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今回は、コルトのコンバットコマンダー。
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コルト コンバットコマンダーはM1911のバリエーションモデルだ。3/4インチほど短くされた(4.3インチ)バレル,スライドと、リングハンマー(穴開き)、それに合わせたグリップセフティを持つ。

今回の1/1トイガンは、MGCのメッキタイプ(本体はABS樹脂)モデルガン。ダミーカート仕様のもの。
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中古購入で、グリップは明るい色のヘビーウエイト樹脂グリップを黒く塗り直したものがついてきた。これをアルコールで洗浄して、濃い目のウォールナット風にしたつもり。
実はMGCのローマンでも、この黒塗りグリップがついたものを入手している。入手先はそれぞれ別なのだが、当時の明るい色のプリントを好まないユーザーの間で、ブラックアウトするのが流行ったのだろうか。

[ライトウエイト]
第二次大戦後M1911A1の市販型としてガバメントモデルを販売していたが、このバリエーションとして、1949年に短く軽いモデル、コマンダーが開発された。これがコンバットコマンダーの前身となっている。

コンバットコマンダーとM1911。どちらもMGCモデルガン。
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M1911(後方)とコンバットコマンダーのハンマー部。
コマンダーシリーズには穴開きのリングハンマーがつく。
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コマンダーは軽量化のため、フレームをアルミ合金製としたが、強度,耐久性の優れたモデルを、ということで鋼製フレームに戻したコンバットコマンダーが1971年に作られた。
強度については、アルミフレームでも、さすがにオーバーロード(火薬を詰めすぎた、もしくは火薬自体強力なものにした強装弾)でなければ問題は無かったのだと思う。
しかし、構造,大きさがまったく同じで素材だけを単純に変えてしまった為、磨耗,疲労等耐久性には限界があったようだ。
コルトはアルミ製フレームをリボルバーにも展開しており、コブラ,エイジェントなどがそれである。

左からコンバットコマンダーと新旧デティクティブをタナカ ガスガンで。
左が新型、右が旧型。今回のものは、共にABS製だが、これらがアルミフレームになったモデルがエイジェント,コブラである。
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アルミの導入は戦前から試されており、ワルサーはPP,PPKに、ベレッタはM1934で試作したものがある。

ワルサーPPK/SとベレッタM1934,コンバットコマンダー。
PPK/Sはマルゼンの、M1934はWAのガスブローバックガン。
ちなみにこれら3つともリングハンマーを持つ。
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戦後ワルサーはP38をアルミフレームにしているが、このとき閉鎖機構の負担を軽減(分散)する為、フレームに鋼製パーツを埋め込み、まずこれがロッキングブロックに当たり、アルミに直接ぶつからないよう設計変更している。
続いてS&Wがワルサーとコルト(ブローニング)の両方の要素を取り入れたM39を開発するが、これは最初からアルミフレームで設計されている。

S&W M39,ワルサーP38と。
P38はマルシン,M39はMGCのモデルガン。
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その後、ベレッタ,SIGとアルミフレームのモデルが出てくるのだが、ベレッタは特に鋼部品を埋め込んだりせず、SIGは逆にロック機構まわりだけでなくハンマーが当たるところまでブロックを埋め込んで対処している。
軽量化についてはしかし、その後合成樹脂(ポリマー)が使われ、現在ではこれが主流となっている。

ベレッタM92FS,SIG P220と。
M92FSはマルシンのモデルガン。
P220はタナカのガスブローバック。
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コンバットコマンダーとP220。
このP220はMGC製モデルガン。
モデルガンでもP220のハンマー下に、ブロックが入っている。
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[バリエーション]
コルトのM1911は、1927年にM1911A1に切り替わり、このとき各部変更がなされている。これは以前M1911A1で少し触れた。
市販バージョンは戦後ガバメントモデル,コマンダーが出て、70年代に入りMkⅣシリーズ70となった。
これにはガバメント,ナショナルマッチゴールドカップなどがあるが、このシリーズの特長であるフィンガーコレットブッシング(バネになっていてバレルを押さえるタイプ)はナショナルマッチとコンバットコマンダーには採用されず、更にコンバットコマンダーはMkⅣの刻印も無い。
ともかく、市販バージョンは戦後型になってからグルーブ(縦溝)入りトリガー,スライドストップ,マガジンキャッチと、突起がレバーの全長にわたって(前後方向)ついているセフティレバーがつけられた。
アーチ型のハンマースプリングハウジング(ゴールドカップのみストレート)と短いショートトリガー(これもゴールドカップはロングかつワイドトリガー)の仕様は軍用A1と同じだが、ハウジング後部はチェッカーでなくグルーブ入りとなっている。
ハンマーはコマンダー系にはリングハンマー、ガバメントとゴールドカップにはスパーハンマーだったが、これもワイドタイプではなく、そしてグルーブ(これは横溝)タイプである。
コンバットコマンダーは'71年に登場したが、'72年に同じショートバージョンが米軍に採用され、M15という制式名を得たという。
これとコンバットコマンダーが同じだという記述も見られるが、グリップに銘板を埋め込まれ、スパーハンマーで高い前後サイト、しかもフロントはランプタイプ(後方がなだらかな傾斜の)のサイトがついたものの写真がM15として米国googleで見つかる。
【情報によると、これは既存のM1911A1を改修したもので、刻印を削る為にフレーム,スライドが薄くなっているとか】
現在でもコマンダーサイズは各社バリエーションの中に加える、5インチの次に多いと思われるメジャーなサイズだ。

ちょっと目先を変えて多弾数マガジンを装備したSTIのホークと。
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コルトは更にバリエーション展開を進め、ファイアリングピン(撃針)セフティを追加したシリーズ80ではこれより短く、グリップ部も切り詰めたオフィサーズ、更にコンパクトなディフェンダーなどを開発している。

シリーズ80のオフィサーズと。
最近WA(ウエスタンアームズ)からガスブローバックガンが出ているが、これはMGCのモデルガン。
ボブ・チャウカスタムと同様の、ベルトに挟むクリップをつけてみた。
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コンパクトモデルでは、更に.380(9×17mm)弾専用の380ガバメントが開発され、小型オートにもM1911系を展開したが、これなど昔からスペインのラーマがあり、日本でもCMCがモデルガン化していた。
380ガバメントシリーズは小型にもかかわらずM1911系と同じショートリコイル式の閉鎖機構を持ち、そのため反動も少なく、またスライドも軽く引け、女性にも好評、更に短いムスタングなどのバリエーションを見せた。

コンバットコマンダーと380ガバメント。
380ガバメントはタナカのガスブローバックガン。
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[耐久性と軽さ]
アルミは比重が鋼の約1/3なので、鋼からアルミに変えれば軽量化できるように思うが、実はなかなか難しい。
引張り,圧縮方向の疲れ限度が大きく下がるので、これを踏まえて断面積を増すと、軽くならないのである。
アルミは合金の種類によっては高い引張り強さを示し、場合によっては鋼に匹敵するのだが、疲れ限度をみると鋼のそれに比べ大きく下がる。
アルミ合金の場合、引張り強さの1/3から1/5近くになるものまである。
引張り強さというのは材料を引っ張っていって、切れるところでかかっている応力度だ。
疲れ限度は1000万回(10の7乗)か1億回(10の8乗)の繰り返し荷重がかかっても、もつ応力度を測ったものである。
これは長期の荷重の目安としている耐力値より大抵のアルミ合金では低くなる(耐力は0.2%伸びる応力度)。
アルミフレームのM1911が2倍のオーバーロード(強装弾)で破壊するなら、短期の許容荷重も通常弾の発射でかかる荷重の2倍以下なので、アルミフレームは、通常弾で1000万回撃つ前に(単純計算なら600~800万回あたり)フレームが疲労破壊する恐れがあることになる。
もっともそれまでに普通、他の部分が壊れるのだが。
コマンダー登場からかなり後の米軍XM9トライアルでは、5000発故障なしで10万発の寿命があることが望ましい、とされた。
ちなみにこのトライアルで選ばれたベレッタM92Fは、アルミフレームではなく、鋼のスライドの方が先に切り欠き効果で破断したようである。

コマンダーでも、フレーム以外にはその使用範囲を広げようとしなかったし、逆にトリガーなどは現在でもM1911系でアルミが多用されている部分である。
要は適材適所と、限度を考えた使用が肝心で、単純に鋼をアルミに置き換えて軽量化したアルミフレームの銃ではバカスカ撃てる耐久性はないし、過激なオーバーロード(強装弾)など危険だと思っておいたほうがいいと思う。

[1/6]
さて、1/6だが、今回ドラゴンのM1911A1を改造した。予め銃口を掘り下げておき、スライドを切断、ブッシング,フロントサイトは0.3mmのプラ板で作った。リングハンマーは1mmのプラ板に穴を開け、これを削って成形、元のハンマーを切り落としてそこに接着した。このとき少しグリップセフティも削り、セフティレバーにもプラ板を貼った。
加工箇所が少ないので一から作るより簡単、特に特殊工具や工作機械も要らない。たぶん多くの人がこれには既に挑戦していると思うが。

1/1コンバットコマンダーと各社の?1/6 M1911A1 4丁,自作コンバットコマンダー。
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コルトM1911A1の1/6は、数もそろったので、更にバリエーションモデルを作ってみたい。
それでは、また。
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はじめまして。
コンバットコマンダーを探していてたどり着きました。WAを探しているのですがMGCのモデルガンもいですね!
詳しい解説、今後も楽しみにしてます。 
【2007/11/11 08:53】 URL | キリンド #-[ 編集]

キリンド様、コメントありがとうございます。
WAのもの、持っていないんです。
M1911系は、A1もマルイ製ひとつだけです。
変なものは出会ったときに押さえないとなくなりそうで、我慢できなくなったりする反面、定番はいつかまた手に入る、または安定して供給されているので次回に、となりがちです。
実はコルト以外でM1911系のものを、予定していたりしますので、これからもよろしく。

【2007/11/11 22:50】 URL | 赤い猫 #-[ 編集]















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