ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2
今回は、H&K(ヘッケラー・アンド・コック)のUSPを。
USP/01

[世界標準]
USPはユニバーサル・セルフローディング・ピストルの略だという。
その名の通り世界,とりわけ米国を狙った戦略機種である。
開発中から米軍特殊部隊を総括するSOCOMに向けたMk23も同時に試作される。92年にMk23が、93年にUSPが発表されている。

45口径のMk23ソコム(手前)とUSP(後ろ)。
両者ともKSCのガスブローバックガン。
Mk23はプロトタイプをモデルアップしたほう。KSCでは量産型も作っている。
USP/10

USPは最初から40S&W弾の使用が前提とされており、当然9mm口径モデルもある。バリエーションは各種ターゲットモデル,45ACPモデル,Mk23,コンパクト,ドイツ軍用のP8,そしてコンパクトの発展型P2000など。

USP45ACPモデル,USP40S&Wモデル,P8。
全てガスブローバックガン。
45口径は上記と同じKSC製。
40S&Wはタニオコバ製。
P8(9mm)はタナカ製。
USP/02

USP45モデルとコンパクト。
これも両者KSC製。
USP/03


ガスブローバックのトイガンとしては、まずタニオコバからガスブローバックのUSP40S&W仕様が出た。そしてタナカが9mm仕様でUSP,P8を出し、タナカはモデルガンのUSPも出した。バリエーションでタナカはコンパクトも出したが、これはグリップ部がそのままだったような。
KSCはまずMk23を、そしてUSPコンパクト,45ACPのフルサイズと3つを出した。更に最近、フレームの色違いも出している。
マルイは固定ガスのMk23,コッキングのUSPを作っていて、電動でもUSPを作った。
他にもコッキングガンでモデルアップしているところもあるようで、ともかくUSPはトイガン業界ではグロック以上の人気機種である。
そしてさすがに人気モデル、通常はひとつの仕様(この場合40S&W)に集中するのだが、これだけバリエーションが出てきている。

USPはフレームをポリマーで作っているが、これも口径やサイズ毎に変えてきている。
そういう点では一機種で幅広いニーズをカバーするのではなく、閉鎖機構などの共通部分を除いて、極力パーツを変えて対応しようとしているようだ。

USP45ACPモデルとMk23、コンパクトのグリップ部分の比較。
3モデル共KSCの作だが、これだけフレームサイズが違う。
USP/11


USP各口径のチェンバー。
奥から9×19mm,40S&W,45ACP。
USP/04


KSCのUSP45には、マガジンにレーザーによる刻印も施されている。
USP/05


[超大型]
USPシリーズは大柄である。
上記のように細かくフレームサイズを変えたりしているが、スライドの幅があり、同クラスの他の拳銃と比べても、ごつい印象を受ける。
特にMk23は群を抜いて大きいが、これは特殊型なので(後にこれだけを取り上げるつもりでもあるので)、45口径で各種揃えてみた。広角で手前が大きく見えるのもあるが、比較してみて欲しい。

45オートの各種拳銃と。
左上から、AMTハードボーラー,S&WのM945,M4505,ベレッタはM8045,手前がUSP45。
ハードボーラーはタイトーか新日本模型時代のガスブローバック。
M945はKSCのガスブローバック。
M4505はタナカのガスブローバック。
M8045はWAのガスブローバック。
USP/14


USP45とM945のスライド。
45オートの中でも、特に贅肉を落とされたM945のスライドと比べると、USPのスライドのごつさがわかると思う。
USP/09


[ポリマー]
H&Kは拳銃のフレーム素材にポリマーを持ち込んだ先駆者である。
ポリマーとは多数の分子が重合してできた分子で、分子量1000以上の有機化合物。ナイロン,ポリエチレンなどもこのジャンルに入る。
H&KではP9でグリップパネルと別体のポリマーのトリガーガード+グリップフロントストラップを、VP70(過去の記事)でグリップ部も一体のポリマーフレームを作った。
P9は`65年発表だが、製造は`69年からだとか。これにダブルアクション機構を加えたP9Sは’70年に出ている。
VP70も`70年発表らしいが、’72年との記事もみられる。
ともかくこれらは’80年代末には生産を終了し、H&Kは削り出し鉄フレームのP7(過去の記事)に主力を移行させていた。
しかしここでH&Kの思惑は外れ、市場でのP7の評価は限定的だった。このころグロック(過去の記事)が大旋風を巻き起こし、ポリマーの本家H&Kを食っていた。また、SIGはアルミフレームだが、P226(過去の記事)などが高い評価を受けている。P220で始まったこのシリーズはチャンバーをスライドのエジェクションポート(排莢口)にかみ合わせた画期的なロック機構を持っていた。但しこれがパテントでも’90年には切れていただろうから、H&Kはこれを使ってオーソドックスなショートリコイルのUSPシリーズを開発、巻き返しを図っている。

左後方からポリマーDAオートの始祖、VP70M,G17とこれを追ったSIGMA,USP,SP2340,P99。
全てガスブローバックガン。
VP70はタニオコバ製。
ダブルアクションオンリー,ストレートブローバックというシンプルな機構のモデル。
G17はKSC製。グロック特有の半分ダブルというべきセーフアクションを持つ。
SIGMAは大手S&Wがグロックの真似をやったモデル。発射機構はダブルアクションオンリーとなっている。これはウエスタンアームズのマグナガスブローバックモデル。
SP2340はSIGのポリマーオートで、これはバレルにガスポートを持ったKSCのXM13トライアルカスタムにノーマルのサイトを載せたもの。
P99はトライアクショントリガー(3通りの引き方)を持つワルサー起死回生の作。マルゼン製。

USP/15


[ユニバーサル]
オーソドックスな機構に人気のポリマーフレーム(これはH&Kが元祖ともいえる)で無難にまとめた作品を狙ったのだが、ドイツ人の几帳面な性格からか、人間の操作にも正確さを前提としているらしく、セフティ操作でデコックしてしまうという欠点?がある。
セフティアレンジは多いが、基本は上げてセフティオン、下げてデコックする。P8は一段下げてオン、更に下げるとデコックで、これは従来使用していたP1(P38)などと統一する為だったとのことだが、実際の使用でも、セフティオフ時に誤ってデコックしないのでこちらが良いと思う。
基本の仕様は、M1911など、フレームにセフティを持つモデルの標準的操作方法(スライドに持つものはこれと逆が普通)にしたため、この問題が生じることになった。

P8とUSPのセフティ。
左がP8、右がUSP。共にセフティはオン(かかっている状態)の位置。
USP/12


USPではP7M13に続きアンビ(左右両用)のマガジンキャッチとして、トリガーガード両側にレバーがつく。特にUSPでは、この誤動作対策として、トリガーガードを広げている。
USP/16

結局H&KはM1911式の押しボタン型マガジンキャッチを一度も採用していないように思う。ここらへん、SIGとは対照的だ。

USPにはライトなどのオプションを付けられるようにレールが設けられているが、これが独自規格で専用のアダプターが必要だ。
しかし、登場当時はレール規格がまだ統一されておらず、上で紹介したSIG SP2340もワルサーP99も独自のレールである。
実はユニバーサル化には、こういった規格の統一の方が重要なのではないかと思う。そして、このためには、自社の独自規格に拘らない、また、早くからパテントを普及のために破棄するなど、思い切った方策をとらないとなかなか統一できず、結果これだけの規格が乱立することになる。
現在はようやく統一化が進んでいるが、このレールのパテント、開発費といっても、たかが知れていると思う(間違っていたら、それはそれでメーカーの方が大きな問題を抱えていることになると思う)。
それでもこれだけ混乱するのだから、世界標準機種の難しさを感じる。


[1/6]
さて、1/6はコトブキヤ メインウエポン&サイドアームズ No3についてきたもの。
このシリーズは可動部を増やすことに拘っていて、これもマガジン脱着、スライドがバネ入りで可動する。
そして動くものが多い割りに外観の再現もいいと思う。
1/1はタニオコバのUSP40S&Wモデル。
USP/06

実はこのブログで最も多く紹介されているメーカー、H&Kでも、最もコレクションが多いのがこのUSPである。とりあえず口径が違う、コンパクトモデルがある、などのことでついつい集めてしまった。
なんだかんだいっても、この造形、そしてあくまでも主張を通す頑固さ、好きなのである。
次回は米海兵隊も採用した最近話題?のコンバットショットガンを予定。
それでは。
USP/07


web拍手 by FC2

















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 Gun1+1/6, All rights reserved.
まとめ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。