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今回は、イスラエルのマグナム・オート、デザート・イーグルを。
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[概要]
デザート・イーグルは、イスラエル IMI社製の大型拳銃で、現在は”最強の拳銃”とは言えなくなったが、それでも最強の自動装填式拳銃だという。
このパワフルなハンドガンは、多くの映画に出てきて、スクリーンでも派手な発射炎を上げている。
これはSⅡSのガスブローバックガン。
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口径は.357,.41(これは早々に消えた),.44,440Cor-bon,.50AEなどがあり、通常のライフリング(らせん状の溝)とは異なるポリゴナルバレル(銃身)を持ち、自動式ライフルによく使われる、マイクロ・ロッキングラグを発射ガス利用で回転させてボルトを解放させるガスオペレーション方式を採用している。
また、プロトタイプでは存在しなかった、バレルのリブ(縁)を形成するフルート(肉抜き溝)は、単純に刃物を角度を持たせて左右から削り込んでいっただけだが、独特のオリジナリティーに富むルックスを形づくる、優れた発想のデザインだと思う。
(追記;この加工については、S&Wのモデル2が同じであり、ルーツはこちらではないかと思われる。
但し、ここを光学照準器等の取り付け用に使うアイデアは、オリジナルではないかと思う。)
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[1/1]
今回のトイガンは、SⅡS(左)とマルイ(右)のガスブロ-バックガン。
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デザート・イーグルのバレル上のリブは、アクセサリーマウントとしても使えるよう、上面に2つ溝が切られている。マルイのデザート・イーグルに、同じくマルイのダットサイトを取り付けてみた。
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スライドを後退させて、ロッキグラグが再現されたボルト部を。
手前がマルイ、後ろがSⅡS。
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ハンマーを起こしたところも。左がSⅡS、右がマルイ。
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デザート・イーグルは人気機種で、他にアオシマ,KTW,マルイなどからエアーガンがでている。
またマルイは電動,ガスブローバック(+メッキモデル)もあり、更にゲーム バイオ・ハザードのコラボレーションによる限定仕様が複数あり、他にも限定では10インチモデルが出るなど、多くのバリエーションを生んでいる。
SⅡSでも、10インチモデル,ハーフシルバーモデルがある。
また、ハドソンからは、モデルガンが出ている。
そして、SⅡSを現在扱っている?ウエスタンアームズも、以前44マグナムのガスブローバックガンを作っていた。

「1/6]
1/6も3つ入手できた。
まず、上のSⅡS 初回生産分についてきたもので、これはなぜかグレネードも入った小さな化粧ケースに入った金属製のもの。
ちゃんと刻印まで再現されている。
次は21Centuryの装備セットで、銀と黒が1つづつ入っていた。
これはマガジンが着脱可能でハンマーが動く。
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[マグナム・オート前史]
強力な拳銃では、長く回転式拳銃(リボルバー)が使われてきた。
.357マグナムは戦前から存在し、戦後の1955(1957)年に登場した.44マグナムもまた、リボルバーだった。
この当時、世界最強の市販拳銃だった.44マグナムとS&W社のM29は、ビッグゲーム・ハンターや、ヒグマなどに襲われる危険の高い森林へ乗り込む者の護身用など、”常識外れな”パワーに必要を感じる一部の使用者に当初受け入れられるものの、爆発的ヒットとはなっていなかったようだ。
これを大きく変えたのが、映画「ダーティ・ハリー」だ。
この映画は、ゾディアック事件をもとに、西部劇のスター、クリント・イーストウッド主演で描いたハードボイルドで、主人公ハリー・キャラハン刑事が使用していたのが、M29 .44マグナム(過去の記事)である。

M29とデザート・イーグル。
M29はタナカのガスガンで、ミッドナイト・ブルーという鍍金仕上げのもの。
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この映画は次々に続編が作られる人気作品になったが、映画の冒頭から「世界最強の拳銃」というセリフと共にでてきたM29は、一気に注目を浴びることになる。
ここからM29はバック・オーダーを抱え、店頭に並ぶ無くプレミア付きで売買される人気モデルとなる。
.44マグナム弾使用のリボルバとしてはスターム・ルガー社もスーパーブラックホークを作っていたが、マグナム拳銃ブームは、新たなハイパワー拳銃を生みだすことになる。
それはマグナム・オートである。
まずAMTがオートマグを開発、鳴り物入りで登場したものの作動不良が頻発、ダーティ・ハリーシリーズに使われるも、あえなく生産中止となる。
このあと、ウィルディなどのマグナム・オートも登場するが、これも結局軌道には乗らず、マグナム・オートは幻の存在となってしまう。

オートマグ(右)とデザート・イーグル。
このオートマグはMGCのモデルガン。
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[デザート・イーグルの誕生]
このような状況の中、1979年にたった3人で始めたマグナム・リサーチ社が、開発を始めたのが「マグナム・イーグル」、これを受け継いだIMI社が1982年に357マグナムのプロトタイプをショット・ショーで公開、名前も「デザート・イーグル」が冠されるようになる。
当初は.357マグナムで、作動の信頼性もやや不安があったが、改良を重ねて1986年の.44マグナムモデル登場からは信頼性も確保され、1992年、50AE弾を使用するに至って、デザート・イーグルは「世界最強の拳銃」となった。
現在のデザート・イーグルは、ポリゴナル(溝を彫るというより、角を少し丸めた多角形の銃腔)バレルを装備し、ホーグのグリップを装備している。
これは50AEのMkⅦをベースにし、XIXシリーズ(なぜここまでいっきに型式が進んだのかは謎だ)と呼ばれ、全口径コンバーション(交換可能)モデルだという。
また、アンビ(左右両用)のセフティレバー端が変わった形をしているが、これは遠い位置にあるレバーの操作性を向上させるための改良で、実際使いやすい。
このセフティレバーといい、外に例を見ない大型のサイト(これは現在も使われている)といい、もともとのデザインは、正にスケールアウト、意識的に人間の手に余る大きさを狙ったような大きさである。

デザート・イーグルのリアサイトとセフティレバー。
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M1911系のスプリングフィールド FBIビューロー(Jアーモリー ガスブローバックガン 過去の記事)とサイトの大きさの比較。
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[ハンド・キャノン]
少し重複するが、映画「ダーティ・ハリー」は、ハンド・キャノンと呼ばれる最強の拳銃が、正義のヒーローの「パワー」の象徴として、広く人々に憧れを抱かせるもととなったのではないかと思う。
しかし、これらの超強力拳銃を手にしたオーナーの多くは、実際に撃つことは稀で、射撃場でも見かけることは少ないという。
これらを求めた人の少なからぬ数が、「最強の拳銃」や、映画に登場したグッズを所有することに喜びを感じていたのではないだろうか。
デザート・イーグルと50AEは、.44マグナムから最強の座を奪い取り、成功を収めることが出来た。
しかし、あくなきパワー競争が起こり、その後リボルバーも.454カスール,.480ルガーそしてS&W500マグナムが登場し、デザート・イーグルは最強の座を追われることとなった。

S&W M500とデザート・イーグル。
後方がM500 3インチモデル。これもタナカのガスガン。
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ただ、もともとの.44マグナムからして、市販(量産)で現在供給されていて、多弾数の装填が可能なものの中で、と多くの但し書きがつく「最強」であり、例外はカンプ・ピストルやレミントンXP100、460ウエザビーのワイルド・キャット(切り詰め)弾を使うホワイト・ホースなど、ともかくたくさんある。そして後にはデザート・イーグルを手がけたマグナム・リサーチも45-70弾を使うMAXINE BFRというのがあった。
更に手だけで保持する事に拘る必要があるのか、というところも微妙だ。
ライフル,ショットガンならもっと強力なものがあり、これらは日本でも所持が許可される。
超大型マグナム拳銃では重量も下手なライフル並みの3kg台というものまであり、S&W M500ハンターモデルでは、肩紐(スリング)取り付けを前提としている。
このような「ハンド・キャノン」に対して、特別な感情を抱いてしまうのは、映画や宣伝によって、強いものへの憧れをそこに向けさせた、「作られた欲求」だったのかも知れない。
それがフィクションか、別の、例えば実利のある需要かどうかは、これからのデザート・イーグルの人気が証明するのではないだろうか。
しかし、もしかすると、デザート・イーグルも将来500マグナムを凌ぐ、最強のハンドガンとして更にパワーアップするかも知れない。
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デザート・イーグル自体は、作動性も良く、反動もガスオペレーション機構のためか比較的楽で、中々よく出来たハンドガンだという。
パワー競争が生み出した傑作ではあるが、独創的な銃なので、これからも長く続いて欲しいものである。

それでは、ここらへんで。
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まとめ

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