この方式をリュングマンシステムと呼んでいる。
リュングマンはこのシステムが新発明だと思って、パテント申請したらしいが、既に先例があったので却下されたようだ。
ストーナーはこれを採用して、彼はアーマライトでAR-10を設計、その後、AR-10に小口径高速の.223レミントン弾を使用するバリエーション(進化形?)AR-15が開発される。
この直吹き付け式ともいえる方式は、機関部がカーボンで汚れやすいという欠点が指摘されているが、はたしてどうなのだろうか。

今回はまず1/6で米国制式ライフルを。
1/6はライフルの数を揃えても置き場所もとらず、価格も安い(当たり前か)ので集めやすい。
上からM1ガーランド、M14、M1カービン、M16A1。
M1ガーランドは、第二次世界大戦中の米国の制式半自動ライフル。
この年代では敵国ドイツ,日本も含め、他国は手動式を制式にしていた。
M1ガーランドには、金属板プレス(実物と同じ!)のカートクリップが付いてきた。
恐るべし1/6。
M14はM1の後継機種。フルオート可能になり、ボックス型のマガジンも採用されている。
ベトナム戦争参戦当時の米国制式ライフルがこのM14。
M1カービンはM1ガーランドの補助的役割で、ライフルとサブマシンガンの中間を狙って採用され、第二次世界大戦を戦った。
カービンとは騎兵銃のことで、軽量,小型のライフルの意味。
指揮官や歩兵以外の兵士の間で使われ、そのコンセプトから、好評だったという。
M16/17


1/1はマルシン製モデルガン。これは10年以上前のものだと思う。
M16/02

アーマライトは自社生産は行わず、権利をコルトが買い取って生産した。
これにもコルトのトレードマークと製品の名称AR-15が刻まれている。
M16/03

[マルファンクション]
M16はベトナムで全面配備されてから、閉鎖不良が問題になった。
これは機構上の問題と弾薬、そしてメンテナンスの問題があったとされる。
しかし一番の問題は、ケネディのいう「国家が何をしてくれるか、ではなく、自分が何ができるか考えて」いなかったこと、何でも他人のせいにする無責任主義だったのではないだろうか。
[機構]
まず、機構は閉鎖不良という事態を全く考慮していなかった。
もし閉鎖不良なら弾を抜き、掃除をしろという事だったのだろう。
ただ、自動機械にはこの手の(供給,排出)トラブルは起こりがちなものであり、実は"予定通り"動かない機器の方が多い。そして機器の信頼性はこういったトラブルが少なく、また早い復旧が可能かというところで決まると思う。
その点M16は配慮が足りなかった。
ともかく、対策としてA1ではボルトフォアードアシスト(ボルト前進補助装置とでもいおうか)がエジェクションポート後方につけられた。これは閉鎖不良時にボルトを押すため専用の部品で、ボルトに横並びにつけられた階段状のリセスにこれが当たり、一回数ミリずつボルトを前進させていくというもの。

M16A1の左側面。閉鎖不良のボルトを押し込むボルトフォアードアシストがストック(銃床)の前にある。
M16/04

[弾薬]
弾薬は当初トライアルでテストして指定したものが使われておらず、コストの安いカートリッジが使われてカーボンが溜まり、閉鎖不良につながったという。
しかし、当たり前すぎる要素として、M16が軽量であり、弾も軽量、多くの弾薬が携帯でき、また反動が少なくフルオートでも撃ちやすいこともあり、大量に弾薬を消費していたためではないか。
当初M16には20発マガジン(弾倉)が支給されていたが、30発マガジンが供給されるようになると、兵士は皆、先を争ってそっちを求めたとか。
ともかく、兵士がM14のときより撃ちまくっていたのは間違いなさそうである。
[メンテナンス]
メンテナンスを怠った理由に至っては、あきれてものも言えない。
M16が先進的なデザインだから、メンテ不要だと思ったなどといったことが、報告で挙げられている。
先進的な姿とメンテナンスフリーには関連がない。確かにM16はアルミフレームにプラスチック銃床で、今でも知らない人ならSFに登場させても違和感を感じないだろう。しかし、これは勝手なイメージである。
そんな安易な思い込みで銃のせいにされたらたまったものではない。
これは閉鎖不良が命にかかわると騒いだ割に、分解掃除していなかったという、第一の故障原因を作った自らの過失を正当化しようとした程度の低い言い訳である。
そして、こんな言い訳をしている者は、恐らく本当は「命がかかっている」のでは無いのでは。
但し当時の米兵は徴兵でいやいや連れて来られ(もちろん志願兵もいたが)士気も低く、高温多湿のベトナムの気候にも参ってしまって何もする気が起こらなくなったのかも知れない。
[供給,教育]
また、前線にはM16本体や弾は送られてくるが、クリーニングキットが来なかった、という事項も理由に挙げられているようだ。
これも、一時的に物資の輸送問題などで行き違いがあったかも知れないが、全部隊的にそうならもともと作戦上の大問題である。
大体、軍隊は組織であり、故障が起こるまでクリーニングを怠らせることがおかしいと思う。
と、そこでようやくこの供給問題の原因らしい事項に行き着く。
M16は戦争途中で実線投入されている。兵士の多くはM14で分解,組み立ての教育を受けており、その分解法は全く異なる。
更に、米国だから皆英語に堪能,銃の基本的知識があるとは限らない。
道具と説明書だけ渡されても、全員は対処できなかったのではないか。
クリーニングキットが無かったというのも、実は送られてきて目の前にあっても、膨大な物資の判別,管理ができなければそこには「無い」のである。
おまけに米国の小銃はクリーニングキットが本体に収納されるようになっていなかった。上のM1カービンなどでオイル注しはつけていたが、日本やドイツのようにクリーニングロッドを銃身の下につけていない。
クリーニング法の教育を行わず、更にキットを別にしたのがまず問題だろう。
そこでM16A1では説明書を文だけのものから、イラストを多用し、セクシーなお姉ちゃんのイラスト付き(このブログのようだ)の親しみやすいものに変え、更にストック内にクリーニングキットを収納できるようにした。
この問題は、M16系で教育を受けている現在の兵士では、起こらなかった問題かもしれない。

ストック後方、バットプレート(肩づけする部分)のクリーニングキット収納スペース(マルシン モデルガン)。
カートリッジの先などでロックを外し、ストック内にクリーニングキットを収納する。
M16/06

[ピープサイト]
さて、米軍とM16の問題についての勝手な考察は以上として、米軍の歴代ライフルのサイトについても。
米国は代々小銃,サブマシンガンなどにピープサイトという、標的射撃用の銃でも使われるサイトを採用している。
これは穴(リアサイト)から覗いてその中心にフロントサイトの上端をもってくるサイト。
リアサイトに焦点が合わなくてもいいので、目の直前にもってくることが出来、前後サイトの距離=照準線長が長くとれ、その分命中精度が高く(もしくは銃を短く出来るように)なる。
たとえば旧ドイツ軍のKar98kより、M16は全長が短いが、照準線長は長い。
Kar98kと同じオープン型サイトのMP43やAK47(後半に模型写真有り)などは極端に照準線長が短い。
もちろん命中精度はこれだけでは決まらないが。

M16A1でサイティングの様子。リアサイトのピープ(穴)は大小2種類の切り替え式で、左右調整もリアサイトで行う。
M16/05

M16系でも、M16,M16A1はフロントサイトで高さ、リアサイトで左右方向を調整する。M16A2からは、リアサイトで上下左右の調整が可能になり、更にM16A4ではリアサイトとハンドルを一体化させている部品ごと外してスコープなどが取り付けられる。

[更なる改良]
M16の1/6バリエーション。
左端はザッカエイエムピー 1/6スケールガンコレクション(食玩)のM16。
なぜかフロントサイトがカットされているが、M16に採用されていたチューリップ型のフラッシュハイダー(銃口に付けて発射時の炎を低減する装置)と20連マガジンがついている。
フレームはA1だが。
次が同じメーカーのM16A1。
可動部はマガジンくらいしか無いが、造形はわりとしっかりしている。
その次はコトブキヤ メインウェポン&サイドアームズのM16A1。
こちらはエジェクションポートのカバーやチャージングハンドル,トリガーが可動。
次はM16A2(A3 ちなみに3発点射式がA2、フル・オートがA3)。
これはグレネードランチャー(榴弾発射器)付き。
これは単品購入のため、出所不明だがミリタリーフィギア用のもの。
グレネードランチャーがスライドして、グレネードが入り、これ用の照尺が起きる。
最後がM16A4。
これも単品購入のフィギア用だが、ずっしり重い。金属ではないのだが。
M16/07

1/6でM16系機関部の比較。
手前がM16A1。
次がM16A2。
エジェクションポ-ト(排莢口)後方に、ケース排出を助けるリフレクターが追加されている。
一番後ろがM16A4。
手締めのネジで着脱式のサイト+ハンドルを再現している。
M16/08

[アサルトライフル]
M16はアサルトライフルというジャンルに入る。
アサルトライフル(突撃銃)とは、マシンガンのようにフル・オートでも撃てるライフル。拳銃弾使用のサブマシンガンよりは命中率もよく、遠射も効く。そしてマシンガンより軽く、しかし装弾数は少なめ。
この欲張りなコンセプトは、サブマシンガンの採用や機甲師団化が早かったドイツでもなかなか認めらえず、第二次世界大戦終盤でようやく採用される。

左から(たぶん)MP43,AK47,M16A1。
アサルトライフルの始祖、MP43,MP44,stg44(この一連のシリーズはほぼ同じ、との事だが、ストライカー式からハンマー式に変わっていたり、変遷はあるようだ。AK47を取り上げるときに、ついでに調べて書きたいと思っている)。
これは赤外線照射式の暗視システムを装備したもの。
その後いち早くアサルトライフルの有用性に気づき、いち早く採用したソビエト連邦(当時)のAK47。
AK47はその後全世界で最も普及し、紛争のあるところには必ず顔を出す銃とまで言われた。
M16/09

[NATO制式]
M16で使われた5.56×45mm弾を若干改良したSS109をNATO軍でも採用した。
但し銃は各国独自のものが開発された。
各国の5.56mmライフルを1/6で。
左から順に米国のM16A1,日本の89式,ドイツのG36K(HK50K),スイスのSG552,オーストリーのAUG(Stg77),フランスのFAMAS F1,英国のL85A1。
M16A1,89式は固定ストック(どちらもバリエーションはある)。
G36KやSG552はフォールディング(折りたたみ)タイプ。
そしてAUG,FAMAS,L85などはブル・パップ式。
これは機関部をストック部分に配置して全長を短くする形式。
光学照準器で照準線長の短さをカバー出来るようになって一時期流行したが、折りたたみ式の方が短いのと、その可動部もしっかりしたものが出来たのか、現在では新たなものは折りたたみ式で開発されている。
M16/18

[バヨネット]
L85A1には面白いバヨネットがついてきた。
左がM16用M7?
右のL85A1用は、フラッシュハイダー(消炎器)に直接取り付けるタイプ。
そして刃の横を弾が通るように、取り付け部分には穴が開けられ、刃はえぐられている。
コンペンセイイターの原理でいくと、発射時のガスで右側に銃が動きそうな気もするが。
M16/12

[カービン]
最近米軍は、短い銃を重用しているようだ。
M16A1は固定ストック(銃床)だが、カービンタイプのM4では伸縮型を採用している。
左から、M16A1,XM177,そしてM4カービン2種。
XM177はベトナム戦争当時に仮採用(XMというのは試作につける型式で、現在ステンレス製ボルトで一般に広く使われているXM7という鋼種もそう)されたもの。
M4は第二次世界大戦時のM1カービン系以来のカービン銃となる。
ちなみにM1はセミオート、M2がフルオートで、M3は上記のMP43のような暗視装置付きのカービン制式名だ。
M16/13

長物は1/6を中心に(?)、Kar98やM700系スナイパーライフルなどを予定してるが、やはりサブマシンガンが手っ取り早そう。しばらくハンドガンをやったら、またやるつもりなので宜しく。
M16/15



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まとめ

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