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今回はスミス・アンド・ウエッソン(S&W)のM10 2インチを。
M102/13

[スナブノーズ]
短銃身のリボルバー(回転式拳銃)は、スナブノーズと呼ばれる。
現在コンシールド(隠し持つ)性を高めるために極端に短いバレル(銃身)を装備したモデル全般がこう呼ばれ、特定のメーカーや製品を指すものではない。
スナブノーズとは、ししの鼻という意味で、短い銃身の上にフロントサイトが乗った姿から連想されたそうだ。
リボルバーが出来る前から短い銃身の拳銃は存在したようだ。
ただ、極端に短くすると、弾の装填や命中精度などに問題が生じる。
これは現代のスナブノーズモデルでも、程度の差はあるが抱える問題である。
2インチクラスの短銃身リボルバーは、コルトのディティクティブスペシャルやバンカーズスペシャルなどが比較的早くから作られていたようである。
S&Wもこの対抗機種としてミリタリー&ポリス(M10 過去の記事)の2インチを作っている。
今回のモデルは、その現代(少し前?)版だ。
S&Wが製品に通し番号をつけるようになったのは'57年で、2桁から始まり、M10はその一番最初に当たる番号を割り振られている。
M10は.38スペシャル 6連発でシリンダー(弾倉)をスイングアウトさせて弾の装填,排莢を行う中型(K)フレームを使う回転式拳銃、ということになる。
2インチモデル自体は、いつから作られているのか調べきれなかった。
2インチ(約5センチの銃身)モデルはラウンドバット(丸まっている)の細め,薄めのグリップとそのフレームになっている。
1インチ=25.4mmだからこれは50.8mmかといえばそうでもなく、それぞれのモデルで実際には長さが違い、更に個体差も大きいという。
アメリカ人は大雑把だ、という声もあるが、しかしこれは誤差論からいっても間違いではない。
2インチ、とするなら1.5インチ以上2.4インチ未満ならO.K.だ。
単位がミリ,センチ以上に大きいから、許容誤差もそれに応じて大きくなる。

[S&Wとコルト]
さて今回はずらずら各スナブノーズを。
S&W M10とコルト ディティクティブスペシャル。
M10はコクサイのHW(ヘビーウエイト=重い合成樹脂)製モデルガン。
ディティクティブは、タナカのガスガン。これもHW製。
M102/02

S&Wはディティクティブに対抗してチーフスペシャル(M36)を出す。
これは5連発としてデティクティブより小さくし、M10とタッグを組んでラインナップを構成する。
コルトもちょっとした改良を行う。
バレルの下にエジェクターロッド(カートリッジ排出用の棒)をカバーするシュラウドを装備したのである。
S&Wはロッド前方にロック機構を設けているので、2インチだとロッドが短くなって排出しにくい。
このためFBIでは、3インチモデルのM10(M65)を使っていたという。
S&Wとコルトのスナブノーズを更に。
左からM10,M36,ディティクティブスペシャル後期型,ローマン後期型。
M36はタナカのガスガン。これはHW(ヘビーウエイト)樹脂製のもの。
ディティクティブもタナカだが、これはペガサスシステムでなく、カート式でガスタンクがグリップに内臓されているもの。
ローマンは強装弾.357マグナムを使う、スナブノーズとしてはヘビーデューティなモデル。MGC製モデルガン。コクサイのM10にもオールドモデルがあるが、MGCも新旧モデルを作っている。
大きさはだいたいローマン,M10,ディティクティブ,M36という順になっている。
M102/03

[ステンレスモデル]
ステンレスタイプのシルバーのモデルも。
M64,M60PC,スタームルガー スピードシックス。
M64はM10のステンレス版。これもコクサイのモデルガン。
他のコクサイ製品からの流用で、グリップアダプター(グリップ前方についている銀色のパーツ)。
M60はM36のステンレス版。
M60はS&Wのステンレスモデルとしては初めてのモデルで、その後他のモデルがなかなか出てこなかったのはステンレスのライフリング加工が難しく、長いバレルが作れなかったためだという。
これはそのM60をS&W社内のパフォーマンスセンターがカスタムしたモデルを再現している。コルトのようなシュラウドが設けられている。
これもタナカのガスガン。
グリップはホーグの実物用木製。
スタームルガーは販売量では現在米国を代表するメーカーのひとつになっている。
これはウエスタンアームズのモデルガン。
グリップがラウンド(丸まっている)タイプとスクエア(角ばっている)タイプの中間的形状だが、この写真のように実物グリップもつく。
これはステンレスハンマー,トリガーが奢られた豪華版。
純正はオーバーサイズグリップと、これと同じサービスサイズがあるが、今やサービスサイズは実物グリップの方が入手しやすい。
M102/04

[更にスナブノーズバリエーション]
少し変わった短銃身リボルバーも。
左から、チャーターアームズ ブルドック,M10,M36カスタム,M49ボディガード。
ブルドックは、44スペシャルの大口径リボルバー。
連続殺人犯”サムの息子”が使用していたような。
これはカナマルのガスガン。
M36カスタムは、タナカ製 M36の3インチ パフォーマンスセンターモデルをベースとして、フレームに溝を掘ってアジャスタブルのKサイトを搭載、バレル下のウエイトも少し削りこんだ自作もの。
アルタモントのグリップも奢っている。
M49もタナカのガスガン。
これはハンマーの形に添ってフレーム,サイドプレートを盛り上げ、銃を抜く時に引っかかりにくいようにしたモデル。
内臓式ハンマーではないので、一応ハンマーコック(起こす)もできる。
もちろんやりにくいが、ダブルアクションで使うことを主眼にしており、これはスナブノーズのコンシールド性を高めるという目的からいうと正常進化ではないかと思う。
M102/05

M10,M36 3インチ,ニューナンブ。
このM36,ニューナンブはマルシン製で、8mmBB弾を使用するガスガン。
ニューナンブは商標の問題か、ポリスリボルバーとされている。
M36を参考に、38スペシャル5連発だが、日本では更に弱装弾を使用している。
日本で作られた警察用拳銃だが、手本としたM36より少し大きくなっている。
M102/10

[スナブノーズは当たらない?]
M10を前方から。
銃身は上部リブ付きで、短いが一応ヘビーバレル。
スナブノーズは当たらない、と昔は言われていたそうだ。
これは、銃身が短いから、というわけでもないらしい。
現在では、2インチでもレーザーサイトによって良好な集弾を得られるという。
どうやら、細いグリップ、短い照準線長、小さく見易いとは言い難いサイト、しかも、それが固定で、調整できないこと(弾や射手によっても着弾が異なる)などがあり、当たらないということになっていたようだ。
照準線長とは、前後サイト間の距離で、これが短いと、サイティングの誤差が大きくなる。
レーザーなどの充分精度を上げられるサイトシステムを持てば、当たらないことはなかったわけだ。
レーザー機器の小型化,コストの大幅ダウンによって、スナブノーズリボルバー(+レーザーサイトの組み合わせ)は現在、護身用拳銃として再び高い人気を得ているという。
M102/08

[1/1と1/6]
1/6は、単品購入だが、ドラゴン製らしい。
形はちょっとM36にも似るが、6連発なので、S&WならM10ということになる。
実はリアサイトが別体で高い位置にあるような形をしている。
以前MGC系のタイトーがノバックサイトをコルトローマンにつけたカスタムを作っていたが、これはそれよりオーソドックスなオート用ドブテイル リアサイトにも見えるが。これだとフロントももっと上げないといけないようにも思うが。
シリンダーはスイングアウトでき、カートリッジもモールドで再現されている。
M102/09


[番外編;海の中道事件の弁護]
最近、弁護士の無茶苦茶な主張ぶりが目立つ。福岡、海の中道での追突事件の公判でも、逆効果としかいえないような弁論が展開されているようだ。
追突されたときの被害車両の速度を、急ブレーキをかけたと主張したかと思うと、次は時速30キロ(km/h)だという。
そして、被害者は追突されても居眠りをしていて、ブレーキをかけられなかったのだとも主張しているそうだ。
時速30キロという主張の根拠はなんだろう。加害車両の速度100キロは争いが無いらしいので速度差70キロとなり、それにしては加害車両の損傷度合いが少なすぎるように思う。報道記事からすると、加害車両は事故後逃走を計って約200m走ってからようやく走行不能になり止まったようで、少なくとも事故後すぐは走れる状態だったと考えられる。
そして、追突後、被害車両は橋の欄干を突き破って歩道に乗り上げてからもう一つの柵を破って(これが弱かったとはいえ)転落しており、異常な低速で走行していたというにはエネルギーが大きすぎると思う。
そしてもし被害車両が30キロ、加害車両が100キロ、両者が同じ車重で、衝突によるエネルギー吸収が無く、ブレーキも無かったら追突によって速度が35キロ増しの65キロで欄干に当たる。この抵抗もとりあえず無視して、仮にブレーキをかけるのが0.7秒後だとすると空走距離(ブレーキが間に合わなかった距離)は
65÷(60×60)×1000×0.7=12.6m
追突から転落まで40メートルの走行距離なら残りは27.4メートル。
制動距離の式L=v×v/(254×μ)
L=制動距離(m), v=速度(km/h),μ=摩擦係数(乾いた路面で0.7)
を使い計算するとL=100×100/(254×0.7)=23.8m
どうやらここから逆算して速度は30キロ、と言い出したのではないかと疑ってしまう。
さきほど無視した欄干等の抵抗があるので、これなら“充分停止できた“速度だからだ。
上記のように加害者側の主張には疑問があるので、被害車両の速度が仮に40キロとすると衝突後70キロとなり、同じく0.7秒で空走距離14.6メートル、残り25.4メートルである。
制動距離Lは27.6mとなり、つまりブレーキをかけても“転落は防げなかった”可能性が出てくることになるのだ。
速度について争うなら、証拠を示すべきだし、無いならこれは思ったこと、考えられる可能性はなんでも「それが事実だった」と強弁できる、というとんでもない誤りを犯していることになる。
また、被害車両の運転者が居眠りをしており、転落するまで回避行動をとらなかったという主張に至ってはもう笑うしかない。
「寝ていた」根拠(敢えて証拠まで、とは言わない)がどこにあるのか。
速度30キロも(証拠がないなら)加害者側の勝手な想像である。
走行中の突然の追突ですぐにブレーキがかけられないことは「珍しい」現象ではなく、むしろぶつけられてのけぞっている、もしくは欄干にぶつかって前につんのめっているときに制動しろというほうが無理な注文ではないか。
そしてこんな状態で制動がない=寝ていたとは「普通」考えられない。
その前に被害車両が蛇行を繰り返していたとか、第三者が証言しているのだろうか。
そして追突され、この事故で転落時を除いて最大の衝撃を受けても、転落するまで「寝ていた」というなら、その後脱出している点が不自然(当然起きていたものと考えられる)である。
そもそも自分の居眠りに気づいて急ブレーキを踏んだなら、その後は起きているはずだし、ブレーキは追突後も踏みっぱなしの方が自然だと思う。
また、居眠り運転イコール低速走行ではないことは、多くの重大事故事例(高速度のまま追突)が物語っている。
これは弁護側の2重の想像,つまり連想で、下衆の勘ぐりだが自分達に都合の良い話を組み合わせて述べているに過ぎないのではないか。
むしろその高速度で突っ込んだ加害車両のほうが、「普通」居眠り状態ではなかったかと疑われないだろうか。

この裁判のポイントは飲酒による危険運転か否かで、これはもう加害者=被告に圧倒的に不利だと思う。
なまじ被害車両の速度を30キロにしたせいで、加害車両100キロという(恐らく速度超過になる)ところを受け入れてしまい、危険運転を認める墓穴を掘っているような。
話が長くなった。


さて、S&Wリボルバーは他にも予定しているものがあるが、これも2丁手に入れたのでひとつは1/1と同じくKサイトでものせようかと思っている。
ではまた。
M102/14


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まとめ

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