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今回は超ロングサイズの45オート、ハードボーラーを。
HB/01

[概要]
ハードボーラーは、オートマグを作ったAMTがコルトゴールドカップナショナルマッチを参考にして作ったモデル。
製造方法に特徴があり、ロストワックス工法で多くの部品を成形し、コストダウンを実現した。
コルトなどより安価だったが、変わらぬ?豪華装備で人気を獲得、その後バリエーションも充実していった。
M1911系(過去の記事)の基本構造を持ち、45ACP弾を使い、装弾数は7+1発、シングルアクショントリガー方式で、グリップセフティとサムセフティという2つの安全装置を持つ。
コルトと大きく違うのは、このモデルは7インチというロングバレル(長銃身),ロングスライドになっていること(後に?短いものも作られた)。
本家コルトにはこのようなモデルはないし、量産メーカーでこれだけのロングスライド仕様は見かけない。

まず1/1のガスブローバックガン、ウエスタンアームズ(WA)のハードボーラー。
表面は鈍い銀色で、ロストワックスの実物の表面の鋳肌?の粗さ感を見事に表現している。
HB/05


[超ロングバレル]
まず最大の特長、その長いバレル(銃身)、スライドから。
自動装填式のバレル長は、一体となっているチャンバー(薬室)も含んでの長さをいう。
通常のM1911系が5インチのところ、ハーボボーラーのバレル長は、何と7インチになっている。
スライドもこれに合わせて延長され、全長は267mm(トイガン ウエスタンアームズ公表値)ある。
最近ウエスタンアームズ(WA)から発売されたホーグのカスタムなども6インチ、メーカーカスタムというべきSTI,SV(ストレイヤー・ヴォイド)などでも、スライドは6インチくらいのようである。
これだけ長いと、使用目的も良く分からないが、ともかくインパクトは抜群である。

ハードボーラーとMEU。
どちらもWAのガスブローバックガン。ハードボーラーは7インチ、MEUは5インチバレル。
HB/03

ベレッタを伸ばしたソードカトラス(過去の記事)もそうだが、長めの拳銃は見栄えがする。また、大きいと強そう,立派に見えるという面もあると思う。
トイガンだと威力は同じだったりするのだが、その分(実銃の持つ)パワーに対する憧れは大きいのかもしれない。
実際は材料費が影響するほどの割合ではないと思うが、小さいものより高くても納得しがち(逆だと躊躇する)のような気がする。

ベレッタM92FSの延長版、ソードカトラスとハードボーラー。
ソードカトラスはKSCのガスブロ-バックガン。
HB/06


[こだわりの各部]
ハードボーラーはオートマグの失敗を取り返すべく開発した、ローコストなM1911を狙った普及モデルという位置付けだったと思う。
しかし、単なる廉価版では米国外の他のメーカーなどとの競合になる。
ロングサイズだけでは単なるキワモノになりかねない。
そこでハードボーラーは、バレル,スライドが長いだけでなく、主な素材を当時はまだ自動装填式では普及していない(回転式は既にS&W社などがやっていた)、ステンレス鋼とした。
更にナショナルマッチ並みの各装備や、ロングタイプのセフティレバーを装備するなど、当時の水準で言えばセミ・カスタムとでもいうべき豪華装備も奢られている。
ロングタイプのセフティレバーは、今でこそ一般的だが、当時はカスタムメーカーがやっていた内容で、量産メーカーでこれを装備したのはハードボーラーが最初だったのではないだろうか。

ナショナルマッチからのアイデアとしては、ストレートなメインスプリングハウジング、調整式リアサイトとスライド上部のリブ、ストローク(移動幅)調整のスクリューがついているワイドトリガーが装備されている。
もっとも、サイトはゴールドカップがイライアソン(サイトのリーフ、照門部分がついた板が最後方につき、フラットになる)タイプなのに対し、ハードボーラーのリアサイトは形状的にはスターム・ルガー(下に写真有り)のそれに近い。

トリガー(引き金)自体は中抜きのスケルトンタイプで、幅ももワイドでゴールドカップと同じだが、ゴールドカップがグルーブ(縦溝)入りなのに対しスムースになっている。
スライド上面のリブは、ハードボーラーでは緩いテーパー(後部が高い傾斜)がつけられている。
ここはゴールドカップは平行だった。
リブの上にはゴールドカップ同様グルーブが彫られてサイティング(照準)時の反射防止としている。

ハードボーラーとナショナルマッチカスタム。
これはナショナルマッチをベースに6インチバレル、ボーマーサイト、アーチドメインスプリングハウジングなどの(ほとんど写っていないが)カスタムパーツが付けられたMGCのモデルガン。
HB/09



[ロストワックス]
ロストワックスとはインベストメント・キャスティングともいわれ、鋳造(溶かした鋼を型に流し込み、冷やして固める)法の一種。融点の高い鉄やチタンなども加工できるのが特長で、この工法のおかげでハードボーラーではステンレスを使用してもローコストで製造出来たと思われる。
また従来の加工法では不可能だった形状も作れるなどのメリットを持っている。
ロストワックスはロウ(ワックス)型の成形と、金属部品の成形の、2段階の工程を経て完成する。
まず金型を作り、これにロウを流し込み、ロウの模型を作る。
これにテンプラ,フライよろしくシリカ(珪砂)をまぶして衣状の型を作る。
この型を熱し、ロウを溶かして抜き(ロスト,失われるの意)、空いた空間に今度は金属を流し込み、冷やして固める。
最後にシリカの型を壊して中身を取り出す。
二重の複製になるので、精度はその分落ちる。また、シリカ型の表面、それを壊して中身をとり出す際のサンドブラストなどにより、表面は梨地になる。

なぜ最初から型に金属を流し込まないのか。実際ダイキャスト(ダイカスト)工法ではそうしている。
理由は、使う金属が限られるからだ。ダイキャストでは、亜鉛,アルミなど融点の低い金属を使う。型が鉄なら、溶かした鉄を流し込むと型も溶ける。
それならセラミックで型を作れば、と思うだろうが、これも技術的に難しく、かつコストの問題があるようだ。
砥石などに使われるようにセラミックは硬度も高く、削りにくい。更に脆く割れやすく、金属の型のように高い圧力をかけて過熱,冷却を繰り返し、万単位の回数使える型にはならないのだと思う。

ダイキャスト以外の方法では、砂型法などで融点の高い金属でも鋳造を行っているが、成形性(突き固める)の限界からくる形状と精密さの限界、そして型の取り出しを考慮しなければいけない、などの制約がある。
そこでダイキャストと砂型、両者の欠点を補う形で、ロストワックスが考えられたのだと思う。ロウを使うのは融点が低いからだが、更に型の表面についたロウが離型剤として機能するのかも知れない。

ロストワックス製法を大々的に取り入れ、コストダウンしたのがスターム・ルガーだ。
同社は安価な価格設定と確かな品質で急激に成長した。これにAMTも目をつけたわけである。
しかし、スターム・ルガーの製品は、研磨による最終仕上げを行い、一見鋳造とは判別できない。
AMTもスライド側面を磨いていたりするものもあるが、大部分は梨地仕上げだ。
これは、シリカの型をサンドブラスト(ショット)で砕いて取り出したときのままではないかと思うが、艶消し仕上げの為、機械加工後ブラストをかけるところも増えているので、一石二鳥を狙ったのではないだろうか。
更に最後期のものがGun誌で紹介されていたが、これなど元の金型のパーティングライン(合わせ目)がスライドなどに残っていた。

ハードボーラーとスーパーレッドホーク。
スーパーレッドホークはスターム・ルガーの大型リボルバーで、これは44マグナム,7.5インチバレル仕様のもの。
タナカのガスガンで、表面はトワイライトクロームというメッキ仕上げ。グリップはパックマイヤー。
HB/07

ロストワックス以外に最近では粉末治金でMIM(メタル・インジェクション・モールディング)工法というものがある。
これは金属を粉末にし、型に入れ、結着剤によって固め、これを型から取り出した後、焼結(ある程度高い温度にして粉末同士の表面を溶かしてくっつける)して完成、というもの。
当初は型から抜いた後、熱処理で大きく収縮したが、最近では収縮率も少なくなったそうだ。これでキンバー社などはM1911型オートピストルのシア,ハンマーなどのパーツを作っているという。

[1/1]
下の写真後方はMGC(タイトー?新日本模型?)のガスブローバックガン。ウエスタンアームズとの提携により、マグナ方式を採用している。
素材はヘビーウエイト樹脂のようだ。全体は濃淡のある濃いめの灰色といった感じである。
アウターバレルはアルミ、チャンバー(薬室)も銀色で、バレル周りが唯一のアクセントになっている。
グリップスクリューはヘックスタイプのリセス(六角穴付き)のものに替えた。
M1911系トイガンのグリップスクリューは、JIS(ISO)のものとインチ形式のものがあり、メーカーによって違うようだ。インチサイズではヘックスリセスまで3/32インチなどのものがあって閉口する。
MGCではこのブラックモデルの他、ハーフシルバーやオールシルバー、更にパックマイヤーのゴムと木を組み合わせたアメリカンレジェンドグリップが付いたり、今回の1/6のようにレーザーサイトユニットをつけたものも作られた。
更に、このロングバレル,スライドのパーツを流用していくつかのカスタムを作っていたようである。

MGC(後方)とWA(前方)のハードボーラーの刻印。
MGCでは商標問題からAMIとされ、ロゴも少し変えている。
あと、MGCでは打刻を、WAではロストワックス時の鋳造成形?を再現しているのか、文字の太さ,深さが違う。
また手元に資料があるハードボーラーの後期モデルでは、これらとも異なり、化学処理らしき黒色のマーキングである。
HB/04

WAとMGCのそれは、同じ仕様のものをモデルアップしたと思われる。
下の写真、右後方は、WAのモデル。左前方が、MGCのもの。
両社は微妙にサイトの大きさ,セフティレバーの幅,スライドストップ平坦部に至るアール形状などが異なる。
WA製にもステンレス風の塗装と、カーボンブラック仕上げという、黒鉄色のヘビーウエイト磨き出しのものが限定で作られている。
MGCのものもWAのものも、部品がダイキャストなので、AMTの実物以上にエッジの効いた仕上がりにみえる。
ハーボボーラーはトイガンのハンドガンの中でもロングサイズで、重量バランスが気になるところだが、特にWAではフロントが非常に重い。リコイルスプリングガイドがウエイトとなっているのだろうか。
インナーバレルは出力が上がらないように配慮してか、WAではノーマルの5インチと同じ長さと思われる短いもの、MGCでも奥にインナーバレルが入り込んでいるが、WAのバレルより若干長く6インチ版程度の長さはある。
パワー的には大差ないようだが。
WAはナショナルマッチゴールドカップも最近作っている。
更に、ミリタリー用のナショナルマッチをベースに、名射手ボブ・チャウがカスタムしたボブ・チャウカスタムも出している。
MGCはガスガン以外にモデルガンが存在したようだが、これはメーカーが無くなったこともあるのか高値を呼んでいるようだ。
更にガス固定式ではマルイがハードボーラーを長い間作っている。
HB/11


[ターミネーター]
ハードボーラーは映画「ターミネーター」でレーザーサイト付きのこれをアーノルド・シュワルツネッガーが使用して人気が出た。それでトイガンでも少し遅れたがモデルアップされたように思う。
上のソードカトラスもアニメ,コミックがもとだし、以前映画「ロボコップ」で使われたベレッタ改造のオートナインもKSCが作っていた。
以前、日本のTV連続物で、映画化もされた「あぶない刑事」シリーズで館ひろしの使用するM1911カスタムをイメージしてタカ・カスタムとして長短それぞれをMGCが販売したものがあり、これはその後ウエスタンアームズからフルスケール版がワイルド・ホークだったかの名前で出ていた(許可を得ていないのでタカ・カスタムの名は使えなかった)。
他にも米国TVシリーズ物の「ナッシュ・ブリッジス」の主人公ナッシュ(ドン・ジョンソン)の使うM1911カスタムがデティクティブスペシャルとして売られたり、映画「セブン」で ブラッド・ピットの使うこれもM1911のカスタムが現在Jアーモリーからリリースされている。

ハードボーラーとデティクティブカスタム。
どちらもWAのガスブローバックガン。
HB/08


[1/6]
さて1/6は正にターミネーターモデルで、そのフィギュアに付属していたのでは無いかと思う。
色も全体がシルバーで、グリップは黒となっている。
そして、映画に使われたときに取り付けられていた、大型のレーザーサイトが付けられている。
可動部分はマガジンくらい(これが固く、無理に外していない)だと思う。
HB/12

[AMTの戦略]
ハードボーラーはその後、5インチサイズやコンパクト、口径違いのバリエーション違いなどの種類を増やし、この7インチ仕様自体もビーバーテイルを持ったグリップセフティが付くなど改良され、AMTの戦略は一応の成功を見たようである。
しかし、現在ハーボボーラーの生産は終わっている。
確かに安価なM1911の需要はあった。が、高精度なセミ・カスタムというべき製品が多く出てきて、かつ精度と価格をバランスさせたスプリングフィールド、キンバー社などの台頭によってその使命を終えたのではないだろうか。
そして、この長く重いオートは、携帯するにはあまり向いているとは言えない。
実物の用途としては競技用というよりレンジで週末に撃って楽しむスポーツ用、もしくは自宅などにおいて万一に備える、といった使い方になるのではないか。
これを元に競技用にカスタムしなくても市販の競技向けがあるし、タクティカル向けの装備でもない。
またハンティングに持っていくなら、動作の確実性が高く、もっとパワーのある弾を使えるリボルバー(回転式)がある。

オートマグとハードボーラー。
実銃はどちらもAMT、これらはMGCで、オートマグはモデルガン。
HB/02

そして、他にこれだけのロングスライドが見られないように、デメリットもある。
それはとりもなおさず、スライドの重量増加だ。
競技用のウィルソンなどがスライドを伸ばさずバレルにウエイトをつけたのは、スライドの延長が面倒な加工になるだけでなく、ここをコンペンセイター(制退器、上のデティクティブカスタムもこれを装備している)として使うこと、そしてスライドが重くなり過ぎることを避けたなどの要因だったようである。
スライドが重いと動きが遅くなり、発射の衝撃は緩和されそうだが、そのぶん重心移動が大きく、前後,上下動が大きくなる。
また、あまりにも弾頭重量に対しスライドが重い場合、スプリングも弱くしてバランスをとるなどすると装填不良が生じ易くなる。
特に競技用では38スーパーを使うので、弾頭重量が半分くらいになる。このためスライドの肉抜き加工を施したボランドカスタムなどもある。
やはりもともと5インチで弾とのバランスまで考えており、むやみに伸ばせばいい、というものでも無かったようである。
但し、その大きさからくる存在感、所有欲というところには逆に意義があるし、映画で使われたのもそのルックス故だと思う。
トイガンでも、この大きく重いスライドが派手に動くところに魅力を感じるのか、ハードボーラーは人気があり、WAでも現在再生産出来(増産)になっている。
この手の超がつく大型拳銃の魅力には弱く、ハードボーラーもMGCとWAの両方につい手を出してしまった。
更にWAのハードボーラーは最近手に入れたものだが、特に気に入っている。
次回は順当にいけば、SF架空銃の世界をお届けしたい(さて何でしょう、ヒントはだいぶ前、LINK先のMomoclo「決闘中?」とかゆうタイトルに)。
HB/10

ではまた。

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フィギュアのもっているハードボーラーのミニチュアください!
【2009/05/24 01:20】 URL | ゆきたん #-[ 編集]

ゆきたん様はじめまして。
このブログ運営上、コレクションは今後も使用する予定ですので、
残念ながらお譲りするわけにはいきません。
悪しからずご了承ください。

お探しのものは、1/6ターミネーターフィギュアが見つかれば
付属しているものと思われます。
新品を販売されている店舗はもうないかもしれませんが、
一度中古や、オークションを捜されてみてはいかがでしょうか。


【2009/05/24 14:14】 URL | 赤い猫RRⅢ #-[ 編集]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2009/06/28 01:01】 | #[ 編集]

鍵コメ様こんばんは。
上記コメントの通り、紹介しているものをお譲りできません。
これが付属していたフィギュアは、HOT TOYSの
Terminator 1 Battle Damaged T-800
というもののようです。
ターミネーター本体と探す以外に、イベントで1/6ガンを
単品販売している方もおられ、ゼブラ&TOYS’N’STUFF
という方は、過去にこれを販売されていたことがあるようです。

【2009/06/29 00:03】 URL | 赤い猫RRⅢ #-[ 編集]

これ、バイオハザード4のマグナム(キラー7)として登場してるヤツかな…?!
【2009/12/20 05:08】 URL | ウェスカー #wyffVNu2[ 編集]

ウェスカー様はじめまして。
ゲームをしないので、詳しくないのですが、
検索してみるとバイオハザード4のキラー7という武器はAMTハードボーラーとの記述も見られますね。
ただ、実物ハードボーラーにはマグナムと呼ばれる弾薬を使用するモデルは無く、
同じメーカーならオートマグでは?と思います。
【2009/12/25 01:03】 URL | 赤い猫RRⅢ #-[ 編集]

返信ありがとうございます。
自分も検索してみたのですが、AMTハードボーラーに若干のアレンジ(レーザーサイトのみならず)を加えたオリジナルっぽいですね

キラー7はオートマチック型でマグナム弾(しかもバイオハザードだし)なので、デザートイーグルだとばかり思っていましたw
【2010/01/01 01:11】 URL | ウェスカー #KQSogm4U[ 編集]

ウェスカー様あけましておめでとうございます。
>キラー7
形がキラー7というものに似ているか、は判りませんが、
ハードボーラー以外に、M1911型でマグナムクラスの銃では
L.A.Rグリズリーというものがあります。
これは.45WinMagや.50AEというカートリッジに対応しています。
宜しかったら、一度調べてみてください。
では。
【2010/01/01 16:00】 URL | 赤い猫RRⅢ #-[ 編集]















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